煌めく誕生日!

煌めく誕生日!

モテパニ作者

ある日トロピカル部にて

まなつ「というわけで今度のさんごの誕生日お兄さん達も参加してくれる事になりました〜!」

パチパチパチパチ

あすか「まなつとローラはともかく、わたしらはそんなに品田と仲良いわけじゃないのによく参加してくれる気になったな」

みのり「そういえば最近まなつはあっちに行く事増えたよね」

まなつ「わたし五女になりましたから!」

さんご「五女?」

ローラ「そーいえばみなみやダークドリームと変なことしてるみたいね」

まなつ「じつはー」

まなつはトロピカル部の面々に自身の取り巻く環境を説明する。

みのり「つまりこういうこと?」

長女・カイゼリン

次女・みなみ

三女・ダークドリーム

四女・のどか

五女・まなつ

六女・亜久里

みのりはホワイトボードに書き出す。

あすか「上と下はともかく次女から四女はどういう順番だ?」

みのり「誕生日順。ダークドリームは正確には生まれて一年くらいだけど、元になったのぞみと同じ年齢扱いならみなみが七月生まれ、ダークドリームが十一月生まれ、のどかが三月生まれでこの順番になる」

さんご「なるほどー」

自身が姉と主張するダークドリームは自分の預かり知らぬところでみなみより下にされていた。

ローラ「ふんっ!ダークドリームを利用して自分の周りに女の子集めようだなんて!相変わらず最低よ!」

まなつ「ローラまたお兄さん悪く言ってるー」

あすか「みのりが変なこと吹き込むからだぞ」

みのり「ごめんなさい。けど私たちも人のこと言えないけどローラって男子とあんまり関わり無いから少し脅すくらいがいいかなと思って」

さんご「トロピカル部の活動以外で男の子と話すことぜんぜんありませんもんね…」

その会話もイベント進行に関わることばかりでプライベートな会話などほぼしない。

おいし〜なタウンへ出向いてから知り合った男性除けば彼女らとそれなり以上に関わりがある男などチョンギーレくらいだ。

まなつ「じゃあローラはお兄さん参加するの反対?」

ローラ「そうは言ってないわ!あんなやつ野放しにしてたらなにしでかすかわからないもの!わたしがしっかり見張ってなきゃね!」

まなつ「(なんだかんだ言ってるけどローラはお兄さん好きなんだねー)」

さんご「(ローラやまなつがこうやって懐いてる品田先輩が祝ってくれるんだ。誕生日、ますます楽しみになってきた)」

〜〜〜

拓海「うーん」

拓海は悩んでいた。

なにに悩んでいるかというと…

ダークドリーム「なにに悩んでるか当てていい?」

拓海「いいぞ」

ダークドリーム「ずばり、さんごの誕生日なにを贈るか悩んでる!」

拓海「正解だ」

ダークドリーム「ふっふっふ、なんでわかったかというと…」

拓海「お前も涼村の誕生日プレゼントに悩んでるから」

ダークドリーム「正解!」

二人揃ってさんごへのプレゼントに悩んでいた。

誕生日に参加することになったのはいいが、さんごの事をあまり知らないのでどうすればいいのやら。

ダークドリーム「そうだ、亜久里に聞いてみるのは?エンドレスシャイニングクラウンならなんでもわかるんだし」

拓海「エターナルゴールデンクラウンな。それは辞めた方がいいぞ」

ダークドリーム「どうして?」

拓海「プレゼントってのは気持ちだ。どんな物であれ自分で答えを出すのが大事なんだ。もちろん他の人の意見を参考にするのはいいけどな」

亜久里「その意気やよーし!」ガラッ!

拓海とダークドリームが相談していると亜久里が急に入ってきた。

ダークドリーム「亜久里いらっしゃい。どうしたの?」

亜久里「エターナルゴールデンクラウンが今日はここに行った方がいいと教えてきたので」

拓海「あれ自動で発動もすんのか」

亜久里「何を隠そうわたくしがエターナルゴールデンクラウンに初めて触れた時もアン王女の知識がいろいろ詰め込まれましたわ。ともかく、その立派な心掛けを汲みわたくしもその相談に参加しましょう。エターナルゴールデンクラウンの知恵は貸しませんが力になれると思いますわ」

拓海「助かる。女子の意見が欲しかったんだ」

ダークドリーム「は?」

その後三人はさんごのプレゼントを考えるのだった。


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