欲求不満の愛宕が藤丸くんの雄に当てられて発情浮気夜這いしちゃう話

欲求不満の愛宕が藤丸くんの雄に当てられて発情浮気夜這いしちゃう話



藤丸立香は困惑にあった。

夜の帷が下りた自室──指揮官の提案で当てがわれた元物置だが──そのベッドの毛布に潜り込んでいた女性。

指揮官の下でセイレーンという正体不明の存在と戦うKAN-SENという女性達。

その中でもこの艦隊の指揮官の右腕たる秘書艦。

長く艶やかな黒髪、頭頂には獣を思わせる耳の持ち主。

見慣れた白い軍服に袖を通し、短いスカートから白磁の足を覗かせる人物。

「愛宕さん、なんでここに!?」

愛宕と呼ばれた女性は目を潤ませている。

しかし視線は藤丸の顔ではなくさらに下──寝巻きの下半身に集中している。

寝巻きのズボンを掴んで離さない左手の薬指には、指輪が輝いているのが見える。

「藤丸くんごめんね♡お姉さん、もう──我慢出来ないの♡」

言いながら両手で藤丸の寝巻きを掴み、引き摺り下ろす。

まろび出すのは天を指すようにそそり立つ藤丸の分身。

それは愛宕の知るものとは異なり──

「────おっっっきい……♡」

悦に浸る声を漏らし、息を荒げる愛宕。

剥き出しの肉茎は力強く怒張し、反り立つ。

血管は浮かび、激しく脈動しているのがよく見える。

先端の鈴口からは無色の液体が僅かに滲んでいるのを捉えた愛宕の目は捕食者のソレに変わっていた。

するべきことは一つ。

「──いただきます♡」

「待っ──」


ぢゅる、ちゅっ、じゅぽっ、じゅるるるるっ!!


