無題

無題


いーれーて、と無垢な子供が出すような声色で宿儺の生得領域へ侵入した虎杖は、その声から受ける印象に似つかわず今日も今日とて宿儺を抱いていた。

開発され感度の上がってきた乳首を容赦なく責め、触られずに吐き出された子種にだんだんメスになってきたじゃんと喜び、ぐちぐちと水音を出して尻穴を解していく。

本来受け入れるための箇所では無い筈の穴をまた好きに使われるのかと諦観を抱きなすがままにされていた宿儺に対し、虎杖は「今日は宿儺が上に乗ってくんない?」と軽い調子で言った。

縛りを結ぶための会話よりなし崩しに尻を拓かれてから数週間。本来であれば会話後即座に顔面を断って勝ちをおさめていた筈のやりとりは、宿儺の生来のモロ感雑魚アナルによって虎杖の鬼神に強強術師無様負けを喫し、今やすっかり虎杖悠仁の性奴隷の立場に甘んずる事となっていた。


(──縛りさえなければすぐに殺してやるものを、この呪霊並みの単純脳味噌異常性欲小僧ごときが……!)


ふつふつと怒りが湧いてくるが、縛りによって虎杖の命令には絶対服従である。無理矢理に咥えさせられ射精され一滴も残さず飲まされようが、苦痛を一切加味しない喉を使ったイラマチオだろうが受け入れなければならない。もちろんこんなふざけた命令でも。

しかめっ面をしたまま大人しく命令に従って虎杖の体に乗る。ぐえっとか声を出したが知ったこっちゃない。後ろ手でズボンのファスナーを下ろし、無駄に大きい虎杖の鬼神を引きずり出すと腰を上げ、そのまま自らの後孔へと添えた。


「あ、一分以内に全部入れられなかったらお仕置きな」


キレそう。

額に青筋立てるも逆らう事はできず、いっそのこと自爆覚悟で勢いつけて尻を叩きつけてやろうかと考えるも、宿儺は説明した通りのクソ雑魚アナルの持ち主である。

ヤケクソでさっさと終わらせてやろうと意気込み虎杖の鬼神の先端の雁首を越えた所まで迎え入れただけで動けなくなるほどの甘い痺れが全身を回り、とても自力で根本まで挿入するなど不可能だった。

無理。とりあえず抜く。雁首がアナルの縁を越えるとちゅぽっといやらしい音が響く。もう一回。やはり耐えられず、軽いアクメをキメながら同じ事を繰り返す。結果としてちゅぽ♡ ちゅぽ♡ と自慰するかのように浅く出し入れをして甘イキする呪いの王が居た。


「ん……はぁ、はっ♡」

「宿儺、きもちいーけどそんなんで一分間に全部入んの?」

「っ♡ やかましい、だまっていろ、こぞお……♡」

「えーだって暇だし」

「んひぃ゛♡ 乳首さわるな♡ 痴れ者が……っ♡」

「はいはい乳首捏ねられてきもちいいね♡」

「お゛♡ イク♡ 乳首でイク♡」

「……俺のちんぽでオナニーして乳首イキしそうなところで悪いけど、もうとっくに一分経ってるからお仕置きな♡」


全然悪いと思っちゃいない笑顔で虎杖は宿儺の腰を鷲掴むと、一気に最奥まで突き入れた。


「ほお゛…………っ♡」


鬼神が雑魚アナルを割り開き、前立腺をずりずりと圧迫し、宿儺自身の体重も手伝って結腸に嵌まり込んだ。入る筈の無い部分へと侵入した異物に、生命の危機と判断した脳が分泌した脳内麻薬が今までにないメスイキを宿儺へともたらす。

チカチカと視界が白むほどの快楽の渦に呑まれていく宿儺はだらしのない緩みきったメス顔を晒しており、もはや呪いの王たる風格などどこにも見いだせない。とうとう腕からも力が抜け、支えられなくなった宿儺の上半身が虎杖の方へと倒れ込む。

その拍子に結腸から鬼神の先端が抜けるが、すかさず奥に向かって腰を振った。虎杖は胸の上で犬じみた息をする宿儺に囁く。


「今日も宿儺の雑魚まんこ、俺のちんぽに負けちゃったな♡」

「うるさ、あ♡ あ♡ ピストンやめろ♡ 奥どちゅどちゅ突くのやめろ♡」

「それ、もっとやって欲しいって意味だろ♡」

「ちがうぅぅ♡ こぞおのまらやだ♡ はらにひびいてやら♡ さっさとぬけ♡」

「こっちは離して欲しくなさそうだけど」

「や゛〜♡ あ゛♡」

「は〜♡ かわい♡」


ずぱん♡ ずぱん♡ と派手な音を立てて抜き差しされる度に宿儺は体を大きく震わせる。理性などすっかり消え去ってしまったようで、与えられる快楽にずぶずぶと溺れていた。

元から好き勝手に尻穴をオナホ変わりに扱かれるだけですら快楽に変換するモロ感雑魚アナルなのだ。もはや即堕ち二コマの口だけは達者なメスガキみたいなもんである。抽送のたびにメスイキし、雄としての役割を放棄した宿儺のものが柔らかいまま互いの腹に擦れる。無様なその姿に虎杖の腰が重くなる。腰が溶けそうなほど気持ちが良い。


(あ゛〜やば♡ そろそろイきそ♡)


徐々に迫り上がってくる予感にひとつ溜息をつく。脱力しきった宿儺の腰を持ち上げると、再度結腸に向かって鬼神を嵌め込んだ。がぽんと音がしたような錯覚。がっちりと嵌まり込んだ結腸に虎杖は白濁を注ぎ込んだ。


「んあ゛♡ ぁ、あ゛♡ あ゛〜〜♡」

「ふっ、……あー、ちんぽ溶けるっ……♡」


びゅるびゅると注ぎ込まれる大量の白閃。宿儺はその熱さに悶えるしかない。

最後の一滴まで出し尽くすと、虎杖は出すものを出してすっきりとした表情で鬼神を抜いた。ぬぽんと抜け出る感覚にすら感じた宿儺が「お゛っ♡」と漏らした声に虎杖は笑う。


「今日も気持ちよかったな♡ 宿儺♡」


──絶対に殺してやる。

そう誓う宿儺だが、小僧ちんぽに雌として完堕ちされるまではもうあと少しなのだった。

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