『死に戻り』キッド。設定集
かなり雑な纏めです。すみません。
(アダマントについて
・キッドの意識が残っていたため不完全になった神の成れの果て。
・天使側の性質のせいで精神が変質した上に時間が経ちすぎてキッドの精神の欠片も壊れて原型を留めてないほど歪みました。
・過去に飛んだのはこのままいくと達成不可能だなと判断され、なら過去に飛ばせばいいな!ってなったからです。ですが、自身が誕生する前のおおよそ九百年前の過去に誤って飛ばしてしまったために死に戻りはアダマントの手元を外れ、実質的な不老不死に変質します。ある意味トキトキの真逆のことしてる。
・そして、クロノス島で、ダリーナという少女に出会い助けてもらい、暫くお世話になっていくうちに不死(なんならこの後神に成った際にアダマントの精神年齢に合わせて見た目が若返っている)が判明。ちなみに元々信仰されてたのはクロノス(時の神)です。
・ですがダリーナ共々生贄に選ばれ、邪宗に捕まる。キッドもアダマントのせいで能力使用不可になってたため邪宗の人間にすぐに捕まり、死なないなら生贄にしても大丈夫だな!とその島を支配していた邪宗の神への人身御供されました。分かりやすく言うと生きたまま心臓をくり抜かれた後に生きたまま焼かれました。
・キッドにとって最悪だったのはその能力と儀式のせいで封印が解けたレッドライダーと相性がよく、本当に「現人神」になってしまったことです。そのくせ人間としての記憶と感情が残っていたので、邪宗に対しての怒りの感情と記憶が残っていたことです。多分死ぬことが可能だった場合、肉体だけ持っていかれてました。まあずっと無の中にいるのと死ぬのだったらどっちのほうがいい?くらいのものですが。
・そうして邪宗を一人ひとり嬲り殺したら、いつの間にか彼は島の救世主として信仰を多く集めるようになりました。そのことに強い居心地の悪さを感じながらも信仰されること自体は受け入れました。
・が、キッドは「本当の自分を知っている者がいないまま信仰された」ので自我は少しずつ、しかし確実に孤独に蝕まれ壊れていきました。そして忘れかけていた過去を思い出し発狂。しかし、神としての力は彼に死ぬことを許しませんでした。
・そして文字通りキッドは考えることも止め「無」になりました。多分自分自身の過去の死に戻りを見ても何も思わないし感じなくなってます。残された彼は人間離れしたナニカに少しずつ変化し、過去のキッドの行いから集めた信仰に対し何をすべきかも分からず、そのまま数十年水底で孤独の中を何もせず生きました。
・そうして文明も崩壊するほど長い長い年月を経て、偶然島に寄った旅人を見た時に、彼は思いつきました。
「人生を繰り返させ、様々な因果を辿らせたら人はどうなるのだろう?」
と、何処かで聞いたことのある考えを。
この時点で彼の精神は元の人間の欠片ほども原型を留めていない程に崩れ腐敗し壊れ、新しいナニカへと変化しています。しかしそこで、彼は初めて好奇心というものを得ました。
そうして何人もの未来を踏みにじり絆を蹂躙し感情を滅ぼし死に戻りを繰り返させた先に、
彼は赤い髪の面白い青年を見つけました。
自分を殺してくれるかもしれない、そんな期待を無自覚に、無意識に込めて。
・簡単に言うとこれが本来辿り着くルートです。キッドは誕生と死を永遠に繰り返すというオチ。キッドはアダマントの原型ですし、アダマントはキッドに神格が混ざったものの成れの果てです。ですが、キッド≠アダマントです。精神が変わればそれは別人です。
・モリア様にちょっと近いのかなーと思ったのですが、モリア様が「仲間なんているから失う」という思想に後からなったのに対し、コッチは色々あった末に「本来なら頼るはずの仲間消失バグ」という本人視点のせいで頼るという選択肢自体がありません。仲間って聞いても「なかま…なかま…なにそれ?」ってなる。
・アダマント自体は子どもみたいな性格です。ただ終始微笑を浮かべてる。でも目は死んでる。非情。区切り区切り話すのは本人すら何を言ってるのか纏まってないから。矛盾してるのはそのせい。神として求められていたときの動きはキッドとしての記憶と理性が残っていたときのものだったみたいです。キッドのかけらほどの記憶をなぞって生きていました。正しく言えば空虚そのもの。だから知識で空いた穴の中身をいっぱいにしようとしています。永遠に埋まることがない底なし穴ですが。だから知識欲の神です。知識の神じゃなくて知識欲の神。
