無味無臭媚薬ガス
「まだジンジンします…」
入ってないのに違和感を感じるようになりつつ、トラップの影響が長引いているのか、体は火照っていく。
しかし、迷宮は手がかりもなく変わり映えしない。
「何もないのも暇ですね」
しかし、体には変化は訪れていた。
本人は気づいていないが、股からは愛液が流れ、乳首もサラシの奥から主張している。
「それになんか息苦しいですし。早くこんなとこ出たいもんですねー」
「や、やっぱり♡なにか、おかしい♡♡」
しばらく歩いていると、明らかに体が発情していく。さっきのトラップの影響かと考えていたが、あまりにも効果が絶大だった。
「なにか…仕掛けがっ♡♡あるはず…」
熱に犯された体で、どうにか解放への道を進もうとする。
頭はぼうっとし、上手く回らない。
「…っあ、あれ!」
天井の方から、何かが微かに空気を排出している。
直感で原因と悟り、刀先でこずく。その物体はそのまま、地面に転げ落ち粉々になる。
「うぅ…母乳でサラシがびしょびしょに…付けないと邪魔なんですけど、気持ち悪いですし」
苦渋の判断で、体を楽な状態にする。
しかし、体の疼きは収まることなく、脳の快楽は早かった。