真依ちゃんと一晩をその3
真依がそれから高みに上り詰めるまでそう時間はかからなかった。
「あっ、あっ・・・あああんっ!」
腰を深く下ろして最奥へあてるように。自分の気持ちいいところを通って、全部摺り上げるように。
「は・・・あ、・・・ああ」
腰を一番下まで下ろして、その瞬間に絶頂を迎える。愛する人と交わり、自分のペースで快感を味わい、絶頂する。その至福に真依は蕩けた表情で夏彦の上に倒れる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
満足、真依の頭は快感の余韻と夏彦の鼓動の音一色だ。このまま夏彦の上で眠れたらなんて都合のいいことを考えていた。
真依は失念していた。自分にとってちょうどいい刺激が果たして夏彦を満たせるだけの刺激かどうか。そして夏彦が絶頂していないということを。
「はぁ・・・んんっ!?」
不意の刺激に真依は夏彦に頬を寄せたまま呻いた。夏彦が真依のお尻に手を回して腰をぐっと押し込んだ刺激だった。
「んっ、ああっ!くぅ・・・ん、んんんっ!」
乱暴にわしづかみにされて下から突き上げられる感覚に真依は再び浴びせられるような快楽に悶えた。そして、イったばかりという悪条件も重なり再び真依は絶頂した。
「あ、ひっ・・・ぐ、なつひこっ、イッたばっかりだから・・・ああっ!」
激しい下からの突き上げに真依は嬌声を上げ、たまらず上半身を反り返らせた。
「そっちばっかり気持ちよくなるからっ・・・」
「だって、なつ・・・んあっ、ひこが・・・強すぎるからぁっ・・・くうぅん」
「おあずけされてたみたいで・・・もどかしかったんだからっ」
そのまま、何度も真依は絶頂し、夏彦はそんな真依を抑え込むように抱きしめる。
そしてそのまま・・・
「あああああっ!」
真依の最奥で白濁汁が迸り、真依の頭に再び白い火花が散った。