迷宮城の奴隷姫

迷宮城の奴隷姫

ベリーメロン


 甲高い肉を打つ音が響く。

 ラビュリンスの真っ白な柔肌に浮かんだは小さな手のひらの形だ。

 それが音と共に安産型の尻に増えていき、その度にラビュリンスは蜜壺から愛液を垂れ流した。


「ハァッ……ハァッ……あひぃんっっ♡」


 スパンキングだけでなく今度はその乳牛のように膨らんだ乳房の先端をつねりあげられた。

 それだけでラビュリンスは淫らに喘ぎ、恍惚とした笑みを浮かべている。


「アリア達にぜーんぶ捧げちゃうなんて姫様のヘンターイ♡」

「アリア達に痛くされて楽しくなってるなんて、ドマゾなヘンタイですね♡」


 クスクスと笑ってくる双子の召使い。アリアーヌが乳房を、アリアンナが尻をそれぞれ苛めている。

 目下のものから冷笑されるという事実はラビュリンスのプライドを傷付けるどころか、さらに発情させるばかりだった。


「ひぐぅっ♡」


 アリアンナに敏感な尻尾を強く握りながら引っ張られて、ラビュリンスは潰れたカエルのような悲鳴を上げた。


「痛みより感じちゃうなんて、ヘンタイですね♡」


 アリアーヌに比べれば少しだけ表情に乏しいアリアンナ。そんな彼女は恍惚とした表情でラビュリンスを弄んでいる。

 しかし彼女だけに意識を向けすぎれば


「ひゃぐぅっっ♡」

「こっちも意識をしてくださいね、姫様?こことかもう摘まんで欲しくてヒクヒクしてる……♡」


 今度はアリアーヌの指がラビュリンスのクリトリスを強めに摘みあげた。

 むろん乳首も好き放題に苛められて、ラビュリンスは普段の高貴さも放り捨てて淫らに悶えてしまう。

 白銀姫と呼ばれるほど美しいはずの彼女だが、今ではいやしいメスそのものだった。


「ハァ、ハァ……お願い、ですわぁ……もっと気持ち良くして、ほしいですの……アレを……どうかアレを……♡」

「わー、姫様ったら淫紋をそんなに刻まれたいんですか?」

「前に刻んだのはもう消えかけてるしね♡」


 ラビュリンスの下腹部に浮かぶピンク色の紋様。子宮のようなシルエットのそれは付けられた当初よりかなり薄くなっているようだった。

 もっと気持ち良くなりたい。もっとだらしなく乱れたい。

 そんな欲求のままに彼女は懇願している。


「じゃあ付けてあげますね」

「今度は前より強いですよ」


 左右から囁かれながらラビュリンスの下腹部に双子の手が伸びていく。

 じんわり熱を放つソコを撫でられるだけでラビュリンスは悶えそうになるが、双子は気にせずに二人でそれぞれの記号と魔力を流し込んでいく。

 前に刻んだ淫紋は消え、新たにより強いものが刻まれていくがラビュリンスはそれを心から待ち望んでしまっていた。


「んんっ♡」


 細い指が下腹部を這う度に、その軌跡に熱が籠っていく。子宮に熱が溜まるような感覚がラビュリンスに伝わり始め、蜜壺から甘酸っぱい愛液が滴り落ちるほど。

 ゾクゾクと背筋を快感が駆け回り、完成するまでの間だけで数度達するほどだった。


「ハイ、おしまい!」

「これでもう姫様はアリア達の性奴隷」


 恍惚とした表情で微笑むアリアーヌとアリアンナ。小悪魔のような可愛らしい笑みではなく淫魔のような淫らな笑顔だ。


「んあっ♡」


 淫紋は驚くほどアッサリ刻み終えたが、変化は顕著だった。

 耳元で息を吹き掛けられるだけでラビュリンスは言葉にならない喘ぎ声を溢し、先程以上に身体が敏感になっている。

 二人にいきなり巨乳を揉みしだかれれば、ラビュリンスは一瞬にして達してしまった。


「んああああっっっっっ♡」


 愛液を噴水のように飛び散らせながら仰け反って絶頂を迎える。

 アリアーヌとアリアンナに支えられていなければそのまま倒れていただろう。


「もう何をされてもイッちゃうね♡」

「これからもアリア達を楽しませてください♡」


 もはやラビュリンスは迷宮城の白銀姫ではなかった。

 城の権利も姫としての尊厳も全てを自ら手放して、召使いに玩具にされ続ける性奴隷になることを選んでしまったのだ。

 しかし本人はそれを不幸だと感じることはないだろう。

 もはや快楽に飲まれきった彼女にとって、これこそが最高の幸福なのだから。


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