甘え上手
付き合ってるドゥツラのほんのたわむれのはなしドゥツラをいちゃつかせたかった。
そしたらなんかRー15くらいにはなっちゃった気がするから一応注意。
かちゃり。
二人分の吐息しか聞こえない部屋に、ほんの少しだけ音を立ててツララがドゥウムのサングラスを外す。
ベッドサイドの小さなテーブルにツララがそっとサングラスを置くと、ドゥウムはその整った顔をツララに近付けた。
「ふふ、ドゥウムのほうから甘えてくれるなんて珍しい」
「…たまにはいいだろう」
「そうだね。ボクは嬉しいよ」
ツララは少し笑って、ドゥウムの開くことのない瞼にそっと口付ける。
ドゥウムは少し不満気に眉間に皺を寄せた。
「そこじゃない」
「…今日はやけに素直だね。何かあった?」
「……べつに」
「言うつもりないでしょ。まあ、いいけど」
今度は唇に口付ける。
振れるだけのキスを繰り返していると、ドゥウムがツララの腰を引き寄せた。
「…ツララ」
「はいはい」
ツララが口を開けると、ぬるりとドゥウムの舌が入ってくる。
最初はどちらもぎこちなかったそれはもう慣れたものだ。
お互いの存在を確かめるように、ゆっくりと舌を絡めていく。
「んっ…ぁ、ドゥウム」
「どうした、ツララ」
「これ、じゃま」
「ん」
息継ぎの合間にツララが自身の眼帯を指し示した。
ドゥウムはツララの頬に手を添わせ、撫でるように滑らせていくと眼帯と目の間に指を入れ、ゆっくりと剥がす。
それもベッドサイドに置くと、もう一度口付けようとして…ふと、止まった。
「ドゥウム?」
「…」
「わ」
ドゥウムは無言で頬をなぞり始める。
そうして探り当てたツララの右目にキスをした。
「なあにドゥウム、意趣返し?」
「まあ、そんなものだ」
「ドゥウムって案外子供っぽいよねぇ」
「…そんなこと言うのはお前だけだ」
「普段は頼れるお兄ちゃんだもんね」
「子供っぽい私は嫌いか?」
「まさか」
「ならいい」
二人はくすくすと笑いあいながらベッドに倒れ込む。
普段は厚着に隠れたツララの長髪が、さらりとシーツに溢れた。
補足しとくとツララちゃんはドゥウム兄さんの膝に乗って向き合って会話してるイメージです
ドゥウム兄さんが若干拗ねてたのはツララちゃんがモブ男性職員と楽しそうに話してたから(要するに嫉妬ですかわいいね)
とりあえず結婚してくれドゥツラ