「初めて見た」=キッドの欠片ほどの記憶から忘れてるだけです。誤魔化してるが左手が義手&昔のキッドに似てるのはキッド本人だからです。肉体は。
・脳内で死に戻り時の悪い影響を受けて死ぬこと=幸せになれると思いこんでいます。キッドの解除条件は…もしかしたら自分には成し遂げられなかったことを無意識に覚えていたのかも。ちなみに好物は林檎。嫌いな食べ物はカレーうどん。どちらも味はよくわかってない。
・通常のあのキッドの精神のまま突っ切ると、このルートに強制的に移行します。避けるためには「自分の命も大切に」する必要が出てきます。まあ極力死に戻りを使わなければ良いわけです。「自分も極力死なず、なおかつ相手も死なせない」ことを意識し動くことになります。
あとは
・アダマントの中のキッドの欠片から何か思うところがあって(本編ではこれを飽きたと認識した)『試練』を与える
・アダマント側から動く
・キッドが誰かを頼る
・『試練』に正式に挑みウィルに気に入られる
・死に戻りをキッド海賊団の仲間に共有する
・アダマントに記憶を取り戻させる
この条件を揃えるのがトゥルーエンドへの道です。その思うところが理解出来なかったため無視すると生み出されるルートがアダマント爆誕の正規ルート。
・老いというデバフがないなんて最強じゃん!と思うかもしれませんが、逆を言うとそれだけ長い間生きてるにも関わらず中身が全然釣り合っていないということです。ONEPIECEの世界で全然老けてねーなって人はあんまりいないイメージ。
Q.なんで海軍来ないの?
A.非加盟国に人権があるとでも?
Q.服の下はどうなってますか?
A.人体構造をいまいち分かってないので多分服の下は、肉と本来その位置にない臓器や体のパーツがくっついてるグロテスクな有様です。足の指とか歯とか腸とかがまるで生きてるかのように動いています。見たら確実にSAN値チェック入る。元に戻ってもそこは変わらずなので服の下見せれば大体の人が気絶するか発狂します。ちなみに身体の真ん中に目とか口とか喉とかがついてますが移動可能なので、首元とかにたまーにあります。後ろも見れるよ!目の色違うけど!
Q.あのままラフテル着いてたらどうなってたの?
A.正気度低いし廃人になってたんじゃないかな
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さんのをお借りしました。
ウィルについて
・『試練』を正規に自覚して受けた場合の案内担当。
・簡単に言うとループ内においてのキッド海賊団+ドルヤナイカとダリーナの思念の概念体です。主に出てるのはアダマントルートで殺されたクルー。
・話の一区切り毎に見た目がキッド海賊団の誰かにコロコロ変わります。故に何者にもなれるし誰にもなれない。“誰か”で在ることを放棄したアダマントとは真逆です。
・ただ残念ながらアダマントには認識されてないし、アダマントは彼らを認識出来ないみたいです。数百年放置されてる模様。句読点毎に肉体と話し方が変化します。
・お察しの通り目の前で死なれたり死んだりした世界線ごとのキッド海賊団のメンバーの思念体なので、簡単に命を投げ出す自己評価低めになったキッドのことは嫌いですし『試練』をクリアしてようやくメンタルや自己肯定感を取り戻せたキッドのことは好き。なので全力でこの世界線のルートのキッドを援助してます。主人公補正を持っていないキッドに限定的な主人公補正をくれる。元ネタのリゼロでいうレム枠。言葉が優しいけど茨の道に進ませようとするタイプ。逆にラムは通常キッドのイメージ。
・実はキッドの様子がおかしいのは気付いてましたが、何かあれば言ってくれる・キッドなら大丈夫と放置したらああなりました。
・名前の元ネタはキッドの名前の元の一つの「ウィリアム・キッド」と英語の名詞で遺言や意思を意味するwillから。書くときに参考にしたのは海外のアニメーションの「ENA」のエナ。今思えば全然エナちゃうやんけ。
Q.なんでドルヤナイカの姿になれたの?
