現パロ様スレ
一瞬の静寂。お互いの視線が絡み合う。閉じられた瞳。どちらからともなく口づけを交わす。わずかにきしむソファの音。柔らかな彼女を抱き締めながら、少しずつ深くなっていくそれに、身体の奥底が熱くなっていくのを感じる。名残惜しいが、今はその時ではないと自分に言い聞かせ、ゆっくりと離れる。
くったりと、胸にしなだれかかる彼女の濡れた唇を指の腹で拭いながら、抱き締めなおす。
「大丈夫?」
「だい、じょうぶ……です」
苦しかったのだろう。甘やかに乱れた息。布越しに伝わる鼓動は、何時もよりも速く感じる。
「そう?じゃあ、もう一度しても大丈夫だね」
「エランさん……今日はなんだか意地悪です」
そう言いながらも、受け入れる彼女の唇に、今度は啄むような口付けを何度も落とす。