玉座の揺籃 暗躍する一対の蟲 前編part1

玉座の揺籃 暗躍する一対の蟲 前編part1


ワンクッション兼説明、前作で誕生した始祖蟲の王ローと蟲の妃ロビンが

色々襲うSSです。今回GL描写ありなので2分割しました

ドレスローザ編を一部都合の良いように改変+作者の独自解釈+エロ+グロ注意

ストーリー進行&蟲妃ロビンちゃんとナミさんの百合えち R-18


玉座の揺籃シリーズ設定 更新(3/1)

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玉座の揺籃シリーズ一覧

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ドンキホーテファミリー陥落直後に起きた、謎の昆虫によるバイオハザード

騒動の渦中のドレスローザだったが漸く落ち着きを取り戻し始めていた

迅速な避難勧告のお陰で、規模の割には被害が抑えられていた為である


海軍はドンキホーテ海賊団を収容後、何か慌てた様子でドレスローザから

出国していった。今現在この国に残っているのは、ごく少数の一般兵のみ

藤虎は最後まで出国を渋っていたが、世界政府上層部からの緊急招集命令と

普段と様子の違うセンゴクに諭されて折れたようだ


他にも大小様々な事件は起きていたが、国民達はドフラミンゴ達との戦闘の余波で

起きた瓦礫の撤去と怪我人の治療が最優先、蟲の死骸に怯える余裕が無かった

刺されても死なない程度の毒虫と、この国全ての命を奪う鳥カゴを比較すれば当然だ

海賊達や革命軍同じ状況で、今は国民達に混じって各々の作業に従事している





「ドフラミンゴはあの後どうなった?トドメを刺し損ねたんだが」

「海軍が発見した時には出血多量で意識不明だって」

「トレーボルは?」

「極めて酷い心神喪失状態って新聞に書いてあったわ」

おれの変異を知る人間が挙って口封じされていた。一番の懸念点だった事柄が解消し

安堵するが、他にも目撃者が居る可能性は十分ある。まだ、大胆な行動は起こせねェ

「それにしても災難だったわね、戦闘直後に虫に襲われるだなんて」

「ナミは刺されたりしなかった?」

「私は大丈夫、ここに着いた頃には死んでたし」

そりゃあ残念だ。痺れてぶっ倒れてくれてりゃおれが丁重に娶ってやったのに

この距離からでも分かンだよ。下着みてェな服に滲む汗の匂い、ロビンとは違う

種類の雌の香りだ。人目が無きゃ今すぐにでも抱き寄せて、色々ぶち込みたくなる


ふふっ…駄目よそんな事しちゃ、お行儀が悪いわよ

しねェよ、黒足屋とゾロ屋がこっち見てるしな


通りの向こう側におれ達を迎えに来た男共が居る。能力が使えない以上、アイツらの

前で本性を剥くのは不味い。時が来ればお前らも篭絡するつもりだがな





「お帰りナミさァん♡無事で良かったロビンちゃ~ん♡…ついでにローもな」

「お待たせサンジ君!…あれ?ルフィとウソップは?」

「ここで仲良くなった連中と色々やりたいんだとよ」

「全く……宴がやりてェんなら蟲の死骸くらい掃除してけよな」

この体になると、見慣れた仲間の姿が魅力的に見えてくる。ナミの弾むような

若い身体も、サンジの細身ながら筋肉の乗った男体も、ゾロの分厚い筋肉に

包まれた屈強な肉体の、その全てが。あぁ、早く私達の『家族』に変えたいわ

「ちなみにフランキーは暫く帰ってこねェぞ、町の復興に引っ張りだこでな」

「最低でも1週間は掛かるわね」

「ゾウの連中が心配だな、最悪こっちに戻ってくるよう頼むか」

宿を取ってくると言ってナミが離れていく。あの娘の事だから、防音性能の高い壁と

質の良いマットレスが完備された、上質な宿を用意してくれる。いつもそうなの


ベッドのサイズも大きいと良いのだけど

あァ、おれ達が乗っても落ちねえヤツな


すっかり乗り気になった彼の興奮が伝わって身体に熱が篭る。お行儀が悪いのは私も

同じね、貴方のせいよ。と、脳内でじゃれ合っていたら突然、冷や水を浴びせられた



「そういやロー、お前化物になったらしいな?……普通の人間にしか見えねェけど」



なぜ黒足屋がそれを知っている。おれの秘密はあのクソ野郎共と断片的な情報だけの

リク王のみが握っているはずだ。クソ、選りに選ってコイツらに…漏らした奴は誰だ

「誰だそんなん言いやがった奴は、失礼だろ」

「いやルフィがな、死にかけのドフラミンゴがそう言ってたんだと」

「まァ、お前の顔がそれだけ鬼気迫るモンだったって意味だろよ」

チッ、油断も隙もねェ……このまま同行するつもりだったが、おれは別行動した方が

良さそうだ。幸運にもおれにはロビンが居る、仲間である以上警戒されないで

搦め手から篭絡出来るだろう。ナミ屋を巻き込むのはお前に任せるぞ


ナミと触れ合うのは得意よ、普段から一緒のベッドで寝たりしてるもの

……あまり煽んな、勃っちまうだろ、止めてくれこんな時に

私は大きい方が好きだけど?


