甘やかしお姉ちゃんママ体験洋館 お昼寝編
「あっ、ヒータちゃんとエリアちゃん。おかえり~」
少年たち三人が洋館の客間でソファに座っていると、ドアがゆっくりと開く音が響く。
ウィンが顔を上げれば、出かけていた仲間たちが姿を見せたところだった。
「あぁ、ただいま。ったく、今回は一段と疲れた気がするよ」
霊使いとしての衣装を大胆に着崩した赤髪の少女、火霊使いのヒータがソファにドサッと腰かける。
「そんなことを言ってはダメよ、ヒータ。これも霊使いとしての大事な勤めなんだから」
清流を思わせるセミロングヘアを揺らす落ち着いた雰囲気の少女、水霊使いのエリアがその後に続いた。
エリアからのお小言にヒータは大きく溜め息を吐く。
「言われなくても分かってるって、エリア。はぁ、どんな依頼も全部バーンと吹き飛ばして解決できればなぁ」
「それは一理あるなぁ、あたしも」
ウィンはヒータの溜め息交じりの吐露にうんうんと大きく頷く。
よくも悪くも二人は大雑把なところが似通っていて、こういう時には馬が合うのだった。
「……で、ライナはさっきから何やってんだ?」
「それが聞いてよ、ヒータちゃん!
あの子ってば、朝にあたし達で甘やかしてあげてからライナちゃんのおっぱいに夢中で、ずっとああやってちゅぱちゅぱしてるの!
ライナちゃんばっかりズルくない!?
あたしだって、もっともっと甘やかしてあげたいのに!♡」
胸元をはだけさせたライナは少年に真正面から抱きつかれながら、おっぱいをバブバブと吸われていた。
彼が吸っていない方の乳首はすでにベトベトの唾液に塗れてふやけていることから、すでにそれがかなりの長時間続いていることが窺える。
しかしライナはまるで幸せを噛みしめていると言わんばかりにうっとりとした表情を浮かべ、少年をあやすようにその背中をトントンとゆっくりと叩いていた。
「って言っても、ウィンはアタシたちがいなかった昨日までだってあいつを沢山甘やかしてたんだろ? だったら、いいじゃねぇか。アタシなんか、一刻も早く甘やかしてやりたいのを我慢しながら何日も依頼を頑張ってたんぞ?」
「それはそうだけど……って、エリアちゃん。どうかした?」
ウィンは帰って来たからずっと口数の少ないエリアに声をかける。
彼女はどこか信じられないような光景を見る眼差しで少年を甘やかすライナを見つめていた。
「どした、エリア? アタシたち五人がお姉ちゃんママとしてあいつが望むように甘やかしてあげるってのは全員で決めたことだろ?」
「そうだよ、エリアちゃん。もしかしてお姉ちゃんママなことを忘れちゃうくらい、お仕事がとっても忙しかったの?」
ヒータもウィンもエリアのことを心の奥底から気遣うように声をかけてくれる。
その優しさは彼女の記憶にある通りの二人のそれで、だからこそ返答に困ってしまっていると――少年を甘やかしていたライナがヒータの名前を呼んだ。
「この子がお昼寝をしたいから、私とヒータに添い寝して欲しいって」
「そりゃあ、朝からライナに甘え続けてたら眠くもなるよな。よし、アタシは行ってくるから荷物を頼んでもいいか?」
ヒータが立ち上がってグッと伸びをすると、ウィンは元気よく頷いて答える。
「うん、任せて!」
ヒータはライナたち二人に続いて退室しようとして、不意に立ち止まる。
そして、振り返って浮かない表情のままのエリアを見た。
「エリアも疲れてるなら、休んでおいた方がいいぞ?」
「……そうね。ありがとう、ヒータ」
エリアも頷くが、ウィンと違ってその表情にかかった曇は晴れそうになかった。
◇
ライナとヒータは左右から少年と手をつないで客室に移動する。
