盗賊の男
「な!これはどういうことだ!」
ダンジョン内を歩いていると、下から持ち上げられる網に絡まってしまい身動きが取れない。
今までのトラップのようでなく、完全な人為的なものであると、その後悟る。
「おー面のいい嬢ちゃんがか釣れたじゃねぇか」
物陰から現れた男。いかにも柄が悪く、思わず嫌悪感が漏れる。
「余をここから出せ!この後どうなっても知らぬぞ!」
「ひゃー怖い怖い、満足したら帰してやるから口閉じてろ」
そう言うと男は、器用に網に吊るされたネロの服を剥ぐ。
「デケェとは思ったが、脱いだら想像以上だな」
「離せ!!」
自由に動けない間、必死に抵抗するが一方的に胸は揉まれ、秘所は弄られる。
なんて無い人間に手も足も出ないことが悔しい。
「いい感じに濡れてきたな、じゃあ最後の仕上げだ、ぞ!」
「ンンっ♡ば、馬鹿者!早く抜ぅ゛ぅ♡」
まるで性処理道具のように一方的に責められるネロ。相手も、手馴れているのか気持ちいいところを突く。
段々と、声は甘いものになっていく。
「なんだ♩嬢ちゃんも楽しそうじゃん」
「ど、どこがだっお゛お゛っ♡♡そこ、ふがっ♡」
口答えをすれば、上手のテクニックで強制的に黙らされる。苦しいものであり、快楽的なものだった。
「オレもう無理そだわ、射精するから全部受け取れよ!」
「な、ながは…っ♡」
ビュルルルルルルゥゥゥッッッッ♡♡♡♡
「おぉっ♡いっっギュぅ゛〜〜〜〜〜〜♡♡♡♡」
しっかりと腰と腰が固定された腟内射精。ぐりぐりと流れていく精液に、囚われていることすら忘れてしまいそうだ。
「1番出たかもしれねぇな。ほら、約束は約束だ」
そう言うと男は、快感で上の空のネロを網から落とす。
「じゃ、達者でな!」
曖昧な意識の中、逃げていく男を目で追うことしか叶わなかった。