正気の沙汰じゃいられない

正気の沙汰じゃいられない


※揉んでるし絞ってるし吸ってる

※♡喘ぎ、濁点喘ぎ

※ドリィもぺーたんもだいぶアホ

Q.アロサウルスくんなんでこんな発情してんの? 

A.ムハハハ!油断したな!エロ二次とはそういうものだ!

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今日は珍しく非番の日で、もっぱら頭痛のタネであるところの姉貴は任務で不在だ。思う存分羽根を伸ばせる休みなんて本当に久しぶりだ、のんびり釣りでもしようかななどと考えながら歩いていたページワンの耳にかすかなため息が聞こえた。声のする方を見れば自分と同じく飛び六胞の名を冠する同僚がぽつんと座っている。

「ん? なんだドレークか。何やってんだこんな所で」

「え……あ、ああ、ページワンか……」

ドレークはこちらを見た途端びくりと身を竦ませたが、相手がページワンだとわかるとすこしホッとしたように表情を緩めた。

「お前こそこんなところで何をしている? 今日はうるティと一緒じゃないのか」

「姉貴は任務だよ。おれは非番だから適当にぶらぶらしてただけだが……ドレーク、お前大丈夫か? 体調でも悪ィのか」

何もない物陰でひとり人目を避けるように座り込んでいるのもそうだが、よく見ればひどい顔色をしている。なんだかただ事ではない雰囲気だ。

あと、何か違和感があるなと思ったらいつもはがら空きのジャケットの前がきっちり閉められているということにページワンは気付いた。というかこの上着、前閉められたんだな。大胸筋が発達しすぎて閉められなくなっているのかと思っていた。

ドレークはしばらく俯いて黙り込んでいたが、やがて意を決したように口を開いた。

「……そうだな……お前になら、話しても良いかもしれん」

「え、な、なんだよ?」

「誰にも言わないで欲しいんだが、実は……その……胸から……」

かすかに顔を赤くしながらドレークは閉められた上着の前をおもむろに開く。途端、むわ、と鼻をつく甘ったるい匂い。

「……っぼ、母乳、が……出てくるように……なってしまって……」

「………………は?」

脳はその言葉の意味を理解することを拒んだが、視覚を通して目の前の光景がダイレクトに情報を伝えてくるので否が応でも現実を直視せざるを得なかった。

晒されたドレークの胸元、というかぶっちゃけ乳首周辺がびっしょりと濡れててらてらと光っている。汗……ではない。よく見れば液体は少し白濁していた。

「いや……え? は? な、何これ……??」

「……昨夜からこうだ。急にこんな……妙なものを口にした覚えも、何者かの攻撃を受けた記憶もないんだが……」

「…………クイーンあたりに相談、とか……」

「もうしてきた。一頻り笑われて、でもひととおり調べてはくれた……が、原因は依然分からずだ。とりあえず乳が出ること以外は生体検査上なにも異常はない、と……」

「男の胸から乳が出ること自体が異常だろ……。ま、まあとにかく病気とか敵の能力とかじゃねェんだな。よかっ……よかったのかな……」

いっそ敵の攻撃のせいだったほうが元凶をブチのめせるだけマシだったかもしれない。あまりにもあんまりな境遇のドレークに掛ける言葉も見つからなかった。

「ていうか、よくそんな……その、身体のことおれに話す気になったな……おれだったら絶対誰にも相談とかできねーわ……」

万が一、姉貴の耳にでも入ったら一巻の終わりだ。自分の身に置き換えて想像してしまいぞっとする。

「お前なら笑わず聞いてくれるかと思ってな……解決策を出してほしかったわけじゃない……とりあえず誰かに話してすっきりしたかったんだ」

いつもの堂々とした姿はどこへやら、すっかり参ってしまった様子で項垂れるドレーク。ただでさえおかしな状況に混乱しているところへクイーンに大笑いされたことが結構効いているらしい。ページワンとしては可笑しさよりも困惑と気の毒さが先んじてしまいとても笑う気にはなれなかったので結果としてドレークの人選は間違っていなかったということである。

