火照ったケントレギナネーサンは

火照ったケントレギナネーサンは



「さぁーて、不完全燃焼だったんでね、楽しませてくれよ♪」


 がらりと薄汚れた一室で、獰猛な笑みを浮かべた女が男を組伏せている。

 女の細腕とは到底思えない腕力。そんなモノで組伏せられ、くぐもった声で制止をかける男に、女――ケントレギナは有無を言わせずその唇を強引に奪った。


「んちゅぷっ……んぐっ……んんっ……プハァッ!ごちそーさん♪」


 そういうの普通は下衆な男の台詞だろ?と苦言を催す男にケントレギナは、牙のように長い犬歯を見せて笑う。

 そのまま手慣れた手捌きで男の服を剥ぎ取ると、すらりと伸びた手で彼の胸板を撫でた。

 それなりに屈強な男のカラダ。そのまま下半身に手を伸ばし、股間のイチモツを握ってみればこれまたケントレギナ好みのサイズだ。


「文句言うわりにはカタくしてんじゃん?」


 おしとやかさとは程遠い獰猛な笑み。太古の星の支配者たる恐竜の遺伝子を受け継いだケントレギナにとって、命を削りあう戦いの次に好きなのがこれなのだ。

 しかし相手が乗り気でないなら、ケントレギナも面白くない。男の欲を煽るようにピッチリとした戦闘服を脱ぎ捨てて、こぼれ出た大きな乳房を恥ずかしげもなく晒す。


「ハハッ♪やっぱカラダはショージキってか」


 堅さを増す男のイチモツにケントレギナは喜びつつ、追い討ちのように男の胸板へ乳房を押し当てた。

 柔らかい乳房はぐにゃりと歪み、男に柔らかな感触をダイレクトに伝えていく。

 そうして男のイチモツはそれまで以上に堅くなり、ケントレギナの秘部に物欲しげに押し当たればもはや準備は完了していた。

 ケントレギナの秘部は戦闘後の火照りでとっくに受け入れる準備も出来ている。


「そんじゃ、いただきまーす♡」


 躊躇いもなくケントレギナは腰を沈めていく。

 ゆっくりどころか一気に根本までイチモツを受け入れて、彼女は強烈な性感に身体を震わせた。


「あんっ♡あっ♡イイッ♡やっぱアンタサイコーだよっ♡んんぅっ♡」


 余韻に浸ることもなく、ケントレギナは腰を動かしていく。ムードも何もない激しくも淫靡な水音が狭い部屋で木霊した。

 男もここまで来れば耐えきれなかったのだろう。ケントレギナの動きに合わせていつしか腰を突き上げている。


「んはっ♡あっ♡ヤル気になってきたっ♡イイよ♡もっと激しくっ♡」


 騎乗位で乱れるケントレギナ。

 行為に合わせて大きく揺れる乳房を男が掴むと、彼女はさらに乱れた。


「これっ♡これがイイッ♡生きてるって実感できるっ♡もっと♡もっと♡もっと♡もっと♡もっと♡」


 戦闘の時に見せる獰猛な笑みとはまた違う、獣のメスが快楽を貪り性を謳歌するような快楽に蕩けた笑顔。

 狂気的な表情だったが、それもまた彼女の一面の一つだと男はよく知っている。

 イチモツを強く締め付けるケントレギナの膣と激しい行為に、男は到底我慢できるはずがなかった。


「んああっ♡出てるっ♡アタシのナカに、たっぷりセーエキきたぁっ♡」


 ケントレギナの膣へ、注がれていく男の子種。

 ただ射精させるだけに飽きたらず、彼女の膣肉は男のイチモツを強く締め付け一滴残らず搾り取っていく。


「ハァッ……ハァハァ……♡」


 繋がったまま荒く呼吸を整える両者だが、男はこのあまりに激しい行為が終わったことに安堵しかけた。

 しかし、ケントレギナはいつまで経っても膣からイチモツを引き抜こうとはしない。

 それどころか、膣を締めて男のイチモツに再び刺激を与えていくほどだ。


「……一回で終わると思ったか?アタシはまだまだ足りないぜ?」


 ケントレギナの性欲のスイッチが完全に入ったことを男は悟る。

 再び堅くなる愚息に諦めを感じつつも、男は確かな興奮と言う熱を抱きながら行為を受け入れていく。


「言っとくけど、こーゆーことヤりたいのはアンタだけだからな♡」


 いきなりの不意打ち発言に、男は理性が飛ぶのを幹事ながら彼女主導の行為に没頭していくのだ。

 結局彼がケントレギナから解放されたのは次の日の朝になってからだった。



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