無題

無題

無名

  ※子供ネタあり








 子供が生まれた後、コブラ王が夜こっそりと娘の部屋に訪れる。ビビは子供を抱っこしながら微笑んでいた。月明りに漆黒の髪が美しく照らされている。

 その後、父娘で赤ん坊をあやして寝かしつけてから、二人で昔話を楽しみ・・・最後にコブラは少し真剣な顔になって娘に尋ねる。

「ビビ、せめて私にだけは教えてくれないか?この子の父親を・・・」

 しかしビビは小さい頃から変わらない悪戯っぽい笑顔で答える。

「ごめんなさい、パパ。それだけは言えないの・・・内緒ね!」

「おそらく・・・潜入していたところの男性なんだろう?」

「まあ・・・ね。でもお願いだから、それ以上は聞かないで・・・」

 やんわりとした拒絶に父も踏み込むことが出来ずに苦笑する。


※コブラとビビにはこんな会話して欲しい。父娘の和やかだけれど、ビターで重いひと時。


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