甘やかしエクソシスター マルファ編
青年が連れられて来たのは放棄されて久しい民家の寝室だった。
その室内は長く使われていない割には綺麗だったが、いま彼が腰をかけてるベッドはかなり狭い。
おそらく男女二人が密着して抱き合うように寝てギリギリ収まるくらいだろう。
他ならぬ自分がまさにそれをこれからしてもらうのだから、その事実を意識するなという方が無理な相談だった。
その証拠に服を脱ごうと手をかけているのに、指先が震えてしまってまったく覚束ない。
なかなか服を脱ぎ終わらない彼を心配したのか、彼女がその顔を覗き込む。
「確かに顔色が少しよくないかしらね」
鮮やかな色の豊かな髪を後頭部で束ねた美女、エクソシスター・マルファだ。
すでに下着姿の彼女はスラッとしながらも豊かな起伏を描く肢体を惜しげもなく披露していた。
マルファが手を伸ばし、青年の額に当てる。
その些細な動きだけでも圧倒的な存在感を誇る双丘が青年の眼前でばるんと揺れた。
「身体の異常はなさそうね。って、あら? 少しばかり熱が上がったようだけど……くすっ、これは関係なさそうね」
マルファは微笑を浮かべると、スッと立ち上がって束ねられている髪を解く。
圧倒的な量の髪がヴェールのように広がってマルファの身体を覆い隠す。
「早くいらっしゃいね、ボーヤ♡」
背後でベッドが軋む音が聞こえ、青年は生唾をつい飲み込んでしまう。
先ほどまでの緊張はどこに行ったのやら、青年が素早く服を脱ぎ捨てて振り返れば、そこには天国があった。
柔らかな肢体を横たわらせたマルファは下半身を覆うようにブラケットをかけていた。
美しく引き締まった身体つきに誘われるように視線を上げれば、零れ落ちんばかりにたわわに実ったおっぱいが圧倒的な存在感を放っている。
夜闇を思わせる色のブラジャーもそれなり布地が大きそうなのにいまにも千切れてしまいそうで、彼女のおっぱいがとてつもなく柔らかそうなことを窺わせた。
「ふふっ、立ったままでいいのかしら?」
マルファに声をかけられ、青年は我に返る。
美しい肢体に見惚れるあまり、呆然と立ち尽くしていたらしい。
青年は顔を真っ赤に染めながらコクコクと頷くと、マルファのおっぱいを目がけるようにベッドに飛び込んだ。
「元気な子ね、よしよし♡」
青年はマルファの胸の谷間に顔を埋め頬ずりすると、おっぱい全体がたぷんたぷんと揺れた。
いままで感じたことがない至高の柔らかさに青年は酔いしれ、熱に浮かされたように身体が熱くなる。
マルファは青年の頭をゆっくりと撫でながら、その耳に顔を寄せた。
「ボーヤはそれだけで満足なのかしら?」
熱を帯びた吐息は耳をくすぐり、脳を直接揺さぶるかのように恍惚とさせる。
青年が反射的にすごい勢いで首を横に振れば、マルファは楽しそうに口元を緩めた。
「そういう正直な子は私も大好きよ♪」
マルファが慣れたように背中に手を回すと、間もなく軽やかな金属音が響く。
たわわに実ったおっぱいへの抑えが少し緩み、むわっと色気が匂い立つかのようだった。
青年が恍惚としていると、マルファは彼の頭をゆっくりと撫でる。
「よしよし、我慢できてえらかったわね♡ さぁ、ご褒美のおっぱいよ♡」
彼女がブラジャーを完全に外すと、柔らかなおっぱいはゆっくりと潰れるように二つ積み重なる。
その先端に見える少し大きめの乳輪は全体が黒ずんでいて、乳首の代わりに綺麗な線が横に引かれていた。
青年が困惑して顔を上げれば、その反応を見越していたようで、彼女は微笑を浮かべていた。
「えぇ、そうなの。私は、いわゆる陥没乳首でね。だ・か・ら――」
マルファは艶やかな笑みを浮かべながら、青年の耳元に顔を寄せる。
