目先の欲:作者の末路

目先の欲:作者の末路

これを作ったのは誰だ!!!


D.U.のとある家

ここに1人のクリエイターが暮らしていた

家から殆ど出ず、ゲームをプレイするかネット小説を書くかゲームを作って公開するかしかしていない少女…


「さてと…ネットに上げたてほやほやな私の案砂糖二次創作ゲーム最新作
【目先の欲】
の評価は如何なものか…」

彼女は闇のSSやノベルゲームを作るのが趣味の変人である





元々ダークな世界観の案砂糖に惹かれた彼女は、その二次創作を色々なカタチで世に出していった

今回作った【目先の欲】は彼女の最新作である

砂糖事変が発生した時、先生本人が身体を張って助けたと噂の生徒「ソラ」の事を知ってから、長い時間をかけ作り上げた渾身の一作だ



「みんな楽しんでるみたいで何より!wいやぁソラちゃんの姿初めて見た時から構想してたのが完成できて良かった〜」


キヴォトス中のプレイヤーが、悍ましい内容に悲鳴をあげる様子を眺めて満足げな顔を浮かべる







するとその時…


(ピンポーン)

「んぇ?はーい誰ですかー?」

ヴァルモブ「警察だ!」

「警察!?まさかヴァルキューレ!?」

「ヴァルれ!止まキューレ警察学校だ!お前を【ソラちゃん保護法違反】の容疑で逮捕する!」

「な、なんでぇーっ!?」

「貴様!籠城しようとしてるな!?おいブリーチングだ!」

「や、やば…!一旦逃げないと…!」

「無駄だ!お前の家は署員が完全に包囲している!」

「いやそこまでする!?」

(ドカーンッ!)

「大人しく両手を上げろ!」

「ひ、ひええええええ〜!?」



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なんか捕まった


「いや私ただゲーム作っただけじゃん!なんで逮捕されなきゃなんないの!?」

“やあ、初めまして”

「っ…誰!?」

“私はシャーレの先生だよ”

「せ、先生?」

“今から貴女が犯した大罪について判決文を読むね”

「た、大罪ってそんな…!」


“こほん

貴女をソラちゃんいぢめ罪で訴えます!理由はもちろん、お分かりですね?

貴女がソラちゃんをこんな惨いやり方でいぢめ、心と身体を破壊したからです!

慰謝料の準備もしておいて下さい!貴女は犯罪者です!矯正局にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね!”


「そ、ソラちゃんいぢめ罪…?」

“本当はソラちゃん保護法違反なんだけど語呂がいいから変えてみた”

「ソラちゃんって…ま、まさか!?」

“その通り、君は私が毎日お世話になってるエンジェル24の店員ソラちゃんが酷い目に遭う作品を作った。そのせいで本人は今も寝込むほどメンタルやられちゃってる”

「いやそれはその…つい出来心で…」

“とにかく!あの可愛い可愛いソラちゃんの翼をぶった切るような内容を見た子達は泣き叫んでいる!本人も寝込むほどの精神的苦痛を負った!なので矯正局送りにします!”

「ち、違うんです先生!私は…!」

“矯正局でソラちゃんに詫び続けろオルステッドーッ!!!”

「名前ちがーう!わーん!もうやんないから許してー!!!」







結局反省するまで2ヶ月ほどぶち込まれた

出所した後、エンジェル24に行って直接ソラちゃんに謝罪した

彼女は許してくれた

私は泣きながら感謝した






え?今は何をしてるかって?

クリエイターはやってるけど、更新頻度は前ほどじゃないかな

なんせ今はエンジェル24の系列店であるコンビニで働いてるからね!

ソラちゃんのいる店からは遠いけど…

でも彼女が働く系列の店で働けるという幸せを噛み締めてるんだ!



…まあほぼワンオペだから、忙しすぎるとは思ってるけど


(ワイワイガヤガヤ)

しかも他の店舗より客多いし!


「なんでうちの店だけこんな人来るんだよーーーっ!?」


客A「お会計お願いします!」

客B「カードで!」

客C「現金で!」

客D「肉まん下さい!」

客E「レジ袋下さい!」

客F「すみません乾電池どこですか?」

客?「ん、今すぐこのバッグに売上全部詰めるべき」


「ソラちゃーーーん!助けてー!」

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ソラ「暇だなぁ…」

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この始末☆

はてさてこの先どうなりますことやら☆


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