果たすべき事 中編
『愛と情熱と妖精の国 ドレスローザ』
その王宮内では二人の少女の戦いがあった
麦わらの一味
『通信士』ウタ
そして
ドンキホーテファミリー
『特別幹部』シュガー
『ウタウタの実』の能力によって 作り出された『ウタワールド』内での戦いは仲間達の力を借りたウタに軍配が 上がっていた
麦わらの一味の船長であり自身の幼馴染み であるルフィの兄二人の炎によって 巨大人形となったシュガーを倒したウタは その手を振るいウタワールドに 雨を降らし始めた
12年間人形にされていた事もあり 色々言いたい事はあるが命を奪うつもりは 無い為雨を降らして炎を消したのだった
「・・・・・・・・・・・・」
そこには人形から人間に戻ったシュガーが 立っていた
シュガーはウタウタの力によって大人の姿になっている
服装は汚れてはいるが目立った怪我は見当たらずまだまだ終わりそうにない
「ハァ・・・ハァ・・・シュガー・・・ まだやる?」
それに対しウタはだいぶ息が上がっている
人形から人間に戻ってからまだ時間が経ってない為人間の感覚に慣れておらず
何より『ウタワールド』の維持にもかなりのエネルギーを消耗するのだ
ほとんど気力次第の勝負だと言えるだろう
だが実際はそんな簡単な事では無かったのだ
「・・・ちがう・・・うそ・・・ちがう」
「・・・シュガー?」
シュガーの様子がおかしい
目の焦点は合っておらず 何かを繰り返し呟いていた
『ルフィは誰かを犠牲にする夢なんて認めない!!』
先程のウタの言葉が頭の中で繰り返される それを認めては駄目なのに 納得していけないのに どうしてその言葉を否定できない!?
「あ・・・ああ・・・」
『ねぇ若様?』
『どうしたシュガー?』
『若様は私を捨てないよね・・・?』
『・・・捨てないさ
お前の事は妹のように大事に思っているん だから・・・』
思い起こされる大切な記憶
若様は私と姉を救ってくれた
色んな事を教えてくれた
戦う為の力を貰った
若様は私にとって
兄のような存在であり
仕えるべき王であり
地獄から救ってくれた救世主だ
なのに
『ルフィは誰かを騙したり 誰かの下につく事もない!!
そして誰かを傷つけたり 悲しませたりもしない!!』
「ああぁぁぁ・・・ああぁぁぁぁぁぁ!?」
若様はファミリーを本当の家族のように 大切に思っている
だけどそう思っていたのは自分だけだった としたら?
若様にとっては自分もドレスローザの国民達と同じゴミ同然だったのでは無いか?
あれは確か若様がパンクハザードから 戻った時の事・・・
『・・・・・・シュガー』
『どうしたの若様?』
『・・・・・・モネが死んだ』
『・・・・・・・・・・・・・・・えっ?』
自身の唯一の血が繋がった肉親が亡くなったと告げた時
若様はどんな表情をしていた?
泣いていたのだったか?
それとも
嗤っていたのか?
パキン
シュガーの中でナニカガコワレタオトガシタ
「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaah!!?!!?!」
「シュガー!?」
悲痛な叫びと共に異変が起きる
シュガーの周りに大量のオモチャが 現れたのだ
「オモチャ!?どうして!?」
この時ウタは知るよしも無い事だが悪魔の実には『覚醒』というステージがある
この瞬間シュガーの心が壊れた事によって ホビホビの力が『覚醒』に至った
本来ホビホビの能力は 『生き物をオモチャに変える能力』である
しかし覚醒した事で 『無からオモチャを生み出す』事が出来るようになったのだ
だが目の前の光景は異常だった
オモチャ達が無尽蔵に生み出される事で まるで濁流のようにウタワールドに広がっていっているのだ
「・・・・・!?」
ウタは大量のオモチャに呑み込まれる前に 能力で作った音符に乗り空に逃れる
「目を覚まして!!シュガー!!」
音符に乗ったウタがそう呼び掛けるが無数のオモチャ達の中心にいる彼女には届かない
シュガーは瞳に狂気を宿しながら踊り その表情には狂喜の笑みを浮かべるのだった
『ドレスローザ 王の台地』
パリン!!パリン!!パリン!!