「ま、まあその、元気出せよ。話くらいなら聞くぜ」

「すまんなせっかくの非番なのに」

ドレークは百獣海賊団の中では新参のほうだがその短い期間で飛び六胞までのし上がった実力者であり周りからは一目置かれる存在だ。それに、愛想のないやつではあるが性格面でも悪い話はあまり聞かない。ページワン個人としても自分を追い回す恐ろしき姉から庇ってくれたことも一度や二度ではないので割とドレークに対する好感度は高めであった。借りを返すというと大げさだが話し相手くらいにはなってやろう、と思えるくらいには。

「こう痛くては有事の動きに支障が出て仕方がない。それにすぐべちゃべちゃになるから気持ち悪くて気が散る」

「濡れて気持ち悪いのはなんとなくわかるがそのうえ痛ェのかよ、大変だな」

「ああ……服が擦れるだけで疼くような痛みがあって正直全部脱いでしまいたいくらいだ」

「いやそれは流石にマズイだろ……あ、そうだ、アレ付けたらいいんじゃね」

「アレ?」

「ほらアレだよ、女が付けるブラ――」

「はっ!? お、女の下着を付けろというのか!? そ、そんな、そんな、は、破廉恥なこと、じょっ冗談じゃない!」

「ちょっ声デケェ! 人が来るだろうが! つかそんなムキになるほど嫌か!? 擦れて痛いよりマシだろ、上着着込んじまえばどうせ隠れるんだし」

「いや……し、しかし……」

痛かったり気持ち悪かったりするよりもブラジャーをつけることのほうがよっぽど嫌らしい、ドレークの顔色は赤くなったり青くなったりで忙しくこのままブラジャーの話を続けていたら今に卒倒することだろう。幼いころからずっと姉とともに生活しているページワンからすればブラジャーごとき――まあ確かに自分でつけるのはちょっと抵抗があるかもしれないが――何もそんなに大騒ぎするほどのこともあるまいと、純情すぎるドレークの心は理解しがたいものだった。

「ん~、でもいつまでもそのままにしとく訳にもいかねェだろ……もういっそ全部ひとおもいに出し切っちまうか? こう、絞ってったらそのうち枯れるだろ。知らねェけど」

ふと思いついた考えを口にしてみると、何故かドレークの顔はますます曇った。

「実はおれもそれを考えていてな、やってみようとしたんだが……できなかった」

「なんでだよ?」

「その……本当に、尋常じゃなく……い、痛いんだ。絞るどころかちょっと押さえただけで……その……」

その感覚を思い出したのか、ドレークは居心地悪そうに身じろぎする。

ページワンにもよく分かるのだが、動物系能力者、とくに古代種というのは本当に頑丈に出来ていて、ちょっとやそっとの攻撃や衝撃では痛がるどころか怯ませるのも至難の業なのである。そんなタフな性質を持つはずのドレークが音を上げるなんて相当な痛みなのだろう。想像するだに恐ろしく、ドレークに同情しきりのページワンであったが――

「だから……その、ページワン、お前に頼んでもいいか……?」

「え? 何をだ?」

「そ――その、し、絞るのを、だ」

思わぬ提案に、今度はこちらが卒倒しそうになる番だった。

「……え!? おれェ!? なんでそうなるんだよ!?」

「お、おい、声がデカいぞ、誰か来たらどうする」

ドレークの言い分曰く、自分でやるとどうしても痛みを想像してしまって力を込めることができない。手加減してしまう。だから他人の手を借りてムリヤリ絞ってもらうほうがうまくいくのではないか、と。

そう言われるとなんとなく説得力があるような気がしてきてしまう。

「う……わ、わかったよ。乗りかかった舟だ、付き合ってやる」

「……助かる。お前に相談して正解だった」

善は急げとばかりにドレークはいそいそと上着を脱ぎだした。再び、問題の部位が露わになる。

「……確かに、コレは痛そうだな」

改めてまじまじと見てみると、筋肉にしては不自然な膨らみ方をしていて乳房が全体的に腫れているということがよくわかった。乳の滴る乳首も心なしかぷっくりと膨らんでおり、充血しているのか赤みがかっていて存在感をこれでもかと主張している。

(……いや元々のドレークの乳首がどんな見た目とか意識したことないけどな!?)