A.あの世界ではドルヤナイカはキッド海賊団の船員の一人なため。
Q.どうやって体作った?
A.ダリーナが生贄にされた結果変な力を使えるように。時間は山ほどあるので少しずつパラレルワールドとかの意思を取り込んで完成。ほぼ幽霊です。多分通常キッドの冒険をダリーナとドルヤナイカはうおー!!言いながら見てた。
ユースタス・キッドについて
・今作で一番捏造が多い上に弱らせられ別ルートで精神崩壊して肉体乗っ取られて果てには仲間殺しをして若返ってラスボスになるという最大の被害者。
・第二の封印だけ解けたのは彼がやった行いが内乱や内戦と同義と受け取られたから。死も魂と肉体にべったり染み付いてるだろうし、抗争や闘争の中でしか生きられない人or抗争や闘争を人生から切り離せない人っていう説から気質も近いところがあり元から器の素質自体はあった。そこから死に戻りが不死に変化して盛大なバグが爆誕した。
・ちなみに死に戻り対象にキッド選んだのは運命から連想して誘いとか引き寄せとかが思いついたのでキッドに決めました。なんかどっちも磁気っぽい。
・最初は軽い気持ちで書いてたんです…。書いてるうちにダイスくんが性癖暴露してどんどん弱ってったんです。どうして。
・これはあかんとなってキッドの考察スレや本編を確認したら現状維持を望まず常に変化を求めるタイプ、現在のあり方を変える意思が強くて変えた後のイメージが湧きにくいタイプっぽいので意外と『死に戻り』と『ありうべからざる今を見よ』はメンタル特攻かませるのでは?ってなり思う存分弱らせ虐めました。でも曇らせてもキッチリ戻ってこれて、しかも強化されてるあたり流石キッド。ごめんな、でも曇らせ書くのめっちゃ楽しかった。途中でこれいつまでも書いてられるなってなったから切ったけど。
・ちなみにメンタル折れたのは『試練』による4949回の記憶と死に戻りによるもの。簡単に言っちゃうとカイドウからの拷問とか片手切断とか全くメンタルに効いてない。最大の敵は自分自身だった。
・ちなみに
初期 死にたくないし、使ってたまるかこんなもん!
中期 死んでなんとかなるなら使おう。でもあんまり死なないように意識しよう
後期 あ、これ死んだほうが早いな????
こんな感じだったりする。
・実はifルートの「punk ass chump」のボルトも金髪のつもりで書いてたのでどのルートでも金髪の人と一緒にいるという。
・多分この人を闇堕ちさせるには自分のせいで仲間が人質になる、気が狂いそうなほどの時間を与え延々と停滞させ焦りを生む、脳弄って洗脳する系の寄生物を揃える必要がある。私の中では。最後のに関しては今後何か書くときに使えそう?
Q.死に戻り解除されたけど大丈夫?
A.しばらく無意識に死にかけることが増えますが、みんなで治していくのでノープロブレムです。
Q.死を体験した&アダマントやキッドたちは世界政府的にどうなんでしょう。あと、キッド海賊団や麦わらの一味のクルーは大丈夫?
A.今までは死に戻りが解除された人がいなかったのでただの頭おかしい人と処理されてました。ですがその『死に戻り』が完全解除&『死に戻り』やアダマントに関することが全てキッドに統合されたので、政府にバレたら『アダマントの正体は歴史の終わりの際に出てくるはずの世界を再構築するもの』であることを知っている&某財団の管理物の閲覧禁止のものと同じで『ループ経験者は死後についての認識災害を撒き散らすものになりかねない』ので死物狂いで追われる身になります。ヨミヨミと違うのは死がメインか否か。麦わらの一味やキッド海賊団が平気なのはこちらも追体験したからです。解除されたとはいえ死んだことがありますからね。まあルフィやローとお揃いになります。
Q.キッドが思うに一番怖い死に方は?