ぐぽっ、ぐぽっ、れろ、れろ、ちゅうううううっ♡


愛宕は藤丸の逸物を咥え、丹念に味わうようにしゃぶり、吸い、舐め回す。

逃げようにも腕を腰に絡められているため動くことが出来ない。

夜はまだ長い。


***


その数ヶ月ほど前。

ある夜の指揮官の寝室。

肌を重ねあう男女2人。

必死に腰を打ちつける男はこの艦隊の指揮官。

童顔気味の黒い短髪、中肉中背の男だ。

それを受け入れているのは、愛宕。

「愛宕、射精るぞ、愛宕──!!」

「いいわよ、指揮官♡お姉さんにちょうだい♡」

「ああっ──あっ」


つるり。ぴゅるっ。


そんな音と共に指揮官の肉棒は愛宕の蜜壺を抜け出し、彼女の太ももあたりを白濁で濡らす。

「また、やってしまったな…」

「…いいのよ、指揮官。そんなに気にしないで」

「…これでは君にも高雄にも申し訳がつかないよ」


少し前に彼は長らく連れ添った愛宕と、その後に姉妹艦の高雄ともケッコンを申し込み、晴れて結ばれ3ヶ月ほど経つ。

初めての夜から何回か2人で指揮官と夜を共にしたが、今回のようにすり抜け暴発してしまうことが多数。

そして今に至る。

なお、彼女は寮舎の宿直当番で不在である。


「全く、自分自身が情けなくて失望し──」

愛宕は項垂れる指揮官の顔を両手で持ち、己の眼前に向ける。

そして、紡がれる言葉を唇で遮る。

「「────」」

触れ合う間、互いの目線が交わる。

互いに恥ずかしげな表情をしているのがわかる。

ややあって唇が離れ、少しばかり距離を取る。

「指揮官、ダメよ?あまり自分を追い詰めてるところを見るとお姉さん悲しくなっちゃう。……もちろん高雄ちゃんも」

「そう言ってくれるのは嬉しいよ。いつも感謝してる」

微かに笑う指揮官の顔に愛宕も晴れやかになる。

「そっか。それじゃあ──」

「明日も早いし、そろそろ寝ようか。……これでは続きも難しい」

「──そう、ね。じゃあ、また今度ね」

「ああ。暫くしたらまたしようか。……おやすみ」

「おやすみなさい」

そのまま横になり眠りにつく指揮官。

天井を仰ぐ愛宕。

彼女はぽつりと誰にも聞こえない声で呟く。

「まだ、一度もイってないなぁ…」


その翌日、艦隊に異邦人がやって来た。


***

その日レイシフトで1人で弾き出された藤丸立香は、海に投げ出され漂っていた。

体温を奪われ気を失ってしまったが、不幸中の幸いか指揮官が率いる艦隊に発見・保護されることとなった。

しかし通信機材や礼装も調子が悪いのかカルデアに連絡がつかず途方に暮れていたところ、指揮官の提案で通信の目処が立つまで艦隊に滞在することとなった。

藤丸はそのお返しに艦隊の雑務手伝いをするようになった。

連絡はつかないまま日々は経ち、藤丸は艦隊の大半とも顔見知りになっていた。


***

時は経ち、ある日の昼過ぎ。

歩いてるだけでも汗が止まらなくなる熱気だった。


(久々に高雄ちゃんと一緒に指揮官のお相手したけど、やっぱりダメだったわねぇ…)


内心ぼやきながら開発ドックや科学研究室といった各部署の進捗視察などの折衝業務に駆り出されていた。


(指揮官とも高雄ちゃんとももっと深く繋がりたいわ──)


ため息を漏らした視線の先には人の影。

タンクトップに下半身はつなぎの藤丸だ。

手伝いをするうちに動きやすい服を、となり自然とここでは普段着になっていた。

汗だくで歩いており、両肩に提げている大型のクーラーボックス。


「こんにちは、藤丸くん」

「あ! こんにちは愛宕さん! 秘書艦業務お疲れ様です」

「ありがとう♪  今日は色んなところに顔を出さなくちゃいけなくて大変なの。……ところでそれはどうしたの?」

「ボルチモアさん達がテニスの試合始めたらみんな白熱しちゃってて。飲み物でも差し入れしようと思って」

「優しいわね〜、お姉さんが褒めてあげる」

「そんな大したことじゃないですよー、出来ることをやってるだけですよ」

「あら、そういうところ私は嫌いじゃないわよ?」

「ありがとうございます。俺もう行きますけど……そうだ、良かったらこれ」


バッグを下ろし取り出したのは酸素コーラの瓶。

バックの中は氷が詰められていたので、よく冷えていることが分かる。


「あら、嬉しい♪ 後でいただくわ、ありがと」

「どういたしまして! それじゃ」


立ち去る姿から漂う汗の香り。

鼻孔を刺激されるのを覚える愛宕だった。


***

「ふぅ…」


寮舎裏の物陰。人気は少なく意外と涼しい穴場。

軽い休憩に受け取った酸素コーラを飲み干した後、物思いに耽っていた。


(そういえば、藤丸くんのって…)


その日あった反応はセイレーンとも異なるものだったため念のため主力部隊が参加しております──愛宕も藤丸の救助に参加していた。

明らかに凍えていた彼への対応は当然濡れた服を脱がして毛布に包ませることだが、その過程で目にしたのだった。



(……冷たくなってたのに結構大きかったわね)


手に持っている瓶をしばし眺める。


(寒くなっててアレなら、大きくなったらふじまるくんの………おちんちんって、もしかして────?)


それに、童顔ゆえわかりにくいが、指揮官は藤丸より一回りほど年上。


(きっと溜まってるしスゴいのかしら……)


目を見開きハッとなると、頭を左右に揺らす。


「何を考えてるのかしら、私。流石に溜まりすぎ────」


言い掛けて、周りを見渡す。

誰もいない。


(────なら、ちょっとスッキリするくらい、いいわよね)


空いてる手をスカートのさらに奥、秘裂に中へと向かわせ、まさぐる。


くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ。


(これを舐めるくらい、いいわよね?)


手に持った瓶を口元に運び、まずは舌を這わせる。


ぺろ、ぺろ。ぺろ、ぺろ。ちゅう。ちゅう。


脇を責めるように吸う動きも交えてひと通り舐め回した後、咥える。

クレバスに潜り込んだ指の動きも止めない。

否。

長らく指揮官がいるからと己を慰めること自重していた。

ゆえに、加速する。


じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽっ。

くちゅくちゅくちゅくちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ。

ちゅぽっ。


まさぐる指の音が水音を交え始めたタイミングで、一度手を抜く。

更に咥えていた瓶を放す。

ぬらりと光る手にソレを持ち変えて、蜜で濡れた下着の上にあてがう。

空いた手は胸元の突起をこねる。


くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ


「……ぁ、ん!! ふあ、あ、あ……!」


コリコリと蕾を責められながらスリスリと肉棒を擦り付けている姿を浮かべる。

それは愛しい指揮官────


────ではなく、異邦の青年。


「ん、あ、あっ、あっ、あ────!!」



愛宕浜仰け反り、ブルブルと身体を震わす。

しばし立つと震えは収まり、荒い吐息が漏れる。


(そういえば、今日の宿直って私だっけ……)