ちょっとイヤらしいな、と一瞬でも思ってしまった自分の正気を取り戻そうとぶんぶんと頭を振って、改めて向き合う。

「よ、よし……。んじゃ、いくぞ……?」

「ああ。思いっきりやってくれ。おれが痛いとかやめろとか言っても聞かなくていいからな。容赦なくやってくれていい……」

「ほ、本当にいいんだな……? やめてやらなくて……いいんだな?」

「い、いいと言ってるだろう。早く、早くやってくれ、ひとおもいに……」

「お、おォ……よし……やるぞ……」

ページワンはそろそろと両手をドレークの胸に伸ばし、上下から挟むようにして、ぎゅっ♡と掴んだ。

「んうぅっ♡」

頭上からドレークのうめき声が降ってきて、思わずページワンの手から力が抜ける。

「え、あ、わ、悪ィ、痛かったか」

「ん……っ♡ だ、だいじょうぶ、だからっ、やめるな……さっき、言った、だろう、やめるなっ、て」

確かにそういう約束だが、ほんの少し力を入れただけでドレークはすでに肩で息をする勢いだ。こんなにも苦しまれるとなけなしの良心が痛んで仕方がない。だがここは心を鬼にしてやらねば。ドレークのためだ。心の中で自分に言い聞かせながらページワンは乳房を掴む指に再び力を込めた。

「え、えっと……こ、こんな感じか……?」

「ふぅ……っ♡ う、ぅぐ、うっ……♡」

「あれ……? 出ねェな……まだ弱いか……?」

「ん、んんっ、んぐ……♡」

ハリのある部分をあちこちぐにぐにと押したり揉んだりしてみるが思ったほど母乳が出てこない。相変わらずじわ…っ♡とにじんでくるばかりだ。結構力を込めているつもりなのにおかしいな、と焦りの色を見せ始めたページワンの様子に、ドレークが息も絶え絶えに口を開く。

「そ、そこじゃ、ない……」

思わず手を止めて見上げると、上気した顔で見下ろすドレークと目が合って思わず固まってしまう。ドレークはそんなページワンの手を取り、もっと中央のほう、乳首の根元に導いた。

「え、あ、こ、ここ? なのか?」

「ああ……たぶん、この辺り、だと、思う……そこが一番、張っていて、痛いから……っん♡」

軽くつついてみると確かにひときわ硬くしこっている。さっきまでは胸筋全体を揉むようにしていたから、この辺りには刺激がうまく伝わっていなかったのかもしれない。

「よし、じゃあ改めて……いくぞ」

「あ、ああ……」

ドレークの指した、乳首の根元の硬い部分を摘まむようにして絞る。すると、

「ぅあ、あ♡あっ♡んぎいっ♡」

「うわ、わっ!」

さっきとは明らかに違う勢いでどぴゅっ♡びゅーっ♡と母乳が飛び出してきた。思わぬ勢いに避けきれず、ページワンはもろに白濁を被ってしまう。

「やべっ服に飛んじまった」

「ふう、ふぅっ……♡ す、すまん、汚したか」

「い、いや、気にすんな、別に大した汚れじゃねえ……」

とは言ったものの、もしかしたらマズいかも知れない、とページワンは顔にも飛んだ母乳を拭いながら内心考えていた。ここは百獣海賊団、純正悪魔の実動物系の能力者はもちろん、それの何十倍ものギフターズで構成されており、連中揃いもそろって文字通り動物並みに鼻が利く。衣服に付着した染みからもミルクの匂いを嗅ぎ取られてしまう可能性が高い。

(それになにより……姉貴! そう、姉貴に万が一見つかってみろ……!)

あの目ざとく距離の近い姉のことだ、ページワンの服の汚れにも間違いなく気付くだろうし匂いに関しては前述のとおりだ。うっかり任務帰りに鉢合わせたりした暁にはしつこく問い詰めてくるだろうしそうなったら言い逃れできる気がしない。口を滑らせたら最後、自分とドレークの尊厳は地に落ちることだろう。

姉が帰ってくる前に何としても事を終わらせてしまわねば、そして証拠となるものは徹底的に隠滅しなければ。一番の証拠となるのは、そう、母乳。これをどう隠滅するか――瞬間、ページワンの脳髄に衝撃走る。それはまさしく天啓。

「そ、そうだ! 飲めばいいんだ! 乳なんだから!」

……この異常事態に動揺しているのは当事者のドレークだけではなかった。ページワンもまた、本人にその自覚は無かったが相当にテンパっていた。自分の思考回路と発言内容の異様さに気付かないくらいには。