A.溺死
キッド海賊団について
・キラーさんもここに含みます。笑い声忘れすぎだろ…。
・多分このあとキッドに若干過保護になる海賊団。
・気付けなかったのはキッドが何れちゃんと話してくれると思ってたから。まさかあそこまで思い詰めるとは思ってもみない。
・死んだらウィルに統合され放置プレイされて、生きてたらキッドに信用されてないのかなと疑心暗鬼に入りループ内の記憶を実感を伴って押し付けられる。キッド程じゃないけどこの人たちも不憫。
・キラーさんをもっとちゃんとヒロインにしたかった(遺言)
・もう少しちゃんと書きたいので今後まだ短編的なのを書くのならここのを書くと思います。
麦わらの一味について
・おれの書き方が下手だったせいで出番が無かった。ごめん。
・ナミさんやウソップって口調書きやすいんだなって思いました。個人的にフランキーとジンベエ親分が書きにくさダントツ。
・ロビンがレーテーで調べて出てきたのはアダマントの記録と福音書です。なんでこれが?となってたら御本人が登場しました。
・あのあとブルックにキッドはお説教されてると思います。途中からキラーたちも加わって「悲しかったんだからな!」とかめっちゃ言われる。
Q.ルフィの死に戻りが解除された理由は?
A.ニカがレッドライダー止めるためにも解除した。ルフィなら自分の力でラフテル行くだろうし。
ハートの海賊団について
・ローがキッドの今回のループで『死に戻り』を唯一知っている枠を引いたので巻き込まれた。別の人が引いてたら最悪の世代(-黒ひげ)集結してたかもしれない。
・ローももう少し悪友感出したかった。ごめん未だに君の能力どう書けばいいのかわかんない。
・代わりに頭がいいキャラなので推理パートがメチャクチャ書きやすかった。察しが良すぎたかもしれない。力量不足ゆえ許してください…。
・クルーの皆様は完全に巻き込まれた。ごめん。
ダリーナについて
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さんをお借りしました。
・一応プロフィール。
名前 ヨハネス・P・ダリーナ
出身地 偉大なる航路 クロノス島
年齢 23歳
誕生日 1月7日(ダリー(1)ナ(7))
身長 180cm
星座 やぎ座
血液型 S型(O型)
趣味 絵を描くこと、林檎の世話
好きな食べ物 林檎料理全般
嫌いな食べ物 牛乳(加工品はいける)
笑い方 ひひっ
胸のサイズ 二年前のナミより少し小さいくらい
・おおよそ九百年前の人間。マジで善意でキッドに優しくしてたら不死者と仲がいい!?ならこいつも生贄にしようぜ!と理不尽に生贄にされた人。挙げ句クスリで精神崩壊させられた。
・多分、過去の世界では生贄にされる前に島が別の国に占拠されるのでそこに乗じて逃げて別の海に行ってる。それからどうなったかは分からないけどハッピーエンドは迎えた。
・キッドとの会話は「宝石の国」のウェントリコススとフォスフォフィライトやドラマ版「岸辺露伴は動かない」の露伴と泉くん、「Gravityfalls」の双子などを参考にしました。なんか書いてるうちに海外アニメとかにこんな感じの二人組多いよねって思いました(口悪めな男とおバカっぽい女が対等に言い合ってる関係)。
・見直すとお互いちゃんと名前呼んだのは最後の時だけなんですよね、書いてる時気づかなかった。
・元々は島いちの林檎農家の娘だったが20年前に邪宗に占拠された際に父母を殺され、現在一人暮らし。林檎の木はその際に何本か焼かれてもう数本しかありません。なんだかんだ博識なのは育ててくれたおばあちゃんの影響。既にそのおばあちゃんも数年前に亡くなってます。
・賑やかかつ元気な気の強い女。でもしっかり面倒くさがりだしズケズケ言うタイプ。ドライな部分もある。でもなんだかんだいい子。
・キッドたちの時代に生きてたらヒッピーファッションとか着てたんじゃないでしょうか。
・キッドとは島から出て俺の船に乗らないかと勧誘される程度には仲良くなりましたし、いいね!と受け入れました。まあ絶対に無理なんですが。
・当初はキッドを不死者とバラして暴言吐いて逃げさせてから捕まえて死なせようかと思ってましたがやめました。それじゃあキッドのメンタルにダメージは与えられない。
