澱んだ男と配信者ウタカタ
1「うーん」
私は悩む。今日は流石にしないほうがいいのではないかと…
ルフィやルフィの友達が周りにいるのだ。流石にその中でやって……バレたら……
「………!」ジュン
想像しただけで濡れてしまった。
「はぁ…はぁ…しちゃおっかな♡」
そう思いながら準備をしようとする。そこにーーー
ガチャン!
「うたー!今日いっひょにねようぜー!」
お酒の匂いに身を包んだルフィが現れた。
「ちょ、ちょっとルフィ!いきなり入って……お酒臭!」
「飯食った後に飲み過ぎちまってよ!だーれも相手にしてくれねぇんだ!だから昔みたいに一緒に寝ようぜ!」
ああもう!
「わかった!わかったから!先ベッド行ってて!まだ私やることあるから!」
「………………おう!わかっはー!おやすみー!」
嵐のように現れ、嵐のように私のベッドで眠った。
「…………流石にルフィがいるのに……いや…これは…これで…」
私は悩む…もう心は決まってるのに悩む…
「そうだよね…みんな待ってるはずだもんね…よし!」
時計を見る。あと少しでいつもの時間だ。
「(途中で起きてきたらどうしよう♡ルフィなら大丈夫だよね♡映らないようにしなくちゃな♡)」
そうしていつも通り、いつもよりも低音量で配信を始める。
「みんなー…こんばんは…ウタカタだよ…」ボソ
待ちかねていたようにどんどん人が集まる。いつもいる人が…2人いない?長鼻くんと金髪くん…何かあったのかな…まぁいいか…
「今日はね…………
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あんまり大声出せないから囁きながら、みんなのやつシコシコ♡してあげる…。私がいいよっていうまで耐えてね♡…」
いつも通りの配信のはずだった。いつも通りエロいことをしてくれて、いつも通りに挨拶をして、いつも通りに終わる。
「そろそろいいかなー♡5秒前ー♡……ごー♡……よーん♡………さーん♡…………にー♡………………いーち♡……………………………ふー♡……………………………ぜろ♡…ぜろ♡ぜろ♡ぜろ♡………ふふっ♡ビュッビューっていっぱい出た…?」
あまりやらない囁き声とカウントダウンの合わせ技は予想以上にクルものがあり、普段なら考えられない量と勢いで出てしまった…
「やっぱ…ウタ……カタちゃんはいいな…」
普段とのギャップが素晴らしい…
「ウタカタちゃんの初めて…どうにかしてもらえないかなぁ…無理だな…僕なんかじゃ」
「じゃあ、今日の配信はここまで…またーーーー
声を聞き、そう思いながら、映像を見る。どうやら今日はこれで終わりのようーーー
見てしまう
ウタカタちゃんが上半身裸の男に押し倒された瞬間をーーーー
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「じゃあ、今日の配信はここまで…またーーー
そう言いながら配信を終わろうとする。
その手は届くことなく、気づいたら私は男に押し倒されていた。
「………………………………………」
「え…………………る…ふぃ…?」