「は……? ページワン、お前何を、ッ!?」

戸惑うドレークに構わず、ページワンは素早くマスクを外すと未だ母乳の滴る乳首にむしゃぶりついた。ぴゅうっ♡と飛び出てきた母乳がページワンの口の中に吸い込まれていく。

「あっ!?♡ な、なに、なにをっ、痛っあっ♡」

手でつまむだけではなく口でちゅうちゅうと吸えば当然さっきよりも勢いよく母乳が出てくる。これなら早めに終わらせられそうだとページワンは調子づき、それこそ赤子のように無我夢中でドレークの乳を吸った。

「あ♡だめ♡だめだっ♡待て、い、一旦止め、やめ……っ♡」

強すぎる刺激にドレークは身体をよじらせ抵抗を見せたが、ページワンは動きを緩めなかった。『おれが痛いとかやめろとか言っても聞かなくていい』と最初に言ったのはドレーク自身だ。

「ゔっ♡んん♡う、ゔぅ~~っ♡」

ますます大きな声で苦しげに呻くドレークに構わず、ページワンはむしろどんどん絞る力も吸う力も強くしていった。もっと、もっとたくさん吸わないと。

「はひ……♡も、もうやめ、やめ……っ♡」

どれくらい経っただろうか、吸っても吸ってもどんどん無尽蔵に出てくるように思われたドレークの母乳も出がだんだん緩やかになってきた。最後の一滴まで残さず飲んでやろうと、駄目押しにひときわ強くちゅう~っ♡と乳首を吸ってやる。

「ひいぃっ♡つよ、つよいぃぃ♡ひぎぃっ♡あ♡あっ♡あ……っ♡」

取りこぼしのないよう、乳頭に残った雫をべろりと舌で舐めとるとドレークは声もなくびくびくと身体を撥ねさせる。口の中にたまった乳をごくんと飲み込んでページワンはドレークの乳首からようやく口を離した。

「んぐ……ぷは。これであらかた出尽くしたか……? しかしすげェ量だったな……」

口もとを拭い、ふうと息を吐き、改めて同僚の様子を伺う。

「おいドレーク、調子は……どう……」

思わず言葉に詰まる。ドレークはもはや顔どころか身体中真っ赤にしてくったりと地面にへたりこんでいた。淫靡としか言いようのない表情を浮かべてこちらを見上げるドレークの姿に、今更のように自分の異様な行いを自覚してしまう。

(……ていうか……おれ……おれは、今、なに……を……)

痛々しいほど赤く腫れあがったドレークの片乳首が目に入る。さっきまで自分はこれに吸い付いて、ミルクを飲んでいたのだ。およそ正気の沙汰とは思えない事実にくらくらと眩暈がする。

それに……ページワンは気付いてしまった。尻餅をつき、脚をがくがくと震えさせているドレーク。その膝の間で、レザー素材を押し上げているのは――

「ドレーク……お前、なんで……勃っ……」

「お前の、せいだろうが……っ! あ、あんなに、強く、吸われたら……っ♡」

真っ赤に染まった顔、うっすら涙を浮かべた目、どこか色を滲ませた吐息まじりの声。いくら凄まれようが全く迫力がない。それどころか、ページワンは身体がどこか熱くなるような感覚を覚えていた。心臓はどきどきと高鳴り、まだ母乳の名残ある口の中に唾液が溢れる。辺りに立ち込める濃厚なミルクの匂いも手伝ってぐわんぐわんと脳みそが揺さぶられている。そんな頭でまともにものを考えることなどできるはずもなく――

「……とりあえず、そっちも……吸っていいか?」

ページワンはさっきむしゃぶりついた方とは反対の乳首を指さした。ふっくらと腫れ上がったそれは、まるで早く吸ってくれと言わんばかりにじゅわり……♡とミルクを滲ませている。

「え、あ……」

「……飲みてェんだけど」

物欲しそうなページワンの視線と口調に、ドレークはごくりと喉を鳴らした。

「……っ♡ す、好きに、しろ……♡」

恥じらうように目を逸らしながらも、吸いやすいよう胸を前に突き出すドレークに、ページワンは盛りのついた犬のように飛びつく。二人とも、誰かに見られたらどうしよう、早く終わらせなければ、などと考える正気は既に失っていた。

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