適当な理由を付けて元来た道を戻る。奴隷の待つあの建物なら安全だろう

…ああもう、この雌はおれの本能を弄んで楽しんでやがる。股間と触手が疼いて

馬鹿になりそうだ。覚えてろよ、後でたっぷりぶち犯してやるからな




私以外誰も気付いてなかったけれど、ローが仲間達に近づく度にゾロが無意識に

刀の柄を触っていた。あの刀は妖刀三代鬼徹、蟲が放つ異様な気配を感じ取って

持ち主の身を守らせていた、そうに違いない。野生の勘が鋭い彼なら私達の正体に

気付いてしまうかも、警戒しないと……我々の血を絶やす訳には、いかないのだから







「あれ、トラ男居ないの?」

「彼は元々取っていた宿に泊まるそうよ」

「あ、そうだったの、一部屋キャンセルしないと」

「全く、宿があるんならもっと早く言えよな~ナミさんに失礼だろ」

戻ってきたナミと一緒に宿へ向かう。予想していた通りのグレードが高いホテルで

安心した。これで今夜沢山喘がせても周りにバレないわね。ありがとう、ナミ

「ねぇ…今日の夜は一緒に寝ても、良いかしら?」

「ん、良いわよ♪ロビンならいつでもOKだもん」

「う、う、羨ましぃぃ~おれも混ぜてロビンちゅあん♡」

「黙れエロコック」

サンジ、貴方の願いはいずれ叶うわ、それまで待っていて。彼は男女関係無く

家族の欲しい欲張りさんだから歓迎してくれるの。だから『準備』しておくわね










日が沈み、辺りが暗くなった頃


夕食を食べ終え身体を清めたナミの部屋にロビンが訪ねて来た

宿を取った時によくある光景だ。何の警戒もせずに扉を開けて招き入れる

この後はベッドに包まって、お喋りして、気まぐれに

子供のじゃれ合いみたいなスキンシップを取って、寝る

これがお決まりのパターンだった


「今日のロビンなんか良い匂いする、香水変えた?」

「そう?あまり気にしてなかったわ」

「シーツに包まってると、空気が篭るからよく分かるの…すっごい良い香り」

普段からお花の香りを纏わせて、私の鼻を楽しませてくれるロビン。今日もお花の

匂いはするけど、吸った空気に甘い蜂蜜のような芳香が混じって、肺に広がる

今まで嗅いだ事無いくらい、良い匂い。胸一杯に吸い込みたくなる

「子犬みたいで可愛いわ、ナミ」

ふんふん鼻を鳴らすのに夢中になっていた私を、ロビンが優しくハグする

柔らかくておっきい胸と綺麗な鎖骨の間に顔が埋まって、香りがより一層濃くなった

酸素が足りないせいかな、ちょっと頭がクラクラしてきた、かも


「ナミ、身体が熱いわよ」

「ん、ごめん、密着しすぎた?」

「良いの、このまま続けて」

「えぇ…でも、暑苦しいのは嫌でしょ」

「全然平気よ、私の顔を見てちょうだい」

そう言われて顔を上げると、ロビンのアーモンド形の大きな瞳が目に入る

あれ?瞳の色…こんな極彩色だったっけ、もっと暗色で落ち着いた色だったような

「カラコン、入れてるの?」

「ふふ、どうかしらね」

渦を巻いた玉虫色が、私の視線を釘付けにする。目が逸らせない、綺麗すぎて頭が

ぐわんぐわん回り出す。でも、気持ち悪くない。むしろ心地良いの、変な感じ……

「キスしてもいい?」

「え」

なんで?って、質問する前に口が塞がれちゃった。ふにふにした温かい唇の感触が

ビリビリと身体中に伝わる。なにこれ、凄い気持ち良い。軽く触れただけなのに


