SSじゃなくて妄想文
テンプレモブナンパ男とかキレた死の外科医によるスーパード健全パニッシュメントとか色々まろびでるのでなんでもいい人のみ
ナミロビンルフィ子でどっかの島歩いてる時にちょっと目を離したすきにルフィ子が通りすがりのテンプレナンパモブに「ご飯でも一緒にどう?奢るよ」とか声かけられてて
ナミもロビンもルフィ子の「ごはん!行く!」みたいな反応を想像して止めようとするんだけど、反してルフィ子がすごい剣幕で「行かない!」って追い返すもんだからちょっと驚いて……というとこから始まる雑な会話文
「なんだか意外だったわ、あんたがああいうの断れるなんて。前までなら絶対についてってたはずなのに」
「ちゃんとトラ男が教えてくれたから」
「トラ男くんが?」
「教えてくれたって何を」
「んん。んとね、ちょっと前にでっかいお祭りしてた島いったでしょ」
「パニシュ島ね。探検してくる!ってあんたが一日行方不明になったとこ」
「偶然会ったトラ男くんに連れられて帰ってきたんだったかしら」
「うん、そこ。あの時トラ男に会う前、知らない人に『ぼくのホテルの部屋で一緒にビームサーベル食べませんか』って声かけられて」
「ルームサービスよ、ルフィ」
「絵にかいたような最低のナンパじゃないの。ひっぱたきなさいそんなもん」
「すっごいお腹減ってたし、めちゃくちゃおいしい!って言うからついてった」
「バカなのあんた」
「トラ男にも同じこと言われた」
「それでホテルに連れ込まれそうになっていたところをトラ男くんに助けられた、そういうことでいいかしら」
「うん。なんであんなのについてった?って言われてそのまんま答えたら物凄く物凄くものすごぉく怒られてびっくりした」
「そりゃそうでしょうよ。彼氏っていうかお兄ちゃんね」
「それならルフィ、さっきあなたが言っていた『教えてくれた』というのは?」
「……その後さ、代わりに飯食わせてやるからちょっと来いって言われて、トラ男の部屋行ったんだけど。いきなり海楼石の鎖でぐるぐるにされて」
「は?」
「……」
「何してるのこれって聞いたら、体験すれば流石に分かるだろ、さっきの男が部屋でお前に何しようとしてたか体に教えてやる、って……それで……うぅ」
「ちょ、ちょっとヤダ、何よそれ。あいつに限ってそんな」
「とりあえず最後まで聞きましょうナミ。それで?」
「それでトラ男に……う、グスッ……そのあと、さん、さんじかん、くらい……私」
「「……」」
「目の前で山盛りサラダ食べられたの……!!!」
「「………………」」
「いつもなら!いつものトラ男なら、口あければ絶対何かくれるのに!私、うぅ、ひっく、何度もちょうだいって言ったのに!お腹きゅうきゅうくうくういっぱい鳴ってたのに!パリパリシャキシャキうまいうまい言いながらレタスもキュウリもトマトもダイコンもニンジンも全部目の前で食べられた!あんなひどくて怖いトラ男初めてだった!!」
「「………………」」
「それで、それで最後に空っぽのサラダボウルいっぱい並べて、ご飯いこうって声かけてくる知らない男の人はみんなこういうことしたがってるから気をつけろって。人によっては、う、もっと、もっと酷いことするかもしれないって!全然知らなかった!」
「「………………」」
「だから私、もうどんな風に声かけられても絶対ついていかないって決めたんだ……あんなのゴーモンだよ」
「……ロビン」
「ええナミ」
「あいつ、本当に婿に来てくれないかしら」
「私も今すごくそう思っているわ」
とかなんとかやってる回
ルフィ子の記憶の限りなのでバッサリ省略したけど薄い本に出てくる悪い男みたいな台詞吐きながらうまそうにサラダ食ってルフィ子に警戒心を叩きこんでるアホの26歳外科医とても見たい
ローも別にその辺のナンパ男に密室に連れ込まれた程度でルフィ子がどうにかなるとは思ってないしどうにかなるのはむしろナンパ男の顔面の方だって分かってるけど、ナンパ男の邪な脳内でルフィ子が一瞬でも好き勝手された事実には超キレてるし「そもそもな!こいつはお前程度が遊びで手出すような安い女じゃねェんだよ!てめェの首で30億払えるようになってから言いやがれ!」という気持ちはめちゃめちゃあるといいよ
でもそれはそれとしてルフィ子(と書いて愛すべきバカと読む)に灸はすえる
食べ物をそんなことに使う&腹減らした船長に食べさせないのツーコンボはサンジに怒られる気がしているので内緒だぞ!
蛇足追記
「で。少しは懲りたか」
「う、ぐす、うぅ……ずび、ひっく」
「……おい、おれが泣かせたみてェだから泣きやめ」
「みたいじゃなくてトラ男が泣かせたの!鬼!鬼ヶ島!カイドウ!」
「誰がカイドウだ!お前のこともビッグマムって呼んでやろうか!」
「ビッグマムより私の方が強い!」
「おれだってカイドウより強ッ………………強い」
「トラ男いますごい間があった」
「うるせェ。また目の前でサラダ食うぞ」
「やだ!」
「だろうな。鎖とるからじっとしてろ」
「——じゃあ、ご飯行こうって言ってくる男の人はみんなあんなことしたがってるの?」
「ああ。どころかあれより更に酷いことをしようって輩もいる」
「あれより!?ど、どうしてそんな」
「まあ、四皇なんて肩書もった女を泣かせたら支配欲が満たされる、男の中にはそういうやつもいるんだ」
「うーん、変なの。あ、じゃあビッグマムも大変だったのかな」
「え。いや、まあ……どうだろうな。そうかもしれねェな」
「? トラ男なんで目そらすの」
「そらしてねェ。とにかく、ああいうことをされるのが嫌ならもうホイホイついていくな。何があってもだ」
「わかった!」
「よし。なら知らねェヤツから世界一うまい幻のサラダがあるから来いと言われたらどうする」
「ついていく!!!!」
「てめェは再教育だ!!」
「ええ~~!?なんで!?」
「幻のサラダもダメなんだ……」
「幻も伝説も駄目だ。それを目の前で食われて耐えられるなら止めやしねェが」
「やだ」
「じゃあ断れ。というより一味以外の野郎には基本ついていくな。お前の体質を考慮すると以前はよくても二度目は違うって場合もある」
「トラ男は?トラ男はさっきみたいなことしたい?」
「おれに女を泣かせて喜ぶ趣味があると思うのか」
「うーん、なさそう!」
「当たり前だ。そもそも、お前のその汚ねェ泣き顔なんざ二年前に嫌になるほど見てる」
「ウッ」
「分かったらとっとと鼻かめ、氷嚢持ってきてやるから目もしっかり冷やせ。そんで出かける支度しろ」
「どっかいくの?」
「おれは焼き魚が食いたい」
「???」
「この島には……偶然だが、夏野菜と炉端焼きが有名な店がある。どんなもんかと向かってる途中でどっかのバカがアホやってる現場に出くわして、予定が変更になっちまった。その責任くらい取れ」
「……つまり、今度こそ一緒にご飯?」
「だからそう言ってる」
「! 行く!今すぐ行く!行こうトラ男!!」
「うッ、ぐ、突然飛びつくな!」
どうでもいいけどローがパニシュ島にいた理由は夏野菜と炉端焼きが有名な店の噂を聞いて(良さそうな店なら今度麦わら屋連れて行くか)って考えて様子見に来たからだぞ