甘やかしエクソシスター エリス&ステラ編

甘やかしエクソシスター エリス&ステラ編



 青年は手を引かれながら、ところどころ崩落した校舎の廊下を行く。

 ガラスがすべて割れた窓の先、遠方にゆっくりと沈みつつある夕日が見えた。


「手をギュッってしてるから大丈夫だと思うけど、足元には一応注意してね?」


 エクソシスター・エリスは握った手に軽く力を込めながらニッコリと微笑む。

 彼女の動きに合わせて眩しいロングヘアが揺れ、花のような香りが微かに漂った。


「その、お姉様……本当に、このような場所でなさるんですか?」


 エリスを介して青年の向かい側から不安がるような声がある。

 声の主は小柄で緩やかなウェーブのかかったショートヘアの少女――エクソシスター・ステラだ。

 緊張しているのか、その表情は微かに強張っていた。


「そうだよ、シチュエーションが一番大事なんだから♪」


 エリスは妹の質問に楽しそうに声を弾ませて答えると、青年の方を向く。


「ごめんね。ステラはこのお務めは初めてだから緊張しちゃってるみたい」

「そそ、そんなことありません……っ」


 ステラは慌てて答えるが、明らかにその声は上擦っている。

 彼女もさすがに自覚があるようで、頬を微かに赤く染めながら顔を俯かせた。


「さぁ、着いたよ♪」


 彼女に案内されて着いたのは、かつて学校だった建物の図書室だった。

 それなりに大きく蔵書も数多かったことを窺わせるが、すでに崩落して朽ちつつあり、いまはもう本を読むために置かれていただろう大きなテーブルやイスが僅かに残っているばかりだ。


「ステラは少し離れたイスに座って見てて」


 妹に指示しながら、エリスは修道服の胸元を流れるような手つきではだけさせていく。

 あっという間に彼女の美しく整ったおっぱいが露わになる。

 その先端は仄かに黒ずみ、形が少しばかり歪んでいた。


「お姉様、それは……」

「もう、別に驚くようなことじゃないってば」


 ステラが驚くのを予想していたのか、エリスはパタパタと手を振りながら答える。


「ちゃんとは見たことないけどイレーヌさんはもっと色が濃いみたいだし、それにあたしはまだ滲むくらいにしか出ないけどイレーヌさんは母乳もちゃんと出るって前に聞いたよ?」


 衝撃を受けたように呆けるステラを見て、エリスはクスッと微笑んだ。

 薄っすらと細められた彼女の目は少なからず遠い過去を懐かしむかのようだ。


「ごめん、待たせちゃったよね」


 青年の頭を両手で掻き寄せ、エリスは自らの胸に埋めさせるように抱きしめる。


「ステラが見てて緊張してる? 大丈夫だよ、あなたのママはあたしだけだから。

 だから――」


 彼女は彼の耳元に顔を寄せて熱を帯びた息を吹きかけるように囁く。

 それは直接脳を揺さぶられてるかのように響き、青年の背筋はぞくぞくと震えた。


「いっぱい、い~っぱい甘えちゃっていいんだよ?♡」


 青年は脱力したように膝から崩れ落ち、そのまま顔を彼女の乳首に寄せる。

 そして仄かに黒ずんだ突起を口に含むと、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸い始めた。


「よしよし♡ ちゃんとちゅうちゅうできて、えらいね♡」


 彼女が言っていたように、エリスの乳首からは母乳が滲み出るように噴出する。

 それは、まるで砂漠で彷徨った果てに見つけたオアシスの水かのように甘露だった。


「がんばれ~♡ 頑張っていっぱいちゅぱちゅぱしてたくさん飲んで、おっきくなってね♡ ママはずっとここにいるから、ふやけちゃうまでちゅうちゅうしていいんだよ♡♡」


 無我夢中でおっぱいを吸い続ける青年を見守りながら、エリスは彼の頭を優しく撫でる。

 その傍ら青年を明るく応援している彼女だったが、その横顔には慈しむような微笑が浮かんでいた。


 胸の奥が疼くような火照りを覚え、ステラは反射的に椅子から立ち上がる。


「お、お姉様。わたしも、その……いいですかっ」

「ステラ、無理をしてない? まずは一通り見てからでもいいんだよ?」

「い、いえっ。無理なんて……」


 ステラは先ほどのエリスのように脱ごうとするが、やはり緊張しているようで動きがまったく覚束ない。

 エリスは微笑みながら彼女を見守り続け、ステラの用意が終わった頃合いを見て、青年の背中をゆっくりトントンと叩いた。


「ステラもママになりたいんだって♡ よかったら甘えてあげて?」


 青年がエリスに促されて顔をあげれば、胸元をはだけさせたステラは顔を真っ赤に染めながら自らのおっぱいを手で覆うように隠していた。


「ステラ、手で隠していたら甘えてもらえないよ?」

「うぅ……っっ」


 ステラは顔から煙が出そうなくらい恥ずかしがっているが、彼女もエリスの言う通りだと思ったのだろう。

 恐る恐る手を外していって、ステラのおっぱいが露わになる。

 小ぶりなそれは新雪を思わせるほどに綺麗で柔らかそうで、その先端では桜色の小さな突起が淑やかに存在を主張していた。


 エリスのとはまた違うまだ誰も受け入れてないそれを目にし、青年の理性はドロドロに溶ける。

 誘われるようにゆっくりとステラに近づき、彼女の乳首を口に含んだ。

 青年に抱きつかれた格好になったステラが小柄な身体を強張らせる。


「……っっ。ん、っあ♡」

 

 青年がそのまま勢いよく吸い上げれば、ステラは甲高い声を漏らして身体を震わせる。


「こぉら♡ 元気なのはいいことだけど、ステラは初めてなんだから。もっと優しくしてあげて? 

 いい子だからママの言う通りにできる?」


 エリスに言われた通り、青年はステラの乳首をしゃぶる勢いを弱める。

 妹の強張りが少し緩んだのを見て、エリスは破顔して彼の頭を褒めるように撫でた。


「言う通りにちゃんとできてえらいえらい♡ ほら、ステラも褒めてあげて? ステラの赤ちゃんなんだから♡」


「えっと……、よしよ~し?」


 ステラもエリスを真似て青年の頭を撫でるが、全体的にどこかぎこちない。

 しかし、だからこそ彼女が精いっぱい頑張ってくれているのが分かって、彼女のおっぱいにもっと夢中になってしまう。


「ふふっ。ステラに甘えてくれるのも嬉しいけど、お姉ちゃんママのおっぱいにもまだまだ甘えてくれていいんだからね~♡」


 しばらく妹が甘えられるのを見守っていたエリスだったが、彼を誘惑するようにすぐ近くで自らのおっぱいをたぷたぷと揺らしてみせる。

 青年がそれに抗うことなんてできるはずもなく、飛びつくようにエリスのおっぱいにしゃぶりつく。


「あははっ。いい子だね~、よしよし♡ 今日はずっとおっぱいがいいのかな?」


 エリスの母乳を味わいながら、青年はこくこくと勢いよく頷く。

 正直に答えてくれた青年を愛おしく思いながら、エリスは彼の頭をゆっくりと撫でた。


「あたしたち姉妹ママのおっぱいがふやけるまで、ちゅうちゅうしていいからね♡♡」



 その日、青年はエリスとステラの乳首がふやけるまで、ひたすら無我夢中でしゃぶり続けた。

 エリスの乳首はより黒くなって、吸われやすい形に近づいたのだとか。

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