生まれてはじめて書いたトレコラSS
【閲覧注意】
※トレーボル×コラソン
※R-18
※でもエロ描写は大したことないよ
【閲覧注意】
粘着質のそれはコラソンの身体にまとわりつき、自由を奪う。腕力にはそれなりに自信がある方だったが、悪魔の実の能力によって生み出されたねばつく拘束具に対してはあまりにも無力であった。
仰向けの体勢で上半身を固定されたコラソンは、この"ベタベタの実"の能力者であるトレーボルを見上げた。
「べへへへへ……んねっんね〜〜。今どんな気分〜〜〜〜?」
「…………」
トレーボルがコラソンをあまりよく思っていないことは薄々勘づいてはいた。
コラソン……ロシナンテが兄とはぐれ、センゴクに拾われてから実に十四年。その間トレーボルはドフラミンゴを王と祀り上げ、仕えてきた。今ではファミリーの最高幹部の地位を与えられている。
その最高幹部の地位を、ドフラミンゴの弟だからという理由だけで与えられれば不満も生まれるというものだ。無論ドフラミンゴを絶対的な王としている彼らには、王の決定に異議を申し立てるなどできるはずもない。
故にこうして直接"嫌がらせ"に来たのだと、コラソンは解釈していた。
ファミリーの血の掟。ドフラミンゴは実弟コラソンを溺愛しており、コラソンを傷つけることは決して許さないと宣言していた。これがドフラミンゴに知られでもすればどうなるか、分からない男でもないだろうに。
とはいえ、コラソンはスパイの身。あまり面倒事を引き起こしたくないのも事実。多少殴られるくらいなら許容してやろうという気持ちはあった。
幸い(か、どうかは諸説あるが)、コラソンは相当なドジっ子であり、それはファミリーでは周知の事実。多少の怪我は転んでぶつけたとでも伝えれば誤魔化しが利くだろう。
「べへへへ! おめェ、今から自分が何されるか分かってんのか〜〜?」
「…………」
「分かるわけねェか! 間抜けなコラソンに! べへへへへへ!」
鼻水を垂らし、下卑た笑いを浮かべる姿に思わず眉を顰める。
殴るならさっさとすればいい。海軍での鍛錬で身体は鍛えているし、痛みには慣れている。小さく息を吐き、来るであろう衝撃を待つ。
だが、トレーボルがコラソンに殴りかかることはなかった。コラソンのズボンに手をかけると、そのままぐいぐいと引き下ろしていく。
「──!?」
(なんだ、一体何を……!?)
「べへへへ……見えるとこに怪我でもさせたら、ドフィが怪しむからよ! おめェにはこっちで分からせてやることにした!」
まさか。
嫌な考えが過ぎり、背筋が冷たくなる。咄嗟に脚をバタつかせ抵抗を試みるも、下着ごと半ばまで降ろされたズボンが拘束具のようになって動きを阻害した。
「おいおい暴れんじゃねェよ! べへへへへ……もしかしてやっと分かったのか? んね〜〜んね〜〜、何されるか分かったのか〜〜〜〜?」
そうこうしている間にズボンを抜き取られ、何も身に纏っていない下肢が露になる。頬がカッと熱を持つのを感じた。
「いっちょ前に恥ずかしがってんのか〜〜? 気にすんなよ、男同士だろ! べへへへへ!」
「……ッ!」
羞恥を指摘され、コラソンは思わず顔を背けた。
トレーボルはコラソンの脚を大きく開かせると、ベタベタの能力を用いて固定させる。くたりと項垂れる陰茎も、尻の穴すらもトレーボルの目に晒されていた。
(ふ、ふざけんな! こんなの……!)
上半身を固定され、足も固定されてしまえば、コラソンにできる抵抗は目を背けることくらいだった。
無論、そうしたところで何の意味もないのだが。
トレーボルは瓶を取り出すと、大きく開かれたコラソンの下肢にそれを傾ける。甘ったるい匂いがツンと鼻を突き、とろみのある液体がかけられる。陰茎を伝い、足の付根や蟻の門渡りを通っていく。どうやら中身は香油のようだった。
瓶を投げ捨て、香油にまみれた尻たぶを割り開いて指が肛門を撫でる。
(お、おい……! 本当にやめ──)
つぷ……と肛門にトレーボルの指が潜り込んだ。
声を上げそうになったのを既のところで耐えた。下腹部の異物感に顔を顰める。
コラソンの様子など気にも留めず、無遠慮に突き進むトレーボルの指は腸壁を掻き分けた。ギチギチとキツいそこへ強引に指を増やされ、押し拡げられていく。
(ぐ……! く、そォ……!)
強引に指を動かされ、異物感と苦痛に顔を歪めるばかりのコラソン。
やがてもう十分だと思ったのか、或いは慣らす行為に飽きたのか。トレーボルの指が引き抜かれる。
小さく息を吐いたのもつかの間。カチャカチャとベルトを外す音が聞こえてくれば、これから起こることは嫌でも理解してしまう。
トレーボルは自らの竿を数回扱いて勃たせると、申し訳程度に掻き回されたコラソンの肛門に宛てがった。
「べへへへ……ほら、入っちまうぞ〜〜」
(ぁ、ああっ……! こ、こいつ、本当に……!)
ぐりぐりと硬いものが押し付けられる感覚。トレーボルは本気で自身を犯すつもりなのだと、コラソンは青褪めた。
「ほれ、さ〜〜〜〜ん……」
(や、やめろ! やめっ)
「に〜〜〜〜!」
瞬間、下腹部を襲う衝撃にコラソンは目を見張った。
息が詰まり、次いで襲い来る激痛。
まるで灼熱の棒で下腹部を焼かれているかのようだった。
「────ッ!!?」
「べへへへへ! 驚いた? んねっんね〜〜、驚いたか〜〜〜〜?」
不意打ちめいた挿入にコラソンの目尻から涙が溢れた。
その様をトレーボルはどこか満足気に見下ろすと、好き勝手に腰を振った。一突きされる度に臓腑を揺さぶられ、腹を掻き回され、吐き気すら催す。
荒い息を吐き、生理的な涙を溢れさせるコラソンには最早抵抗する気力はない。
ただ、この地獄のような行為が早く終わるようひたすら祈るのみであった。