そして息を吹きかけるように、あえて一言一言ゆっくりと伝えた。
「ボーヤの舌で勃たせてもらいたいの。ちゃんと出来たら、ママからのご褒美をあげるから……ね?」
圧倒的な美女にそんなことを言われて奮起しないはずがない。
青年はマルファのおっぱいにしゃぶりつくと、まずは味を確かめるかのように乳輪に舌を這わせる。
「まずはそうやって慣らして、そう……舌を穴に挿入れて、穿るように動かすの。ふふっ、ボーヤが頑張ってるのが直に伝わるわね♡」
マルファは青年の背中に手を回し、応援するようにトントンと優しく叩く。
ただし顔は彼の耳元に寄せたまま、吐息を吹きかけるようにして、その舌遣いを実況している。
「あとは……ボーヤが女の子の大事なところにおちんちんを挿入れるみたいに、そう、そんな感じに何度も出し入れしながら穿っていたりすれば……ふふっ、そろそろかしらね?」
マルファが呟くのと同時に、青年の舌に先ほどはなかった固い感触が当たる。
その正体を確信して彼が口を離すと、唾液に塗れてテカテカに輝く屹立した乳首が現れていた。
青年が幼子のように歓喜を滲ませて顔を上げれば、マルファはその頭をゆっくりと撫でる。
「ふふっ、よくがんばったわね♡ よしよし♡」
褒められて青年は歓喜に打ち震えるが、彼は大事なことを忘れていなかった。
おっぱいは二つあるわけで、つまり乳首も当然二つあるのだ。
マルファママにもっと褒めてもらうため、青年はもう片方のおっぱいにしゃぶりつく。
「頑張ってくれるいい子には、ちゃんとご褒美をあげないとね」
マルファは青年をあやすようにトントンと優しく背中を叩き続ける。
その顔には、頑張って自らのおっぱいに舌を這わせている彼を愛おしむような微笑が浮かんでいた。
そして、青年がマルファの乳首を勃たせられた頃合いを見て、彼女は彼の臍に当たりそうなくらいに屹立した肉棒に手を伸ばした。
青年はビクッと身体を震わせるが、マルファは落ち着かせるように背中をゆっくりと叩く。
「ご褒美におちんちんをシコシコしてあげるから、ボーヤは私のおっぱいを心ゆくまで堪能してちょうだい♡」
どういうことかと彼が困惑していると、マルファの黒ずんだ乳首から母乳が勢いよく噴出する。
それは濃厚で甘いのに、いつまでも飲めそうなさらさらとした口当たりだった。
魅惑的な味に青年の理性はドロドロに溶け、マルファママの母乳を求めて音を立ててちゅうちゅうとおっぱいを吸い始める。
「本当に可愛い子ね、よしよし♡ さぁ、シコシコしてあげるわね♡」
マルファは溢れ出る先走り汁を塗すように手のひらで塗すように広げ、青年の肉棒を扱き始める。
慣れた手つきは青年に快楽の階段をあっという間に駆け上がらせ、マルファの手の中で肉棒が大きく膨れあがる。
ごきゅごきゅと音を立てて母乳を飲む青年の耳元に顔を寄せ、マルファは囁いた。
「何にも我慢しないで思いっきり射精していいのよ? 全部、全部ママが受け止めてあげるから♡」
青年の視界が弾け、限界まで膨張した肉棒が精を吐き出す。
それらはマルファの美しい肢体を汚すかのように、何度も何度も彼女に向かって降り注いだ。
いままで経験したことがないような激しい射精を終え、彼は疲れ切ったようにマルファのおっぱいに顔を埋める。
至高の柔らかさと心地いい体温に瞼が重くなるのを感じていると、彼女が背中をトントンとあやすように叩いてくれる。
重みを増した瞼についに抗う気を失って、青年はゆっくりと眠りに落ちていった。
「おやすみなさい、ボーヤ。よい夢を」
青年をあやすように抱きしめるマルファの横顔は慈しみに溢れていた。