無知の罪、既知の罪
@ユゴバズスレ主だよ性癖お漏らししちゃった…
ダイス結果ガン無視だから気をつけてほしいのん
※時系列は同居時代がメイン
※無知無知ユーゴー×ftnrバズ
※性癖の関係上恋愛感情はユーゴー←バズ
ユーゴーの好意は純粋な友情と依存であって恋慕ではない
上記大丈夫ならまあ…気が向いたら読んで…
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(うそだ)
下腹部を撫で擦る手が震えていた。
「うそだ………」
胸中に留めきれなかった言葉が零れ、耳に届いて初めて声を出していたと知る。
月のものが来ていない。それも3ヶ月もの間。
ユーゴーと最後に会ったのも、およそ3ヶ月前だった。
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初めて関係を持った時、ユーゴーには、当然バズにも、「関係を持とう」という明確な意思などなかった。
ただ偶然が積み重なって、いくつかある道の中に「そういう関係を持つ」という道ができただけに過ぎなかった。
事の起こりは川での水浴びの途中。足首をくすぐる魚の鱗のぬめりに驚いたユーゴーが跳び上がり、その勢いのまま転んだことだった。
転んだ先にはバズがいて、2人してもつれあって盛大な水飛沫を上げた。そこまではよくある出来事で、バズがユーゴーの鈍臭さを笑い飛ばして終わるだけのことだった。
いつもと違ったのは、いち早く立ち上がったバズがユーゴーを助け起こすべく手を差し伸べてから先だ。
「………バズのここ、ぼくのと違う…」
生殖器が水の冷たさに縮こまっていたためか、見上げる角度で見つけやすかったことも加担したのか。
ユーゴーの指が“割れ目”を、あるはずのないもう1つの生殖器をなぞる。バズは慣れない感覚に身を震わせつつ、反射的に小枝のような指を叩き落とした。そこにあったのは嫌悪感でもなければ焦りでもなく、純粋な驚きだった。
しかし、ユーゴーはそうは思わなかった。
「あ………バズ、ご、ごめんなさい、ぼく……ごめんなさい……!」
ともすればバズの方が悪者だと錯覚する勢いで、ユーゴーの顔色が青褪めていく。好奇心のままうっかり手を伸ばしてしまったのだろうが、他者の局部などそうそう触るものではない。気分を害してはいないかと心配するのも頷ける。
それにしても気の毒なくらいの取り乱しっぷりだ。1人で放っておけば3日と経たずに死んでしまいそうなユーゴーのことである。ここでバズに置いて行かれでもしたらと不安を抱くのも仕方はなかった。
そこまで考えて、バズは震える子分のため、恥を捨てた。
「気になるのも仕方ねーよな。俺のここは特別製だし」
「トクベツセイ…?」
「そ、特別製。お前とは違うの。俺はすげーから!」
あまりにもお粗末な説明である。しかし素直に「男性器と女性器が同居している」などと告げることはできなかった。真実を明かすには、男だという自負が邪魔だった。
ユーゴーは長い睫毛の先から雫を滴らせつつ、ぱちぱちと瞬きを繰り返してバズの股間を凝視する。親にもそんなにじっくり観察されたことはなさそうだと、バズの忍耐が痺れを切らしそうな頃。
「………バズはすごいね、こんなところまで特別なんだ…」
ぽつり。思わずといった調子で落とされた言葉は、自身の体の在り方に否定的な…あるいな、否定的な見方しかされてこなかったバズにとって、心地よく胸を擽るのに充分なものだった。
「………触りたいか?」
「えっ。いいの?」
「特別な!」
「あ…ありがとう、バズ!」
きらきら。水面に反射された光がユーゴーの碧い目を輝かせる。
その輝きに目を奪われている間に、ユーゴーはその鈍臭さを発揮していた。
「わっ…指が入っちゃった…!?」
「なッ!…に、やって………!」
その後は、よく覚えていない。
気付いたときには川岸に寝かされ、「バズがしんじゃう」と大粒の涙を流すユーゴーに抱き締められていた。
下腹部にある痛みと熱さに何が起きたのか察するまで、そう時間はかからなかった。
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「ねえ、バズ…寝ちゃった…?」
あたたかい吐息が耳に触れる。ぶるりと身を震わせ目を開けると、月明かりの中ユーゴーが熱っぽい目で見下ろしている。
いい加減、狸寝入りを続けるにも限度があった。
あの川での一件以降。一年に渡って続いていた「夜の遊び」は、ここのところバズによって回避されていた。
「………んだよ?」
「あのね………その…バズさえよければ………また、アレ………したい」
ぐぐっと眉間に皺が寄る。ユーゴーからはちょうど影になって見えづらいのか、気付いた様子もなく期待の眼差しを向けられていた。
(すっかりこの目に弱くなっちまった)
眉間の皺が深くなる。これまでにも何度か断る機会はあったはずだが、その度この目に絆されてしまっていた。
といっても最初こそ痛みを伴った受け入れる行為も、すでに快感しか拾えない段階に来ている。互いの性欲処理と結束感の再確認も兼ねた行為を拒否する理由などなくなって久しかった。
しかし今となっては、のっぴきならない事情が生まれてしまっていた。
初潮を迎えたのだ。
とっくのとうに女として子を産む機能などないだろうと断じていたそこが。城が焼かれる前、医者の診断も得ていたはずの、役立たずのその胎が。
男を受け入れたことで役目を思い出したとでもいうのだろうか?
ユーゴーは何も知らない。ただバズのそこが特別なのだと信じ込んでいる。
そんな彼に、「子供ができるかもしれないからできない」と告げれば、どんな顔をするだろう。
『ぼくのことを騙してたの?』
底なし沼のような目に責められる幻を振り払い、ガシガシと頭を掻く。いつまで経っても返事を貰えないことに、不安そうな顔をしたユーゴーが顔を覗き込んできた。
「バズ………?」
(ああ、ちくしょう)
この目には、勝てない。
頭がぼうっとして、耳元に心臓があるみたいに鼓動の音が大きくなって。きゅうと痛みを訴える胸を無視して、気付きたくない感情に蓋をする。
これは、友人同士の「遊び」なのだから。
「………腹壊すから、中に出すなよ」
「えっ、そうだったの!?気を付けるね!」
決して、恋人同士の「愛を確かめ合う行為」ではない。
嬉しそうに細められた碧色に見下されながら、そっと目を閉じた。
ユーゴーがいつまでも真実を知らないなんてこと、きっとあり得ない。無知が既知に変わる時、この関係は終わるのだろう。
それまで、バズは無垢な親友を騙し続けることになる。
それでも良いと、いっそ子供でもできてしまえばと思ってしまう自分に、吐き気がした。
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続きを書く気力がなくなったンゴ
元気を出すためにもみんなユゴバズをください