突然の快感と、回り回って鈍った脳の隙を突かれて、あれから何度もキスされた

最初は軽いキスだったのが、今は舌を絡ませる濃厚なやつになってる。信じられない

でも、ぴちゃぴちゃとやらしい水音が、これは現実なんだと私に突き付けた

「はぁ……んっっ、ぷ、はぅ」

「ん…ナミ、きもち、い?」

時々私に確認してきて、頷くとキスが再開される。もう、頷くしかないじゃない

だって、気持ち良いんだから。舌で口の中を丁寧に舐められるのも、溜まった唾液を

じゅるりと吸われるのも、嫌だって思えない。ねぇ、もっと続けて、ロビン



「このくらいで、イイかしら?」

「はっ、ぁ…はぁ…」

唇が赤く充血するくらい吸われて解放される。名残惜しいけど、よく考えたら

碌に呼吸が出来てなかったのを思い出した。息を整えていると、ロビンの手が

私の胸に触れて、やわやわと優しく揉みだした。じゃれ合いの中で揉まれた事は

あったけど、快楽を与える為のものじゃない。でも今のこれは違う、愛撫だ


「ここ、硬くなってるわ」

「こんなに揉まれたら、誰だって、こうなっちゃうわよぉ」

いつの間にか寝間着を脱がされて、直接揉まれた胸は、ほんのり赤くなって

熱を持っていた。あれだけ触られたのに、乳首だけは弄ってくれないから

焦らされて苦しい。もう何でもいいから、気持ち良くして、お願い

「……本当に、可愛いわ、ナミ」

指先が白くなるくらい強く抓られて、エビ反りみたいなみっともない恰好で

イッちゃった…恥ずかしいけど、ロビンが耳元で可愛い可愛いって言うから

悪い気はしなかったな。こんな体験初めて……仲間内の女同士なら、良いのかな…


「ん、ロビン……あの、実はね」

「…ムズムズしてるんでしょ、分かるわ」

「ぅん」

警戒されないように丁寧に解したナミの心身は、私の掌の中にあるのと同然だった

私とは違う、柔らかさの中に弾力がある、新鮮な果実のようなナミの身体が

今、自ら裸になって足を開いた。その事を彼に告げると、お預けを食らった王様の

興奮し切った声が脳に届き、私を急かす。今日は駄目よ、まだ『採取』してないもの


「凄い……溢れるくらいに蕩けてるわ」

「い、言わないでよ」

成熟した雌の中に、微かに幼さの残る割れ目を優しく擦って、融け出た

蜜を指に絡めて、また撫でる。その流れを繰り返すと、ナミの声が段々高くなって

甘いものに替わっていく。時々腰を浮かせ、更なる刺激を求めているのが、分かる

「指、挿れるわよ、ナミ」

くぷぷと可愛い水音を立てて、ロビンの指がナミのナカへと飲み込まれていく

自分の指より何cmも長くてしなやかな指が、自分では触れられない場所を

押して捏ねて、圧迫する。甘美な喘ぎがナミの口から洩れて、空気を震わせた

「あっ、あはあっ、そこ、イイっ…!」

弱点を捕えたロビンが、指を増やして更に強くナカを引っ掻いて刺激すると

抑えきれない小さな悲鳴が喉から飛び出た。思わず口を押えるナミ

「この部屋ならこの程度平気よ、もっと声出して、私に聞かせて」

限界まで増やした指で、膨らんだ肉壁の性感帯をぐりぐりと押し潰すと、もう無理

またイッちゃう、と首をイヤイヤ振りながら、うわ言のように善がった

「本当に可愛いわ……早く、私達のモノにしたい…」

ロビンの呟いた黒い言葉は嬌声にかき消されて、ナミの耳に届くことは、無かった





「はぁ、はぁ……まだ、するの?」