ふう、と一息つくと言葉が漏れる。


「──ごめんなさい、指揮官」


どこか虚を帯びた瞳で左手の指輪を見つめる。


「──お姉さん、もうダメみたい」


漏れる謝罪の言葉。

吊り上がる口元。

浮かぶは獣欲の笑み。


***


──そして今に至る。


ずるるるっ♡じゅるるるるる♡ちゅうううううう♡


穏やかな女性と思っていた愛宕が自分のソレを飲み込むように咥え、上目遣いをしている。

繰り返し、頭を前後させ口内への抽送を続け、啜るように吸い込む。

強く、甘美な刺激に脳髄が痺れる。

さらに女所帯の艦隊、己の欲を吐き出すにも苦労する場所。

つまりは、溜まりに溜まっていたため──


──これは必然の流れである。


びゅるっ、びゅるるるるるる!!どぷっ、ごぽっ、ごぽぽぽぽぽっ♡


醸成された欲望を愛宕の口内にブチ撒ける。

彼女はそれを受け入れるどころか、口に溜め、ひとしきり射精を終えても離れることはしなかった。


ちゅううううううううううううううううううう♡


それどころか火男を思わせるように口を窄めて、吸うような音を出した後に、肉竿を口から離す。

唾液と精の混合液で作られた橋を指で拭うと膝立ちになり、両手は下半身の最奥へ。


くちゃくちゃくちゃくちゃぐちゃぐちゃぐちゃ。

ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐぢゅぐぢゅぐぢゅっ。


咀嚼音と水音が争い音を奏でる。

それに合わせて愛宕の呼吸音も荒く大きくなる。

そして────


「────────────────っ!!」


絶頂し身体を弓のようにしならせながら種汁を味わい飲み込む。


げえっっっっっっっぷ。


おおよそ美女に似つかわしくないゲップを出し、恍惚に満ちた表情を見せる。


「やっぱり思ってた通り♡多いし何よりプルプルのゼリーみたいだったし、ねっとりしてて…濃い♡────それに」


理解が追いつかない顔をする藤丸をよそに、まだ昂るものを見つめる。


「いっぱい楽しめそう♡」


膝立ちになり、スカートの奥──黒いレース地の下着に手を掛ける。

それはまるで小水を漏らしたかと思うほどに湿り気を帯び、一筋の糸が垂れていた。

気にせずそのまま思い切り引き下げ、脱ぎ捨てる。

そして見慣れたタイトスカートの裾を持ち上げる。


「藤丸くん見える? 君のお陰でお姉さんおかしくなっちゃったみたい♡」


白い陶磁器のような肌とコントラストを為す黒い草原があった。


「愛宕さ────」

「逃がさない」


愛宕は藤丸に飛びかかり馬乗りにな抑え付ける。

完全に動きを封じられた。


「待って、愛宕さん! あなたには指揮官さんが──」

「一回だけだから、一回だから。一晩だけ、一晩だけ────」


つぷり、と陰唇が鈴口とキスを交わしカリ首を飲み込むと勢い任せに膣奥まで飲み込む。


ずっっっっっっっっぷん♡


彼女の秘肉は未知の雄を一気に味わうこととなった。


「っっっ──────!!!」

「あ゛っ────────♡♡♡」


体験したことのない快楽が神経を、脳を駆け抜けていく。

処理しきれない。

愛宕の、藤丸の、嬌声が部屋に木霊する。


「なに、これ……♡ すごい♡  しらない♡ おねえさん、こんなの、しらない……♡♡♡」


指揮官のモノでは届かない場所を突かれ、広げられたことのない場所を押し広げられた。

これを知って、アレで満たされることはあるだろうか。


(絶対、できない♡)

