【社長】/伏魔殿の主 ユースティア

【社長】/伏魔殿の主 ユースティア



《概要》

 現Ca社CEOの女性。外見はボーイッシュで如何にも「出来る社長」のように見えるが、能力面はともかく性格は割とポンコツなCa社のマスコット枠(ヴェルチアース君涙目)

 創設者との慣れ始めこそ襲撃者集団の一味に混じっていた際に彼女の潜在性に目を付けた創設者によって半ば強引にスカウトされる形でCa社に参入した(なお、同じく襲撃を行おうとした者達はもれなく潰れたトマトになった)。

 性格は極めて小心者かつ利己的。良くも悪くも自身の立場と命が最優先であり、その為ならば常人なら躊躇するだろう選択を躊躇なく選び取る豪胆さと思い切りのよさを持っている。しかしその決断力はある意味では後先考えないタイプとも言え、後で選択のツケを支払うために四苦八苦することもしばしば(ただし何やかんやで元は取っているので勝負運や悪運は強い)。

 彼女の武勇伝の中で一番有名なのは翼と同等の影響力を持つ組織である【親指】の頭領である”ゴッドファーザー”が清掃員もとい創設者にセクハラ行為をした際にその股を蹴り上げた事件。本人曰く「むしゃくしゃしてやりました。ちょっと後悔しています」との事だが、【緋色の研究】が半ギレになりながらも創設者と共に事態を収束させ、その過程で【親指】からの干渉を遮断したことや自身たちの武力を示すことができたため結果的にはプラスになってしまっている。実に謎である。

 肝心の能力についてはB社の「目」を多少誤魔化すことが出来るほどの交渉力と隠蔽力が特徴。普段はそんな様子は全くないが、追い詰められれば追い詰められる程爆発的に能力を増加させる。それはまるで人間死ぬ気になれば何でもできる、という言葉を体現するかの様。なお、そんな状況になった場合毎度の如く会社は傾いては立て直されるのを繰り返している模様。

 実は既婚者であり、情報管理部門総長のポアロと夫婦関係にある。が、婚姻に至った過程が極めて奇怪であり、仕事帰りに寄った居酒屋で酷く泥酔した際、偶々相席となった彼に介抱されたまでは良いが酔った勢いでまさかのベッドイン。そのまま純潔を散らすことになり、自分から襲ったのにも関わらず被害者(ポアロ)に「責任を取れ」と迫る様子はまさに残念ポンコツ社長。

 お互い見た目は好みからかなりズレているらしいが、夫婦仲は(何故か)極めて良好。性格的な相性がすこぶる良かったのか、お互い本人の前では見た目への愚痴ばかり言ってる反面、本人不在の際には当然のように惚気出すので大体の社員は辟易している様子。子供は子育てへの自身が無いからか中々踏み切れずにいるが、相方の方は割と作る気マンマンなご様子。懐妊するのもそう遠くないだろう。

 余談ではあるが、彼女の能力を知らない新人社員からは舐められがちであり、よくマスコット扱いされるのが日常光景だとか。


《保有E.G.O.》

 一発だけに限り、標的に対しあらゆる障害や距離を概念的・因果律的に無視し命中する弾丸を放つことが出来る青に輝く未来的なデザインのスナイパーライフルを発現する。

 文字通り必殺必中の魔弾であるが、最大の欠点として「一度使用した場合再度E.G.O.を発現しなければ再使用が不可能」という特大のデメリットを抱えている。その為ユースティア本人は「最後の最後に頼れる切り札」として主要メンバー以外に対してこのE.G.O.の存在を秘匿している。

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