「だって、ココから美味しそうな蜜が溢れてくるんだもの」

「ちょっと、もしかして舐めようとしてる?」

「駄目かしら」

「えー……ロビンがしたいなら、良いけど…文句言わないでね」

私の与える快楽に慣れた彼女が、改めて自ら足を開いた。そう、私がしたかったのは

これなの。『蜜を集めて巣に持ち帰り、王に献上する』蜂らしくて素敵でしょ?

だから、沢山飲ませてちょうだい、ナミ。彼が首を長くして貴女を待ってるの


ナミの死角で、ロビンの変異舌が解放された。ぬるぬると縦横無尽に伸びて縮む

恐ろしい肉舌が悟られないよう、ゆっくりと蜜の源泉へと近づく

「ひぁぁ、ホントに舐められてる、恥ずかし…」

ぺちゃぺちゃと、舌で水っぽい物を舐める音がする。溢れ出る蜜が足りなくなったら

ぴょこんと赤く色付いたクリトリスを舌先で突けば、またとろり融けて、満たされる

その間、足の隙間からナミを見つめるロビンの瞳は、一段と玉虫色に輝いていた


(舌で攻められるの、私結構好みかも)

指よりも柔らかくて熱いロビンの舌で、何度か軽くイカされたナミが、性感で

ぼーっと逆上せた頭で考えていた。その顔は誰も見た事無いくらいぼんやりしている


そろそろ頃合いかしら

今、どこまでヤったんだ

これから舌でぐちゃぐちゃに攻め潰す所よ

あァ……そりゃあ良い…最高だ。混ざりてェなあ、おい

明日まで良い子にしてて、終わったらすぐ戻るから、ロー


ナミの腰をグイと持ち上げて、舌が根元まで挿るように調節する

こんな体勢、普段の勝ち気なナミなら絶対させてくれないだろう

「ふへぇ?なに、してんの?」

返事は無い、替わりに返ってきたのは腹の中に広がる異物感と、容赦ない快楽の津波

「あ゛あぁぁーッ!!ぃ、イ、ひグうぅぅっ…!!?」

大きな悲鳴と共に、ロビンの舌と口いっぱいに蜜が飛び散る。1滴も逃すまいと

喉をゴクリと鳴らして飲み込み、そのまま舌のピストン運動を再開させた

人間の舌が膣奥までみっちりと挿るなんて、あり得ない。でも今のナミには

異変を感じ取る余裕など無い。強すぎる快楽に潰されて

ただ、ただ、叫ぶ事しか出来無いのだから





ロビンの執拗な舌攻めは、夜が明ける寸前に終わりを迎えた。これ以上やると

脱水症状を起こしてしまう為だ。息も荒く絶え絶えなナミを落ち着かせると

身体を起こすのも億劫だったようで、口移しで水を飲ませてあげた

「はあぁぁぁ……さっきの何だったの?能力の応用?」

「まぁ同じようなものね、気持ち良かったでしょ?」

「そ、そりゃああんだけ乱れてたらね、うん………人生で一番気持ち良かったかも」

「明日もシていい?」

「ええぇぇぇっ!?明日もぉ!?……うーん、どうしよっかなぁ」

明日はもっと凄いコトしてあげる。と言うと、怖さと好奇心が混ざったような

複雑な表情で私を見詰めてきた。なんだか猫みたいで可愛い、泥棒猫だものね貴女

「それじゃあ、また明日同じ時間に来るから」

「ちょっとー私の意思はぁー?」

ごめんねナミ、さっきからもう彼が早く渡せって煩いの。それに、私だって結構

ムラムラしてきてる。このままだと私も『悪い子』になりそうで、耐えられないもの









部屋から出たロビンの喉元には、蜜蜂のように沢山の蜜が蓄えられていた………

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