発作
正当な読者「ルフィッー!」
「おぉっ、どうしたウタ。」
今日のウタは何かおかしいなと思っていたらご丁寧に解説してくれた。
「今日はなんか甘えたいのー発作てやつー」
「そうかーじゃーいい子にしてろよー」
「うん!」
おれは分かっている。ウタは頭を撫でられるのが好きだ。少し強めに。わしゃわしゃ!って感じのが好きだ。
わしゃわしゃわしゃわしゃ!
「っ~~~!」
ウタが形容し難い声を出す。これは嬉しい時の声だ。こういう時のウタは、髪がボサボサになることを気にしない。だからわしゃわしゃを強める。
わしゃわしゃわしゃわしゃわしゃわしゃ!
ニッコリ「えへへ~ルフィにもやってあげようか~?」
「ん?今は甘えたいんじゃなかったのか~?」
「でもルフィも嫌いじゃないでしょ~?」
「あぁ!好きだぞ!」
「じゃぁやってあげる~!」
「しししし!」
~何気ない船の上の平和な日常である~