・オリキャラなのにそこそこ愛着が湧きました。ですが、あれはまあ、必要な犠牲。最期はメチャクチャ壮絶にしようと思ってました。
・名前の元ネタはそのまんま「怠いな」。
・ダリーナ自体は「ギフト、贈り物」という名前意味があるそうです。ボカロ曲の忘却日記の影響もあります。実はこの子のお父さんは「ナイト」、お母さんは「メアリー」って名前だったりする。
・名字の方はお察しの通り新約聖書の黙示録の著者のヨハネ。名前をそのまま訳すとヤハウェのサイケな贈り物っていう。
・ミドルネームはサイケ(Psychedelicから)と読みます。元ネタは音楽ジャンルのサイケデリックから。無理があるかなと思いつつキッド海賊団入り(仮)するなら音楽用語入れたいと入れた。わざわざサイケデリックにしたのは………あれです。ヒッピーファッションからの連想です。
・キッドはミドルネーム持ちの名前にDが入ってる子に振り回される運命だといい。
・多分今後短編を書くのならこの子が主人公枠になるかもしれません。お気をつけください。
アダマン島/クロノス島
・元々はクロノスさま信仰の聖地。20年前に邪宗に占拠され酷い目にあうように。
・正規ルート世界線だとダリーナが生贄にされる前に別の国に占拠されるので邪宗ごと壊滅させられる。クロノスさま信仰の聖地自体は残る。キッドがいてもいなくても邪宗は滅ぶ結末。アダマントに皆殺しにされるか周辺の国の奴らに殺されるかの違い。
レッドライダーに関して
・本来呼び寄せようとしたのは時の神でした。ですが、不死状態になったキッドが混ざっちゃったので変質し、もっとヤバいものを召喚することに。
・このアダマントの元ネタはヨハネの黙示録の四騎士の一体「レッドライダー」。
・「レッドライダー」は戦争や内戦、内乱を司った天使です。第二の封印の騎士。ただこの作品内での扱われ方としては、「全て崩壊させ再構築させるためのデウス・エクス・マキナ」枠の一人。
・一応戦争を司ってはいますが他のことはやってOKですし生贄の儀式のせいでクロノスの影響を受けてるので一応神様として島に支配も飢餓も疫病もないようにはしてました。
・彼の名前は一応あります。
「エウスタキウス」です。再三迷った末に大致命者のエウスタフィから取りました。
…キッドの名前の元ネタは多分ユースタス・ザ・モングとウィリアム・キッドだと思うのですが、こちらも元なのかな?グラコレで教祖衣装あった気がするし。
・ちなみに性質の元ネタはエリス(争闘)。エリスは不和と争いの女神です。殺戮の女神であるエーニューオーと同一視されています。ヘシオドスの教訓詩『仕事と日々』の中にある二つのエリスの中の忌まわしい戦いと抗争を蔓延させる残忍なエリスとニュクスが生んだ長女であり、怠け者も相手への羨望によって切磋琢磨する闘争心を掻き立てる、益のある「善きエリス」の側面もあります。
・レッドライダーが私にはいまいち分かりにくかったのでエリスを採用しました。すると不和、死、不幸、選ばれたものは華々しい未来を約束される(なお成功させるまでが大変)、となかなか物語に必要そうな主人公補正っぽい神様になりました。
・呼び出されたモノ自体は「レッドライダー」です。ただ性質とかはエリス寄り。そこにキッドの記憶が混じってアダマントになります。
・このことに、色々混ぜ合わさって初期化した本人は気づいてません。ただアダマン島が非加盟国なのに今なお権力強く残ってるのは積極的に戦争して勝ったからだったりします。その数7回。アダマントが先導しました(というか島の者の意識を奪って体を操ってた)。
・色々混ぜ合わせた結果大変なことになりました。だってさぁ…死神ってキリスト教だと天使と同一視されてたらしいのに死は不浄だから悪魔も同義って書いててさあ…それなら全部混ぜちゃおってなってさぁ…。ついでとばかりにギリシャ神話の争いに関わる神様と某財団収容機械仕掛けの神の要素を混ぜました。このクソボケが。
・おまけとばかりに髪の毛伸ばさせてボッサボサ目隠れにしましたし若返らせました。更に異形の怪物化させました。クソボケが──っ(画像略)。
