直義様に猫耳が生えた

直義様に猫耳が生えた


直義+庇番

※ダークエルフの謎薬で直義に猫耳としっぽが生えてしまった設定の小ネタ。会話ばっかり

 


孫二郎「あぁ~直義様、どうしてこんなことに!可愛い!でもこのままじゃ……あ~でも可愛い~~!」

渋川「落ち着け孫二郎(しかしこのお姿、姉上には絶対見せられんな……妻権限で『私が飼います!』とか言い出しかねん)」

吉良「この猫耳、完全に本物ですなw触れるとぴくぴく動くしほんのりぬくいww」

岩松「元の耳もそのまま付いてるぜぇ~。これどういう聞こえ方すんだろな。聞こえますか?直義様」

直義「…………(黙って頷く)」

上杉「直義様、誠に申し訳ありません。丸一日ほどで薬の効果は切れますので、それまでどうかご辛抱を……耳としっぽ以外にどこか具合の悪い所はありますか?」

直義「…………(黙って首を振る)」

石塔「直義様!我が主君御自ら新たな萌えの境地をお示し下さるとは、この石塔感激の至りです。して、喋り方はどのようになっているのでしょうか。鶴子ちゃんに猫耳属性を盛る時の参考にしたいので、何かお言葉をいただけますか?」

直義「…………。にゃ……にゃあ」

全員「!?」

直義「にゃっ、にゃあ!にゃあにゃあにゃあ!」

孫二郎「~~~~~~~~ッ♡!!」

吉良「いかんww斯波殿が限界突破して倒れたwwww」

渋川「言葉も『にゃあ』しか喋れなくなっているのか……!」

石塔「そのようだ。しかし『にゃあ』だけでは意思疎通が心もとないな。鶴子ちゃんは語尾に『にゃあ』を付ける程度にしておくべきか……」

岩松「とりま今日のところはのんびり日向ぼっこでもしてお過ごしいただくのが良さそうっすねぇ」

 

 

その後ダークエルフの勧めで筆談を試みたものの直義の書く文字は全て肉球スタンプに変換され、

孫二郎はどうにかして直義様の首に紐と鈴を付けられないかと画策して麒麟児の頭脳を無駄遣いし、

話を聞いた一色殿からは猫耳直義様のモチーフを今後の商品開発に取り入れましょうと提案があり、

全てに疲れた直義は寡黙な今川殿の隣で日向ぼっこをして過ごした。

吉良殿から美味しい飼い葉(馬用)と猫草(直義用)の差し入れがあった。

鶴子ちゃんは猫耳白拍子天女という新たな変身形態を獲得し更なる進化を遂げた。

 

 

翌朝目覚めると薬の効果は消えており、直義は胸を撫で下ろした。

しかし猫耳直義に心奪われた庇番衆の熱いプレゼンにより足利手ぬぐい猫耳バージョンが後日商品化に漕ぎつけ、その可愛らしい新商品がもたらす利益は鎌倉の財政をおおいに潤したのだった。


めでたし めでたし

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