そして少年を先にベッドに座らせると、二人は霊使いとしての衣装を脱いでショーツ一枚だけの姿になった。
「まったくヒータったら。前から言ってるけど、別にあなただって可愛い恰好してもいいと思うんだけど――」
「いつも言ってるけど、そういうのはアタシのキャラじゃねぇからいいんだよ」
ライナの指摘に対してヒータは声を上げてそれを遮った。
いま彼女が穿いてるピンクの可愛らしいショーツのように、ヒータが実は可愛い物を好んでいるのは仲間たちの間ではとっくに知れた話だった。
だから彼女たちは折に触れて別にそういう恰好をしてもいいと勧めるのだが、ヒータの回答はこんな感じで一貫していた。
「大丈夫、服は一人で脱げる? ママたちが脱がしてあげよっか?♡」
ライナはヒータからのお馴染みの返答に一度溜め息を吐くと、優しい笑顔を浮かべながら少年に問いかける。
彼が両手を挙げて万歳の恰好をしたので、ライナがシャツをヒータがズボンと下着を脱がしてあげた。
そして一糸まとわぬ姿になった彼をヒータとライナで挟む形でベッドの上で横になる。
「脱いでる間大人しくできてえらかったな、よしよし♡」
ヒータが頭をゆっくりと頭を撫でて褒めてくれる。
彼女の身体は丸みこそ帯びつつあったが、ウィン以上に薄く細かった。
胸元の膨らみもささやかと呼べるほどしかなかったが、だからこそ先端にある桜色の突起の存在感がより際立っていた。
それは少年にとって何にも勝るくらいに魅力的で、迷うことなくヒータに抱きつくとそのおっぱいを吸い始めた。
少年がヒータの大きめの乳首を口内で弄ぶようにして舌で弾けば、彼女は甲高い声を上げて身体を震わせる。
「ひゃん……っ♡ っう……ぁあ、相変わらず元気いっぱいだなぁ♡ よしよし♡」
ヒータが少年の頭を撫でる一方で、ライナは身体をグッと寄せて豊満なおっぱいを彼の背に押しつける。
そして耳元に顔を寄せると、ふぅぅぅと熱を帯びた吐息を吹きかけた。
彼がビクビクッと身体を震わせるのを見て、ライナは嬉しそうに口元を緩める。
「うふふっ♡ ヒータママのおっぱいをちゅーちゅーしながら、背中でライナママのおっぱいも堪能して気持ちよくなっちゃいましょうね~♡」
ライナがあえて一言一言耳に息を吹きかけるように話しているからか、少年の背中がゾクゾクッと震える。
肉棒も臍にぶつかりそうなくらい反るように勃起しているのを見て、ヒータが手を伸ばして上下に扱き始めた。
その動きが速くなるにつれて、少年は膨れあがる快楽を堪えるようにママぁママぁと叫ぶ。
ライナとヒータは愛おしむ笑みを浮かべながら、彼をギュッと抱きしめるように挟み込んだ。
「大丈夫、大丈夫よ♡ ママたちがずっと側にいるからね♡」
「あぁ。だから、何も考えずにアタシの手に全部任せて気持ちよくなっていいんだからな♡」
まるでそれが引き鉄だったように、少年は快楽に呑まれて意識を手放す。
その直後、彼女の手の中で肉棒が限界まで膨れ上がり、暴発したかのように精を吐き出した。
白濁液は激しい勢いでヒータの下腹部辺りを汚すように何度も何度も降り注ぐ。
「あっっぅ……♡ いっぱい射精せてえらかったな、よしよし♡♡」
「うんうん、頑張っててとってもえらかったよ♡♡ ……たくさん頑張って疲れちゃった?」
ライナは少年の頭を撫でるが、彼の瞼が重くなりかけているのに気づく。
ヒータも驚いたように目を見開いた後、優しく微笑んだ。
「ん、だったら眠っていいんだぞ♡ ほぉら、ヒータママとライナママが添い寝しててあげるからな♡」
ヒータママもライナママも一しきり褒めた後、少年の身体をポンポンと優しく叩いてくれる。
脱力感に溢れた身体にそれは染み入るようで、少年は重くなった瞼に身を任せて目を閉じた。