桜と華を両手に抱いて

桜と華を両手に抱いて

無敵ロイヤルキャンディ

「あたし赤…は危なそうだから白パンダ麺!」

「わたしは黒でお願いします」

「あいよ白と黒が一丁!」

「「頂きまーす!」」

「おっとその前に……ねぇらん、ラーメンの写真撮ってもいい?」

「はにゃ、別にいいけどえりりんもブログやってんの?」

「ありがと。ブログはやってないわよ?ただSNSにあげてるだけ。『スタバなう』……よし投稿完了っと」

「はえーそうだったんだ。アカウント教えてくれたらフォローするよー」

「後でね。んであたし達に相談なんて何があったのよ。まぁ理由は大体読めてるけど」

「あー実はお兄ちゃん……拓海先輩が最近その……シてくれなくて……」

「今更だけどあんた拓海先輩の事お兄ちゃんって呼んでるのね……」

「でも、どうしてそう思ったんですか?拓海さんがらんを避けているとは思えませんが」

「ここぴーとかあまねんが誘うとお仕置きのように激しくするのにらんらんの時はなんというか雑とまではいかないけどそっけなくて……。以前は外で駅弁とか付き合ってくれたのに!」

「……それが原因なんじゃない?」

「!?」

「いやそうでしょ?外でヤるのは精神的なハードル高いしもし見つかったらどうすんのよ。その点で見ても激しくすれば満足するここねや背徳感で底上げするあまねさんには勝てないのよ」

「うっ、じゃあどうすればいいのさ……」

「まああたし達に任せなさい、つぼみも協力するから」

「わ、わたしもですか!?」

「拓海先輩と大手を振って出来るんだから万々歳じゃない。それにつぼみ、あんた女の子もイける口でしょ?」

「ななな、何をいきなり言ってるんですかえりか!?」

「ほほう?あんたいつきがプリキュアになってからも頬を染めてたのにまだそんな事言えるのね…!」

「うう……えりか、イジワルです……」


〜◇〜

「という訳で拓海お兄ちゃん、らんらん達とエッチしてよ!」

「お前ら2人してなんて格好してんだよ!?」

「ああこれ?えりりんに作ってもらったいわゆる『童貞を○すセーター』って服だよ。ここぴー達の水着に比べればまだマシな格好だと思うんだけど」

「……つぼみ、お前は止めなかったのか?」

「一応止めはしたんですけどね……。わたし、えりかからバイだって言われて……それを確かめる為に参加させてもらいます」

「はぁ……分かった。言っとくが後悔しても知らないからな」


「はうぅぅぅごめんなさいぃぃぃ!!らんらんが悪かった!?らんらんお兄ちゃんにズポズポされて興奮しちゃう変態さんなのおぉぉぉ!?」

「こんな変態な格好で誘惑する妹にはこうだ!出すぞ華満!」

「うん出して!お兄ちゃんのでらんらんの中一杯にしてぇ!!」

「らん、すごいです……!あんなに乱れてわたしまでいけない気分に……んっ」 

「俺がしてるのを見て興奮してたのかつぼみ?それとも……華満のトロ顔の方か?」

「あっ、いや、これはその……」

「やっぱりお前はバイなんだよ。今から華満と同じような顔にしてやるからな……!」

「は、はい……♡」

「あっ♡拓海さん、そこ弄られながら突かれるの気持ちいいです!」

「最初にした時はモジモジしてたのにこんなに乱れてつぼみはエッチな娘だな!」

「ごめんなさいぃ!エッチな娘でごめんなさいぃぃ!」

「なんかつーちゃんずるい、そんな子にはぷっくりピンクなさくらんぼ吸っちゃうから!」

「ずるいって何がですか!?って気持ちいいのが止まりません!」

「ここぴーとかいつもイキッぱなしだからこれでもお兄ちゃん優しくしてくれてるよ?」

「そ、そんな事言われても……」

「イクぞつぼみ、しっかり受け止めろよ!」

「はっ、はい!……いっ、イクぅぅぅぅ!!」


「はぁ……♡拓海さん凄かったです……♡」

「らんらんももう腰ガクガクだよぉ……」

「またやってしまった……」

「お兄ちゃんがベッドヤクザなのに中々手を出してくれないのが悪い」

「だから人の事を仰々しい呼び方するのやめろって……」

「今更だよお兄ちゃん何人手篭めにしたと思ってんの」

「……一応聞きますけど、何人いるんですか?」

「両手両足の指が必要な位は手を出したってあまねんから聞いたよ?」

「手を出したんじゃなくて手を掴まれてそのまま穴に引き摺り込まれただけだ!大体つぼみにだって弱み握られてたのが始まりだからな!?」

「はにゃっ、そうなの!?つーちゃんってば大人しそうに見えて大胆!」

「えっとまあ、はい……。で、でも!ここまでしたのは拓海さんが初めてですからね!?」

「ん?『ここまでしたのは』ってどういう事だ?」

「あー、えりりんから聞いたけどつぼみんって惚れっぽいから色んな人に恋心を抱いてたみたいで」

「そ、そんな事言わないで……って拓海さん怒ってるんですか待ってそんな乱暴に第2ラウンド始めないであぁん♡」

「あっ、つーちゃんずるい!お兄ちゃんらんらんにもお願い!」


……この日の饗宴は朝日が顔を出すまで続いたとか。

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