「愛宕さん抜いて……」

「だーめ♡……終わったら、謝るから♡」


ぬる……♡ぱちゅん♡

ぱん♡ぱん♡ぱん♡ ぱん♡ぱん♡ ぱん♡


身体は自然と動き始めていた。

腕は藤丸を押さえつけたまま前後、左右、上下と腰を揺らす。

ソレに呼応して肌の擦れ合う音と水音が響く。


「ぁん♡、はぁ♡、あっ♡あっ♡あ────────っ♡♡♡」

「っ、あ、あっ、愛宕っ、さ、それダメっ……!!」


愛宕の目に藤丸は映っている。

しかし制止する声に聞く耳はない。

むしろ耐えるように喘ぐ姿は彼女の嗜虐心を煽る結果となった。


「ごりゅごりゅ抉ってる♡指揮官じゃ届かないところまで来てるぅ……♡」


ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん♡


「おっ♡おっ♡ おっ♡おっ♡ おっ♡おっ♡」

「────────────────!!!!」


舌を垂らして蕩けきった愛宕はピストンの速度を増す。

食いしばり、絞るような声を藤丸。

やがて。


「愛宕さん!!」

「──藤丸くん?」

「ごめん……射精る!!」


どっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっぴゅん♡

どく♡ どく♡ どく♡ どく♡ どく♡ どく♡ どく♡


「あ、あぁ…♡」

「射精てる……♡ 指揮官のより多くて濃いの、子宮に射精されちゃった……♡」

己の内の煮えたぎる熱を吐き出し吐息を漏らす藤丸と注がれる熱に上擦った声を上げる愛宕。


どく♡ どく♡ どく♡ どく♡ どく♡ どく♡ どく♡


しばしすると繋がり感じる脈動に合わせて互いの吐息の音だけになる。

その頃には吐精が終わり、愛宕は藤丸の腕を離し未だ屹立する男茎から腰を持ち上げる。



ぬぷん♡


「……!!」

「ん……♡」


ごぽぉ……♡


ほとんど個体同然の白濁がゆっくりと愛宕の秘穴から垂れていく。

白濁は露出した藤丸の下半身を濡らしていく。

子宮から熱が逃げていく感覚を覚えながら愛宕は藤丸の横に寝転ぶ。

気づけば左手で藤丸の手を握っていた。


***


藤丸は自分の隣の、自分の手を握る女性を見やる。

つい今日の日中まで普通に接していた人物。

それが夜中にベッドに押し入り、自分の分身を咥え、肉体関係を──もっと言うと、童貞を奪った。

ショックはある。信じていた人に寝込みを襲われたのだから。

一方で充足感も多幸感もある。


(────それに)


もう一度手を握ってる愛宕を見る。

表情はうっとりと恍惚の色を見せている。

そして本来彼女の隣にいるであろう人物を浮かべる。


(────ダメだ)


自覚してしまった。

理解してしまった。


(────この顔を俺にもっと見せてほしいって思ってる)


