監禁生活

監禁生活

軟禁……?


一日目

「なになに?ん?ここ入るの?」

「牢屋.....ハッ! 抱けえっ!!抱けっ!!抱けーっ!!抱けーっ!!」牢をガタガタ

「んまってここお風呂なくない?」

「あ、洗面器はある......成程ね!」


二日目

「料理は出る。味も普通に美味い......え私何されてるんでしょう」

「そうかそうか、君はそういう奴なんだな」

「トイレはあるけど風呂はいくら探しても無いですね〜」

「まぁシャワーが見つかっただけ良かった」


三日目

「ってかこれ出れないんですよね普通に」

「っ俺のせいで母ちゃんは死んだって言うのかよ!!」

「は〜、眠い。ベットが流石に簡素過ぎる」

「まって、シャンプーもリンスーも無いってことはこれ髪すごい傷まない?今は痛んで無いけど......」


少し飛ばして五日目

「ん〜、意識がはっきりしな。てかこれ結局なんなんだ?」

「ゴン、お前だったのか......」

「んん......昔を思い出しますね〜.....布団以外は昔より良いのでは?!」

「ん〜、髪が少しゴワゴワしてるな......昨日お風呂入ってないんだっけ......」


六日目

「そういえば料理は出るけど、誰が持って来て......?今はアレが持ってくるけど前は誰かが......」

「ねむ、いや......風呂、シャワー入らないとな......」

「シャンプーだけでも良いから欲しいわ......髪がゴワゴワなる......ボディソープはあるし贅沢言っちゃダメか。」

「んん、今何時だろ......おやすみなさい......あー、ベットほんとに簡素!痛い!」


七日目

「今何日くらい経ったんだろ......六、七とかかな......?一応小さいけど窓はあるんだよね」

「もう暇潰しもやり尽くしたな......こーんって狐とか出せたら良いんだけどな〜......」

「狐で思い出した。しばらくあそこ行ってないな......」

「結局何されてるんでしょ。研究......?」


八日目

「はー、人来ませんかね王子様みたいに助けにきたよーって......無いか。私そこまで人に覚えられて無いでしょうし......」

「ん〜、今日は唐揚げかな。最近嗅覚が鋭くなった気がするな......」

「今思ったけど私タダ飯ぐらいの役立たない奴ジャン!!はっ、『役立たずなのを理解させてやんよ』ってコト?!」


結構飛ばして

十一日目

「......餓死、溺死、どれが一番......?溺死は死ぬ寸前には体ぶよぶよとか聞くし、洗面所しか無いから現実的ゃない。餓死は多分私堪え性無いから無理ですし......殴打?壁......ちゃんと痛い!」

「あー......無理だこれ。あの子はよく叩き続けられたな......子供の頃は私もやってたか。」


一カ月後

「......あ、ご飯。いただきます。」

「......昼ごはん、いただきます。」

「夜ご飯カレーか。いただきます。」



三カ月後

「朝昼晩食べて、風呂入って寝て。なんか動きがシステムかされてきたな。前は美味しいって思えたのも美味しくないや。お風呂で鼻歌も歌わなくなって......暇、だなぁ〜......はは」








一年後


「お   。    じゃ  っ  」


所々塗りつぶされている日記の1ページが見つかった。


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