棺杖
概要
──それは、老舗「イリテイティッド工房」の誇る異形の兵装。
元は量産型の仕込み杖。
しかし、持ち主であるレオポルド・ヴァン・ハウザーは、戦闘での火力不足に不満を感じていた。
そこで彼は、老舗工房の老技師に改良を依頼する。
老技師はその要望に応え、巨大な棺桶型兵装を新たに設計。
そして、杖と棺桶を一つの武器として連結・展開可能な兵装──
連結式多機能棺杖 「ライヘンバッハ」が誕生した。
◆【基本形態】仕込み杖《カイン・スタッフ》
- 外見は装飾の施された上質な金属杖。内部に刃を秘める。
- 杖の柄は攻撃力を上げるのと同時に、鍵として動く装飾が施されている。
特性:
- 鈍器として使用可能(棍棒に近い運用)
- 軽量で扱いやすく、隠し持つことも可能
- 蛇腹刃を内蔵しており、変形展開で次の形態へ
◆【展開形態】蛇腹剣《ブレイドリッパー》
- 杖内部の刃が分節し、ワイヤー連結で蛇腹化。
- 振ることで広範囲を薙ぎ払うことが可能。
- 特殊バネ式で、収束・展開を瞬時に行える。
特性:
- 牽制・足止めに優れる
- 武器を絡めとる、巻きつけるような戦術が可能
- ただし精密な操作が難しく、熟練者向き
◆【基本形態】棺桶《モータリアル・シェルター》
- 棺桶に格納された蒸気圧式大砲。
- 内蔵された霊石・蒸気タンクを圧縮起動し、超火力を放つ。
- 装填・再使用には時間を要し、連射は不可能。
◆【合体形態①】大剣《グレイモーター》
- 棺桶の錠前に仕込み杖の鍵を差し込むことで解放。内部に格納された巨大な歯車群が回転し、蒸気を吹き出しながら変形。棺桶の内部に格納された大剣用の刃が仕込み杖と連結し、巨大な大剣となる
- 錘のように重く巨大な刃。単純な重みと勢いで押し切る戦法。
- 歯車のロックによって耐久性を強化、どんな盾でも叩き折ることを想定。
- 大体ドラゴン殺し
■ TTT技術(旧式)
- 搭載数:1基(仕込み杖内に収納)
- 選択可能バフ:3種(反応強化、重量耐性、攻撃出力強化)
- 同時発動数:1(旧時代の技術)
- 内容を変更するたび、杖の鍵を使って再起動(物理的に盤を回す)必要がある。
※本兵装は旧時代の技術であり、現代兵装のような“スムーズな統合”はされていない。
だがその重厚さ、信頼性、爆発力は、時代遅れであることを忘れさせるだけの魅力を持つ。