眠姦ウタ
「ねっむゥ……ちょっと、はしゃぎすぎたかなあ……」
ふらふらとした足取りでシャワールームから出てベッドに倒れ込むウタ。
先程まで宴をしていて飲めや歌えやの大騒ぎ。ウタ自身はお酒を飲んでなかったとはいえ、歌と聞いては黙っていられないと張り切りすぎてしまったのはご愛敬。
心地よいまどろみの中、こうして今日生きていられる事の幸運と幸福を感謝して、ウタはぐっすりと寝入ってしまった。
自身に近づく黒い影に全く気付くことなく。
その正体はルフィであり、ベッドの上のウタに手を伸ばすと衣服の上から胸を揉む。
ウタが呻いて体を動かすものの起きる様子がないとわかると大胆にも衣服の中に手を滑り込ませ、シャワー後だからかしっとりと手のひらに吸い付いてくるしたウタの肌を堪能する。
柔らかだけれどもしっかり押し返してくる乳房の弾力はもちろん、爪先や指の腹で刺激し硬くなった先端の感触も楽しく心地よい。
当然、歌やダンスの練習で引き締まったお腹や背中に脚も触っていて気持ちよくありとあらゆるところに触れていく。
そうした時にふとウタの口から吐息が漏れ……ルフィは思わず唇を重ねてしまう。その衝動のまま舌をねじ込み、ウタの口内を味わい尽くす。ウタの舌が応じてきたときは起こしてしまったかと思い様子を見るが、一向に起きるがなかったので再び行為を再開する。
そしてやがてウタの下半身へを手を伸ばし……より強く愛撫をしていく。
刺激を与えるたびにウタの口からは艶めかしい吐息が漏れ、膣内もどんどん濡れてくる。時折ビクビクと痙攣してるのは快楽に体が反応しているのか、それとも軽く絶頂しているのか。
ここまで起きないのは逆に不安になってくるが、それでもルフィは止まらない、止まれない。そうして怒張した己を掴むと、一気にウタにねじ込んだ。
ウタは夢の中でコレは夢だ、と気付いた。
自分はなぜか裸でルフィ上着を羽織って自慰をしていたのだから。
航海する中でルフィと恋人関係となり幾度かしたことはあった。航海の都合上期間が開くことはあったが、そこまで欲求不満だった覚えはない。
なにより、場所がサニー号のようであってサニー号じゃない、明らかに現実ではあり得ない場所だったから。
ルフィの香りに包まれながら己の胸を揉み、硬くなっている乳首を摘まんでは吐息を漏らす。
自身の指をルフィに見立ててしゃぶる感覚も、とうとう我慢しきれず弄りだした下側から返ってくる快感は妙にリアルで、だからこそその気持ちよさに抗えない。
こんなの現実じゃ恥ずかしくてできないや。でも気持ちいい。誰かに見られたらどうしよう。どうせ夢の中だから誰も来ないよ。気持ちいい。気持っち、イイ……!
多少残っている理性が冷静な思考をするが、気持ちよさと夢の中ということですぐに霧散し、その勢いのまま果ててしまう。
どうせ夢だし……と開き直って続きをしようとして、ズンッという衝撃と共に唐突に夢が終わった。
「はへ……?これ……?なん……?」
目が覚めた直後は状況が理解しきれておらず、頭の中は疑問符でいっぱいだった。
次に意識に入ってきたのはバヂュッバヂュッと瑞々しい肉をかき分ける音と、自分の体を揺らす衝撃。
「あぐっ……ふあ゛っ?……あ゛っ、かっ……?」
いまだ胡乱な意識とは裏腹に身体だけは明確に快楽を感じており絶頂する。完全に意識外からの強烈な快感に思わず呼吸が乱れる。
「イ゛ヒッ? まっへ、まっれ! イっ、たァ……。イっへるゥ……」
絶頂したのにもかかわらず膣内を抉る感覚は止まらず動き続けてる。グチュグチュゴリゴリと隅から隅まで余すことなく蹂躙し、擦り込んでくる。
「う゛、ァ……あっ、ふゥ……んっく……」
先程の絶頂の余韻が晴れる前にまた絶頂に追いやられる。どういう状況か理解しようにも思考は千々に乱れままならない。混乱する心に恐怖が鎌首をもたげようとしたところで――体勢を変えられて抱きしめられ、力が入らず相手にもたれかかってしまう。その拍子に感じた香りはよく知っているもので、とても安心できるものだった。
「あっ、ふァ……るふぃ……?あはっ、るふぃ、らァ……!る、ふぃ……なんれ゛っ?」
なんでここにいるの? わたしのからだいまへんなんだあ。そう続けようとした言葉は再びの衝撃で遮られてしまう。
ウタを抱えたまま自身の背中側に倒れ、ウタの尻を掴み、下から突き上げていくルフィ。
「ふぐっ……ゥん……ふあ、あっあっあっ……あ゛っゥ……」
ほとんど休む間もなく再開されたピストンに、またもや快楽の波にのまれていくウタ。
粘液と粘液が擦れる音、下半身がぶつかり合う肉の音、すでにいっぱいいっぱいの膣内をもっともっとと奥深くまで侵入しようとする硬くて熱い棒。そのすべてがウタの意識を一色に塗りつぶし、なお染め上げようとしてくる。
「はひっ、ひっイ!? ふっうっ、あ゛っはゥっ……くっ、あ……」
もう何度イったかわからない。でも気持ちいいのがとまらない。なんでルフィとしてるんだっけ?きもちい。あしたこしだいじょうぶかな。きもちイイ。あーもうなんかどうでもいいやキモチイイ。
「あ゛、お゛っう゛……へァ……あー……ァ゛ー」
夢の中と同じ、いやそれ以上にドロドロに溶ける思考の中、一際強く奥へとねじ込まれた衝撃と、直後に迸り膣内を満たしていく熱い感触にウタは意識を刈り取られる。
心身ともにぐずぐずにとろけきったウタの口からはもはや何の意味もなさない音しかでてこなかった。