真希の一人遊び
ベッドの上で真希は自分でも気づかない内に自信の股と、胸に手をやっていた。
「ん・・・」
甘い声が漏れる。彼を想像しながら、彼に、以前正面から抱き着いたとき、あのがっしりとした体に自分の体が柔らかく形を変えたことを。胸が彼の胸板にぶつかって、形を変えたこと。彼の鼓動が、いつもよりも早かったこと。あのとき、自分を意識してくれていたことを考えながら。
「あっ!」
自分の指が胸の突起に触れた時、思わず声を上げてしまった。高専の寮に人はほとんどいない。自分の声が聞こえようはずもない。それでも、普段の自分からは想像もつかない上ずった、甘い声が上がり、真希は思わず赤面した。
「ん、ふぅ・・・んんっ!」
タオルを噛んで、声を殺しながら真希は頭の中で夏彦の事を思いながら指を滑らせた。
「ふぅ、んんん・・・んうっ!」
指が胸にとどまらず、股間へと伸びる。ショートパンツのボタンをはずして、ショーツの中へ指を入れる。
「んくぅっ!・・・ふぅ、むぅ・・・」
胸のそれとは違う強い刺激に反り返りながら、真希は夏彦を思い、指を動かし続ける。
「ん、ん・・・んぐっ、んんんーっ!」
夏彦が自分にこうしてくれたら、それをきっかけに真希は絶頂を迎えた。