無知な大佐概念最高〜〜〜〜〜!

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「こういうこと、って」

「あ?」

「すきなひととしか、しちゃだめ、なんですって」

はふ、と息を吐きながらコビーが言った。こういうこと、と言いながら、黒ひげの陰茎を奥深くまで咥え込んでぽこりと膨らんだ腹を撫でている。一体誰にそんな事を言われたのやら。まあ、大体の想像は付くけれど。流石にまずいと思ったのかこの無知な英雄サマに性教育を始めたらしいが、少しばかり遅かったと黒ひげは笑う。何せコビーの体は、もうとっくに堕ちている。

「そういう事」に対して彼があまりにも無知であった事は、黒ひげ達にとってもとんでもない誤算ではあったものの。それならそれで楽しめるでは無いかと、当初の目的を忘れて、自分達は度々コビーを攫う様になった。英雄サマを自分達好みに染め上げてしまおう、なんて考えついたのだ。

ぞわぞわする所は気持ちがいいところ。

声は我慢しなくて良い。変な声なんかでは無いから、声はなるべく出した方が気持ちがいい。

ただ「嫌だ」「怖い」と言うのでは無くて、何が嫌で何が怖いのかをちゃんと言う。その先にもっときもちいいことがあるから。

きもちいいのは、悪いことじゃない。

全部全部、黒ひげ達がコビーに教え込んだ事だ。素直で物覚えが良いコビーは快楽の拾い方を覚えるのも早かった。褒めれば褒めるだけコビーは素直に喜んで、快楽に従順になる。自身のそれに触れずに達する事が出来た時も、胸の突起への刺激だけで達する事が出来た時も。コビーは自分の頭を撫でる手にうっとりとしながら「ちゃんといけましたぁ」なんて嬉しそうに笑うものだから。単なる遊びとして、玩具として終わらせるにはどうにも惜しい、そんな感情が最近黒ひげの中には芽生え始めているし、他の幹部やクルー達もそうだろう。


だから、ここでそんな事を言われては困る。


「アー……コビーよォ。そいつはお伽噺みてェなモンだ。それが出来てりゃ、ここまで人類は発展してねェぜ?」

頬に優しく触れながら、黒ひげはコビーにゆっくりと語りかける。それこそ、まるでお伽噺を読み聞かせる様に。

「なあコビー。お前は海軍でおれは海賊だ。だからどうしたって相入れねェしきっとお互い本気で好きになる、なんて事は無ェ」

「ん……」

「けどお前ェ、おれと……おれ達とこういう事するのは好きだろう?」

うつろでぼやけた目が黒ひげを見上げる。普段なら素直に頷くだろうに、今日そうしないのは、あの言葉が引っかかっているからだろう。それを解きほぐす様に、柔らかな髪を撫でる。

「何も貶めようなんざ思ってねェぜ? 素直に言いな。我慢は良くないって教えてやったろ?」

「ぁ……っ♡」

ぐ、と腹に刺激を与えてやれば、コビーの体がびくんと跳ねて甘い声を上げる。

「ほら、どうなんだコビー?」

「あ、ぅ……す、き、すきっ、すきです……っ、きもちいこと、するの……っ♡♡」

「ゼハハハ! ちゃーんと素直に言えたなァ、えらいぜコビー」

えらい、という言葉にコビーが嬉しそうにへらりと笑って、頬を撫でていた黒ひげの手に触れた。嬉しそうに頬擦りをしている。

「好きな奴とだけ、なんて、最初っから無理な話なんだよ。良い子だろうがそうじゃ無かろうが、快楽にゃ逆らえねェんだ。お前は十分良い子だがな、偶にはこうして何かしらで吐き出さねェと爆発しちまうぜ」

「う、ん……僕、いいこ、ですか……?」

「ああ。お前はとってもイイコだぜ、コビー」

えへへ、とコビーはしあわせそうに笑っている。ぐぽぐぽと音を立てながら中のモノが動く度にコビーは喘いで、してほしい事を素直に口にする。あんなくだらない言葉なんて忘れて、この船にいる間くらいは何も考えないで、気持ちいい事だけを覚えていけば良いのだと、黒ひげは大きく口を開けてコビーの唇を貪った。

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