彼女を自分の手に染め上げたい。

奪ってしまいたい。

本能がその情動を認識すると、動くのは一瞬だった。


***


ちゅっ。

ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぷちゅぷちゅぷ。

れろれろれろれろれろれろれろれろれろ。


何が起きたのか愛宕は認識するのに時間がかかった。

藤丸の顔が迫ったと思ったら、彼の唇と己の唇が触れ合った。

そして啄むように動いたと思えば舌で前歯をこじ開け、その先に待つ愛宕の舌と絡み合いはじめた。

テクニックなど一つもない。

ただ目の前の雌を味わうという繁殖欲の現れ。

1人の女として、1匹の雌として貪られる悦びを感じ、受け入れる。


じゅる♡じゅる♡ じゅる♡じゅる♡ じゅる♡じゅる♡ じゅる♡じゅる♡


ひたすらに互いの唇を貪りあいながら、時間が過ぎていく。


「────────」

「────────♡」


アイコンタクトによる合図で唇が離れ、舌の間で唾液の糸が引かれる。

湿り気のある吐息を漏らしながら2人は衣服に手を掛け、全てをさらけ出す。

次に動き出したのは藤丸。

裸身の愛宕に覆い被さり、豊かに実った乳房の先端に狙いを定める。


「────いい?」


こくりと愛宕が頷くと、藤丸は標的の果実に向かう。

片方はちゅうちゅうと口で味わう。

一方はこりこりと右の指でこねくり回す。

左手は淫肉の内をなぞり、かき混ぜる。

時折口と指のポジションを入れ替え、丁寧に両の蕾と膣肉を味わう。


「ひゃ……♡ んあ……♡あっあっ♡ああああ♡」

「おいひい……!!あたごひゃんの、おっぱい……!!すっごく、おいひい……!!」

「だめ……♡くわえたまま、しゃべるの、ずるいいい……♡」


言葉とは反対に、身体は拒絶することはなく。

じゅん、熱を帯びた下腹部。

じゅわ、淫水が流れる肉壺。

一瞬、藤丸が口を離す。

意地悪げな笑みを愛宕に向ける。


「────じゃあ、喋らずにやりますね?」


かぷり、と大きく開けた口でかぶりつき、一気に吸い上げる。

合わせて秘蜜に濡れた指は陰核に狙いを変えて、その先端を指の腹で撫で回す。


「────っ!!! ────♡♡♡♡♡」


続けていくと愛宕の腰がのけ反る。


ぷしゅっ、と愛液が吹き出す。

愛宕はだらしなく股を開き、シーツに大きなシミが出来ている。

とろんと据わった愛宕の瞳が目の前の雄を捉える。


脳裏に浮かぶ、1人のヒトの顔を、目の前の青年の顔で塗り潰す。


「──藤丸くん、お願い♡」


そして言葉にして誓おう。

淫肉を両手で広げ、その先を見せつける。


「──君のちんぽで、お姉さんを、愛宕を、ぶっ壊して♡」


この人の雌になると。


藤丸の答えはひとつ。


肉竿を秘唇が再び口づけを交わす。

今度は雄と雌、番いと認め合うように吸い寄せあう。

ちゅぷり、と少しずつ肉竿が侵入を始めていき、やがてカリ首まで侵攻していく。

そして一気に蹂躙を開始する。

技術などない。

ただ本能に刻まれた繁殖欲求に従うだけ。

それ故に、力強く雌を貪る。

当然、彼女は抗えるはずもない。


「はっ♡あっあっ、あん♡あああっ♡」

「やっぱり……愛宕さんの……気持ちいいっ」

「だ、め♡おねがいっ♡だから♡いっしょの♡ときは♡愛宕って♡呼んで♡『立香くん』♡」


甘い声で懇願する愛宕。

その姿にぞくり、と藤丸の中で駆け巡る。


もっと見たい。彼女のすべてを。

もっと味わいたい。この雌のすべてを。


「いいよ愛宕……!!もっと、激しくして、いい?」

「もっと、激しっ、く?……お願い♡もっと♡思いっきり来て♡」

「いくよ……!!」


腰を大きく引き、肉槍で一気に突き抜く。

ばちゅん、と大きく響く音を立てて最奥まで貫く。


「んぎっ……♡」


愛宕の苦悶とも、悦楽ともつかぬ声が漏れる。

一瞬、鈴口と子宮口が当たりちゅっ、と吸いあう。

その勢いのまま抽送を繰り返す。



「お゛っ♡これ♡すごいっ♡指揮官じゃ♡ぜったいに♡これないところ♡きてる♡」

強い雄の力を叩きつけられ、愛宕も雌の本能に従う。

精を搾り、孕もうと膣肉が締まる。

「愛宕っ、そんな、締めつけられると、射精る……!!」

「いいのよ♡射精して♡ 射精して♡お姉さんの赤ちゃん作ろところに♡」

逃がさないように足を藤丸の腰に、両手は背中に回す。


「ぶっかけて♡」


びゅううううううううううううう♡

びゅる♡びゅる♡

びゅるうううううううう♡


「ああっ♡ああああああああああっ♡」


どく、どく、どく、と脈動と共に内奥に注がれる雄の種。

愛宕の子宮が、心が満たされていくのを感じ、高揚感に支配される。

拍動が収まるとぬぷり、と引き抜かれる感触を感じる。

すると愛宕は起き上がり、藤丸を抱き寄せて唇を重ねる。

さらに身体を撫でる。

藤丸も同様に愛宕の身に触れる。

貪るでも愛撫でもなく、ただ存在を確かめ合う行為だ。

しばしの穏やかな時が過ぎると互いの吐息が触れ合う程の微かな間を取る。


「愛宕、すごくエッチだった……」

「立香くんもあんなに激しくなるなんて、案外ケダモノね〜♡」

「人のこと夜這いかけてレイプした人が言います?……仕返しした俺も俺だけど」

ふふ、と笑みを返す愛宕。

「ぜーんぶ立香くんのせいよ♡ 指揮官のものだったお姉さんの全部、君のものに書き換えられちゃった♡」

「それ、俺もだよ……愛宕の全部、俺のものにしたくなっちゃんだから……」

「お互い、悪い人になっちゃったわね♡」

「……悪いって思うなら、やめます?」


答えは決まっている。


「だーめ♡……そういう立香くんは?」

「嫌です。あんなの知ったら、戻れないですよ」

「────じゃあ」


愛宕は意地悪そうに笑うと、彼──立香を抱きしめ、甘く囁く。


「いけない秘密の関係、もっと続けましょう♡」


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