無題

無題


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倒れたキッドを呆然と見つめていたが、我に返ると周りを見回し人影がないことを確認した。

そして闇に紛れるようにして自分の家まで戻ると、取るものもとりあえずすぐにまた家から飛び出した。

行くあてはわからない。とにかくここから逃げたかった。

先のことは後で考えることにした。今はどこかでしばらく身を隠すべく、駅へ向かうと最終電車に飛び乗った。


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