甘石(かんせき)幼稚園 ばれんたいんへん

甘石(かんせき)幼稚園 ばれんたいんへん

ホテル案内人

今日は2月14日…つまり今日は

「…僕たちは今日此処で待機ですか…」

「いいから今のうちに事務仕事を済ませろ」

「2人とも口ではなく手を動かさないか…さて女組はどうしてるのか…」


体育館

「今日は何の日かみんな知ってるかなー!」

\バレンタイン!!/

「今日は全員でバレンタインのチョコを作ります、あらかじめくじ引きで誰の先生の分を作るか決まっていますね?」

\はーい!!/

「じゃあみんなー!園長先生組!品田先生組!夕凪先生組で別れてチョコ作り始めよー!!」

\おー!!/


園長先生組

「よーし!がんばるぞー!」らん年少

「らんちゃんがんばろう!」まなつ年少

「ねんしょうぐみにまけてらんないよ!わたしたちもやってやるっしゅ!」えりか年中

「おー!」ひかる年中

「おー…(拓海先生が良かった…)」ちゆ年中

「まぁ…うんだから…」えれな年長

「わたしはえんちょうせんせいでもだいじょうぶですよ」まどか年長

品田先生組

「う、うぅ…らんちゃんといっしょがよかった…」ここね年少

「ここねわたしのうしろにかくれてどうしたんですか?」あすみ年少

「さっしてあげなさいよあすみ…わたしもまなつとがよかったわ…まぁでも…」

ローラ年少

「オヨヨ…ひかる達とがよかったルン……でも…ルン…」ララ年中

「たっくみちょっこー!たっくみちょっこー!」ゆい年中

「あはは…ごきげんだねゆいちゃん…ぼくがあたってよかったのかな…」いつき年中

「わたしこそえらばれてよかったにゃん?」ゆに年長

「わたしはえらばれてよかったとおもっている」みのり年長

夕凪先生組

「ねんしょうくみがわたしだけだよ…くじうんわるすぎる」さんご年少

「ありゃりゃ…ちゆちーすごくしょっくうけてる…わたしがしなだっちだったらかわってたのに…ついてないなぁ…」ひなた年中

「ましろさん!わたしちょこつくりはじめてですからたのしみです!」ソラ年中

「そ、そうだね…」ましろ年中

「ましろさん…じんせいはおもいどおりにいかないですね…」つぼみ年中

「ゆいのやつめちゃくちゃはりきっているな…あたりまえか…」あまね年長

「やったー!ツバサへあいをつたえるちゃんす!!」える年長

「さてねんちょうぐみとしてがんばりますかね」あすか年長

「やるからにはほんきでやらないといけないわね」ゆり年長



「はーい!皆んなわかれたね!じゃあチョコ作り始めよー!!火はぜったいにさわっちゃだめだよ!」

「包丁はプラスチック製ですがちゃんと猫の手を使って切りましょう、あぶないですからね」

\はーい!!/


園長先生組

「ういしょ…ういしょ…かたい…」

「わたしもやる〜…うんしょ…」

「ぷらすちっとくとはいえかたいですねよね…」

「まぁしょうがないよ…うぅてがいたい」

「わたしもやります!…んっ…んっ」

「まなつちゃんおゆはいまなんど?」

「もうすぐでにじゅうど!よわびだからすこしずつだね」

品田先生組

「おいしそー…」くるくる

「ゆいさんよだれがはいっちゃいますよ〜」あせあせ

「あっとあぶないあぶない…ありがとうここねちゃん」ニコニコ

「う、うん…」

「ここねもやってみたらどうですか?」

「え、私も?」

「はい!ここねちゃん!」

「…はい!」

「まだちょこきるの?ちょっとおおくない?」

「たくみせんせいにいっぱいちょこあげたいルン!」

「わたしもおなじよ!これでまさにいちころってやつね!」

「ローラちがうとおもう…でもおもしろそうだからかせいする」

「…かたのじゅんびしとくにゃんよ…」

夕凪先生組

「ソラさんそのちょうしです!」

「よーしいいかんじにとけてきたー!」

「そろそろかたにながさないとね、ソラちゃんかたのじゅんびだよ」

「はい!ましろさん!」かたっ

「ましろなかなかてぎわがいいな、れんしゅうしてきていたのか?」

「たしかにてぎわがいいわね…ましろまさかつばさにあげるために…」

「え?いやいやいやちがうよ!?」

