白い苗木

白い苗木


 神話時代に生み出され、数多の都市を滅ぼした兵器。まるでウイルスのように生物に感染し、宿主の精神を乗っ取り破壊活動を行う。同じ神話時代の存在を優先して襲う性質がある。

 感染者の精神を蝕むだけでなく、感染者が触れた物体を超低温の「白い結晶」に置き換えてしまう。アストレアに〈天煌操作〉を与えた天空神もまた、これに感染していたようだ。


 ……この兵器の最大の特徴は、感染者に合わせて進化する性質にある。感染者が剣士であれば刀剣の扱いに、多彩な魔法を操る魔術師であれば魔法の強化に特化していく。では、天空神の力を持つ呪術師であれば……?

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