・性癖が溢れ出すぎている。スカルガのダボゥさんとかロボトミの何もないとかモンストの轟絶とかの異形の怪物大好きなんですよ…。個人的なイメージだとモンストのレクイエムとモラルの獣神化をイメージしてました。
・赤い馬はいませんが髪が赤いです。剣はアダマント製。鎌にも出来ます。振ると平和を奪えるかも。関係ないですが、聖書関連では悪魔より神や天使の方が人を殺しているそうな。
・元々は普通に神様にしようと思ってたのですがそれではつまらないかな?と後から足していった結果、奇跡的にキッドにめちゃくちゃ噛み合う四騎士のレッドライダーがラスボスになりました。七つの大罪とかナヴァラサとかからもありかなーと思いましたが、神・始まりVS天使・終わりってのも面白いかなと。ジキジキが実は磁気と時機っていう、ね…うん。
・関係ないですが、個人設定内ではニカやトットムジカとかの神格化してる奴らの部下に彼ら天使は当たります。四騎士の一人に「ワーテル」くんとかいるかもしれない。あと二人はご想像にお任せします。)
書ける気しないから諦めたけど一応ifルートは9つあるよ。
怠惰ルート 『punk ass chump』。全部諦め、受け身に。唯一満足して死ぬ。目が死んでる。半目気味。無表情。
傲慢ルート 結局神様を押し付けられたので世界作り直そ!ということでやり直しましたがなんか歪。自分を含めたみんなが幸せな世界を作ろうとしてる。でも失敗して何回もやり直してる。それをキラーたちは気付いてる。終始冷や汗&挙動不審。
嫉妬ルート 本来のアダマントの行く末。有り得ない未来を求めて生き続ける。死んだ目で微笑。
暴食ルート キッドが全滅した自分のクルーのしたいを食べちゃった。カニバリズム癖の殺人鬼となる。片目が無い。無表情かつ目の焦点があってない。
憤怒ルート コンポループルート。ループしてないキッドの身体がクロノスに完全に乗っ取られる。キッドもコンポも救われることはないので永遠にループします。目閉じてニコニコしてる。
色欲ルート 諦めて普通に結婚して普通の生活してる。仲間の死体のうえに作られた平穏。そのうちバレて崩壊する。このキッドは色々諦めて壊れたので浪川キッド化する(壊れた結果、普通を擬態してる)。多分そのうち話す言葉が文字化けしだすタイプ。瞳孔開いたまま貼り付けたような笑顔。
強欲ルート アダマントになる前に知識の保管庫化することを選んで自我を無くすことを選んだルート。光過ぎて逆に闇。目キラッキラしてる。
虚飾 うまく逃げおおせてダリーナと海賊するルート。勿論キッドは死ねないので未来にいる過去の自分を止めれないで終わる。
憂鬱 本編のキッドが精神崩壊してムネモシュネに居続けるルート。なーんも解決せずで終わり。表情筋が死んだ。疲れた顔してる。
あとがきという名の言い訳
・まず長らく読んでいただきありがとうございました!
・ここまで長くなるとは私も当初考えておらず、あのまま「飽きた」で終わりは後味が悪すぎるので続きを書こうとしたらここまで長くなりました。
・とりあえず全キッド海賊団ファンの方には謝罪します。申し訳ありませんでした。キッドはこんなに弱くねえよ!!死に戻りのせいということにしといてください………。
・麦わらの一味ファンの方とハートの海賊団ファンの方にも謝罪します。出番無くてすみませんでした!それもこれも私の力量不足です……。
・色々書いてくうちに原作のリゼロや神話とかを読み直しました。やっぱり面白いですね。
・ONEPIECEが今後どうなっていくのかは分かりませんがキッドもなんか厄ネタあったりするのかなと感じながら書いてました。少なくともジキジキの実とキラーのSMILEは何かありそうな予感。
・書くたびに実感しましたが下手ですね。どうしたら出番に偏りなくきれいな文を書けるんだ…。
・アダマントの過去編は盛りに盛って胸糞にした記憶があります。出来るだけキッドに刺さって弱らせれるような感じに。そしたらアダマントがメンヘラっぽくなりました。個人的にローがラスボス化したらドフラミンゴみたいになるみたいなラスボス化したら本人が死ぬほど嫌がってる相手みたくなるってのは好きなので、よし!となりました。その代わり救済方法がマジで思いつかなくなったけどな!