「わかりやすいな、なっさんご」

「えっは、はい!」

「だいじょうぶ…きんちょうしなくていい…」

「…(あすかさんとゆりさんやさしい…)」


「包丁の片付け終わりましたー」

「こっちもガスをきりました、後は無事を祈るだけですね」

「なんだか…若いって良いですね…」

「まだ20代なのに何をいってるんですかてゆーか子供達相手にそんな風にいうなってーの」

「あははは…まぁそうなんですけどね…初恋の事を思い出しちゃうなって…セクレトルー先生は初恋はどうでした?」

「…私の初恋はもう覚えていませんよ…旦那は旦那で生意気言う癖に偏食で病弱で本当にこまりました……でも悪い気はしませんでした…娘はまだ小さいですが良い娘に育っていますから良かったです」

「…覚えてないですか…私の初恋は忘れないと思います…はぁ…」

「まだ品田先生を引きずっているんですか?」

「ぎょえ!?な、何のことですか〜」

「まぁ良いです…後貴女はもっと周りに目を向けるべきだど思いますけどね」

「ど、どういう事ですか!?」

「そういう意味ですよ、さぁ子供達がチョコの型のタネができたみたいですよ固めるのは私達の役目です」

「は、はい…」


「固めたらココアパウダーをかけて完成!固まるまで私とセクレトルー先生が見ているからみんなはそれぞれの先生にメッセージ色紙を書いてねー!」

\はーい!!/

園長先生組

「えっと…何て書こう…」

「うーん…無難にいつもありがとうございます…とか?」

「私もそれしか出てこない…」

「みんなそれだとあれだよねー…うーん」

「いやひかる、それないすあいであかも」

「……なるほど…そういうことですか」

品田先生組

「かくことはきめてる!たくみ!けっこんして!ってかく!」

「なにいってるのよ!たくみせんせいはわたしのだんなになっておうになるの!」

「わ、わたしだってたくみせんせいにこういをつたえたいルン!」

「さ、さんにんともかけばいいんじゃないかな…」

「「「それじゃあなっとくできない(ルン)!!!」」」

「あらあらこまりましたね」

「ここねはなんてかくにゃん?」

「……もっとなかよくなりたいですって書く」

「ここねはまじめ…さんにんもみならうべき」

夕凪先生組

「い、つ、も、あ、そ、ん、で、く、れて、あ、り、が、と、う、ご、ざ、い、ま、す…できました!」

「わたしはすきです!ってかく!」

「わたしはなんてかこう……おうえんしていますっと」

「ひなたさん…でもわたしも」

「なるほど…わたしもそうかいておこう」

「わたしもそうかきましょ」

「のっちゃうのかゆり…わたしものっておこ、さんごはどうする?」

「…じゃあのらせてもらいます」

「ツバサせんせ…でもならないといけないふんいき…」


「チョコが固まったよー!さぁ皆んな仕上げだよ!」

「ココアパウダーとチョコパンも用意しました、終わった人達はラッピングの準備ですよ」

\はーい!!/



\せんせーい!!ハッピーバレンタイン!!!/


「うむ、みんなありがとう(メッセージ色紙は大きな文字で【いつもありがとう】か…わかりやすくていいな…)」

「ありがとうみんな!(ゆいちゃんとローラちゃんとララちゃん…俺一応結婚してるんだけど)」

「おいしくいただきます!皆んなありがとう(エルちゃん…うれしいけど僕には好きな人が……ソラちゃん以外は僕を突き刺しにきてるなぁ…)」



品田家にて

「ただいまー」

「おかえり拓海さん!あっそれって…」

「ああ…今日は幼稚園でバレンタインだったから皆んなが作ってくれたんだ」

「色紙も書いてもらったの?」

「ああ…見るか?」

「ん?…むー…好かれてんだね拓海さん…これだけ好かれてたら私のはいらないかな…」ぷいっ

「え!?そんな事言わないで…1番欲しいチョコがもらえないなんて…」

「じゃあ…キスして…」

「…うん!…」

「きて拓海さん」

「ああのどか…」

その日ののどかのチョコは両方とも美味しかった


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