瑞希 らきすけ
「いやー本当にごめん今どくか…うわっ!」
もしかして瑞希は風呂場で二足歩行することに向いていないのかもしれない。
再度、コケた結果、またもタケルの顔に座り込む形になったが。
「ヒャッ!」
先程よりも前方、いわば秘所の部分が顔面に直撃してしまう。
ちょうど良い位置だったのか、思わず声を上げてしまう。
「ちょぉっ!そ、そんなう、動かなンッッ!」
どうにかしようと動くも、彼女の出っ張りに触れてしまう。
その結果、瑞希はどうやら感じてしまっているらしい。
「ちょ…ほ、ホントにだ、ダメだか…んッ♡」
顔の辺りにトロリと垂れてくるものがある。
十中八九愛液の類だ。
「……そ、そこマジで、や、やばい…イッッッ…!♡♡」
水音と共に、タケルの顔はびしょ濡れに近しい状態になった。
「……はぁはぁ………ご、ごめんなさい!!!!!」
あの後足をガクガクさせてもう一度転んだ時はどうしたものだと思ったが、どうやら持ち直せたようだ。
「いや…こっちも悪いことしたし…」
濡れた顔を流しながら、会話する。
とてもお互い顔を見えるような状態では無かった。
「…か、帰りましょうか」
「は、はい」
なんとも言えない空気のまま解散した。