・悪意マシマシのアダマント過去編ですがここも三船長の残り二人の過去に揃えてたりします。
燃死→エースの死に際、フレバンスの惨事
ダリーナの死→エースやウタの死、ラミやコラさんの死
みたいな。
・黙示録の四騎士が本編で要素として出てくるかは分かりませんが、個人的にニカやトットムジカの存在のおかげで「こういうのありなんだ!」となったのでいれました。
・ただ私の技術が足りずバトルシーンが書けなかったのでレッドライダーがめちゃくちゃ弱そうになってしまいました。申し訳ないことをした。本当は人間じゃ勝てないくらい強いんですよ?技名も思いつかなかったです。申し訳ない。
・ギリシャ神話要素とか角とかはあれです。完全に嫌がらせです(マムの技名とかカイドウの角とか)。キリスト教モチーフにしたのはレッドライダーとその名前を思いついたからですが。
・書きたいことはたくさんありますが、ここで終わります。本当に読んでいただきありがとうございました!
・まだちょっと書く気あるのでスレが残ってる限りいつになるか分かりませんがダリーナメインのストーリーかifルートを書くつもりです。まあ、まだやってんのかくらいの気持ちで見ていただけると助かります。
・おまけの蛇足
ガラガラガラ……
「………………」
まだ彼は、キッドは生きていた。
死を覚悟したし、そのつもりだった。にも関わらず生きていたのである。
「なんでだ」「まだ心残りでもあるのか?」
うーん…と考える。タルタロスが確実に無くなっている以上、おれの存在は消えたのだろう。
事実、神として行使していた能力は使えなくなっていた。
ならば、なぜ今ここにいる?
悩むキッドのもとに、人の気配が近付いた。
「…………?」
振り向くと、そこには少女がいた。
「……」
彼女は黙ったままキッドの前に立っている。
見覚えのある顔だった。でも、どうしても、なにかに阻害されているかのように思い出せない。
「……誰だ?」
[やっと、会えた]
彼女、いやソレは涙を流しながら彼に抱きついた。
「……………お前、もしかして、」
ソレは泣きじゃくりながらも、何度も首を縦に振る。姿形が変わる。みんな、知った顔だった。
そうか、そうだったのか。だから、おれはまだ生きてるんだな。
キッドは納得したように言った。
「ずっと待っててくれたのか?」
また、ソレは涙を浮かべながらもコクコクとうなずいた。
[止めてくれ、なんとかしてくれって。おれたち、わたしたちじゃ、何もできないから]
ボタボタと涙を流しながら、“ソレ”ことウィルは話す。
「そうだよな。ごめんな、気付けなくて。」
頭を撫でると、更に大きな声で泣いた。その場に慟哭の声が響き渡る。それは一人ではなく複数人の声だった。
そしてしばらくして落ち着いたところで、キッドは尋ねる。
「それで、これからどうするんだ?」
ウィルは少し考えたあと、
[お前と、一緒にいたいです。今度こそ、ちゃんと一緒に未来に進みたい。]と言った。
「でも、おれはもう、幽霊みたいなもんだぞ?」
ウィルはそれを聞いても動じなかった。
[それでもいいさ。それにおれたちだって変わらない。ともに、もう老いることは無いんだ]
「そっか。じゃあ、よろしくな」
話したいことが、やりたいことが、山ほどあるんだ。キッドはそう言ってウィルに、みんなに笑い掛けた。
こうして彼らは共に生きていくことになった。
その後、どうなったのかを知るものは誰もいない。でも、きっと幸せだった。それだけは間違いなかった。
終わり。