甘石幼稚園　ほわいとでーへん

「2人共、ちゃんと作ってきたか？」

「はい！ちゃんと作ってきました」

「僕もです！」

俺と園長、ツバサは今日がホワイトデーという事でクッキーを作ってきていた。

「ちゃんと領収書も持ってきたか？」

「はい、毎年思いますけどこれ経費で落ちるんですね」

「一応行事扱いみたいな所があるからな……まぁこの程度になるな」

俺とツバサの領収書をみて頷く園長

「そういえばセクレトルー先生と聖先生から３人にってチョコレートくれたじゃないですか」

「ああちゃんと買ってきてあるぞ」

袋からのチョコを取り出す

「園長それって…」

「GODIVAのチョコレート…」

「何驚愕している…３人で割り勘だぞ」

そりゃそうだよなと思う俺とツバサだった

「ちなみにツバサ…個人的に聖先生からもらえたか？」

俺はこっそりツバサに聞いてみる

「……貰ってませんよ」

「悪かった…」

聞かない方がよかった…

体育館

園長先生組

「えんちょうせんせーってけっこうきようだよね」　えりか年中

「…（わたしもこれくらいうまくなりたい）」ちゆ年中

「どうぶつのかたでつくったくっきーたべるのもったいないよぉ」らん年少

「でもなんでうしさんがおおいんだろ？」まなつ年少

「あっよくみたらほしがたがはいってる！」ひかる年中

「わたしにはおはながはいってる」えれな年長

「それぞれすきそうなかたがはいってるんですね…さすがですね」まどか年長

品田先生組

「たくみー！ハートかたってこれはほんめいってことー！？」ゆい年中

「オヨ！？なにをいってるルン！わたしだってハートかたはいってるルン！」ララ年中

「わたしはあかいハートもはいってるわよ！」ローラ年少

「みんなハートかたははいってるにゃん…」ゆに年長

「しんぷるいずざべすとなかたちがそろってるかんけいでハートもはいってるだけ」みのり年長

「たくみせんせいってほんとうに…」いつき年中

「おいしいですね…さすがたくみせんせいです…ここね？」あすみ年少

「……こんなにおいしいクッキー…たべたのはじめて」ここね年少

夕凪先生組

「ツバサからもらっちゃったー！やったー！」エル年長

「エルちゃん…ツバサせんせいくみはみんなもらっているぞ…」あまね年長

「ツバサせんせのクッキーとりかたとくものかたちだけでまるでおそらをいめーじしてるみたい…」さんご年少

「え？…ほんとだ…なんだかツバサせんせいっぽいね」ひなた年中

「ましろさん！ツバサせんせいのクッキーすごくおいしいです！」ソラ年中

「うん！…（わたしのよりもおいしい…ううんわたしのほうがおいしい…はず）」ましろ年中

「ところでツバサせんせいはあげはせんせいからチョコもらえたんでしょうか…」つぼみ年中

「あはは…まぁツバサせんせいのペースでいいんじゃない？あんなことかいたてまえだけど」あすか年長

「…あげはせんせいじたいがにぶちんだからこのペースだとどうなるか」ゆり年長

職員室

「３人共私達より器用ですね」もぐもぐ

「そこに関しては同じ意見です…それより聖先生いくつたべましたか？」もぐもぐ

「あっ…」

のど拓家

ガチャ

「ただいまー！…拓海さん？まだ帰ってきてないのかな？」

洗面所で手洗いうがいをしてリビングの扉を開くと

「おかえりのどか、そしてハッピーホワイトデー…」

「拓海さん…ふわぁ…これってマドレーヌ？」

「ああ早速だけど食べてみてくれないか」

「うん！じゃあいただきます」

私はマドレーヌをとって一口食べる…これって…

「キャラメル味？」

「まぁ…そういう事だ…残りは晩御飯の後にしよ！」

「う、うん…」

お風呂を上がった後拓海さんが入ってる時

そういえばどんな意味なんだろ

私はスマホで検索してみる

私はその意味を知って驚く

「ふー…上がったぞ…のどか？」

「……拓海さん…もうベット行こ？」

「あ、ああ」

マドレーヌ　

あなたとより特別な関係を築きたい

キャラメル

一緒にいると安心