突如王宮の窓が次々と割れていきそこから 何かが滝のようにドレスローザに流れ落ちていく
「何だぁ!? 何かが王宮からどんどん 出てきているぞ!?」
ウタの無事を祈っていたウソップが突然の 異変に気づき
王宮の様子を『ギロギロの実』の能力で見ていたヴィオラはその正体に戦慄が走る
「あれは・・・!?まさか全部オモチャ!?王宮内から大量のオモチャが 流れ落ちていく!?」
「あれが全部オモチャァァァァァァァ!?」
突然の異常な事態にウソップは驚愕するが すぐに冷静になり王宮内にいる仲間の無事を確認する
「おい!!ウタは無事なのか!?」
「大丈夫!ウタちゃんは無事よ! 恐らくウタちゃんの能力でオモチャの波から避難しているわ!!」
「そうか・・・!!よかった~~~!!」
「だけど・・・このままじゃウタちゃんも 私達も危険よ」
「えっ?」
ウソップがウタの無事に安堵するが
ヴィオラの次の言葉によって更なる絶望に 落とされる
「考えてもみて・・・ 今ドレスローザはドフラミンゴが自身の能力で生み出した『鳥カゴ』が覆っている・・・あのオモチャ達があの勢いのまま 増え続けていったとしたら・・・ 鳥カゴ内にオモチャはどんどん溜まって いって・・・」
そしてヴィオラは訪れる絶望の未来を告げる
「この国は・・・ドレスローザは・・・ オモチャに全て沈み滅びさる!!!」
「何だよ・・・それ・・・」
ウソップはヴィオラから告げられた このままだと必ず訪れるであろう絶望の未来に膝から崩れ落ちるのだった
『ドレスローザ 各地』
「おい・・・何だあれ・・・!?」
ドレスローザの国民達は奥から 何かが蠢きながら近づいてくる事に気づいた
それが大量のオモチャだと気づくと 周りに聞こえるように叫ぶ
「!?逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!?」
その声を聞いた国民達は急いで家や壁など 高い所に登り何とかオモチャから逃れる
だがこのままの勢いだといずれオモチャ達は壁や家などを越えるほど多くなるだろう
それを理解した国民達はそれに怯えながら オモチャが止まるのを願うのだった
「何だ・・・何が起こってる?」
ドレスローザの各地で悲鳴や驚愕の声が 聞こえてきた事に疑問を覚えたのは
ドンキホーテファミリーの幹部
『パムパムの実』の能力者 グラディウスである
そのグラディウスの近くに大量のオモチャが現れる
「またもやオモチャが増えたべ~!?」
「くそっ・・・しつこい・・・」
そう言うのは現在グラディウスと戦っている『人食い』の異名を持つ バルトロメオと 『海賊貴公子』の異名を持つ キャベンディッシュである
「これは?シュガーのオモチャか・・・ よしお前らコイツらを殺せ!!」
グラディウスがオモチャ達に命令するが オモチャ達はグラディウスにも襲ってくる
「何!?」
「グラディウス様~!?」
大量のオモチャにグラディウスの部下達が どんどん呑み込まれていく
「これは・・・!?まさか・・・ シュガーに何かがあったのか!?」
シュガーが裏切ったとは考えられない 彼女の忠誠心はファミリー随一だ ならば何かがあったと考えてもいいだろう すぐに彼女の安否を確めにいきたいが・・・
「どうやらチャンスのようだべな・・・」
「覚悟しろ!ドンキホーテファミリー!!」
「ええい!邪魔をするなぁぁぁ!!!」
「た・・・助けてくれ~!?」
「ありゃ・・・何やい・・・?」
そう呟くのは 八宝水軍の第13代棟梁 首領・サイである
ドンキホーテファミリーの部下達が オモチャの濁流に呑み込まれていく光景に 異様な恐怖を感じる
「おい武器女! あれも俺をオモチャにしたガキの能力か!?」
サイがそう質問するのは 元ドンキホーテファミリーでありサイに惚れファミリーを裏切ったベビー5である
「いえ・・・シュガーのホビホビの能力は『生き物をオモチャに変える』能力! だけどあのオモチャ達はそれとは完全に逸脱しているわ!」
「どういうことだやい!!」
「あのオモチャの量・・・ ドレスローザの国民全員やファミリーの部下を含めても賄えるものじゃない!!」
「じゃあ・・・こりゃあ一体・・・」
「恐らく悪魔の実の能力が『覚醒』 したのじゃろう・・・」
二人の会話に混ざってきたのは サイに棟梁の座を譲ったチンジャオである
「ジジイ・・・『覚醒』ってどういうことだ やい?」
「昔聞いたことがある・・・ 悪魔の実の能力には『覚醒』という 次のステージがあると・・・ そして覚醒した能力者は環境にも影響を 与えるという・・・」
「じゃあシュガーの能力が 覚醒してこんな事が・・・」
「しかし・・・これは少しまずいかもしれん」
「お爺様・・・まずいとは?」
チンジャオの言葉にベビー5が問うと サイの妻になった彼女に確認する
「ベビー5とやら・・・ そのシュガーという小娘は ドンキホーテファミリーにどれ程の忠誠心を持つ?」
「えっ?ええ・・・シュガーは姉のモネと 一緒に若様に助けられたの・・・ だから若様やファミリーの忠誠心はかなり 高い筈ですが・・・?」
「ふむ・・・ということはやはり」
「おいジジイ!何かわかったのか!!」
「恐らく・・・小娘の能力が暴走しておる」
「「!?」」
「でもなければこのような全てを巻き込む ような現象を引き起こすとは到底思えん」
「なんてこと・・・」
チンジャオの言葉にショックを受ける ベビー5だったが隣にいたサイはそれを聞きオモチャ達の濁流に向かって走る
「あなた!?」
「サイ!?」
「だったらよ・・・ その小娘の能力が止まるまでこのオモチャ共を足止めすりゃあいいんだろぉ!!!」
そう言うや否やサイは受け継がれし奥義を オモチャの濁流に繰り出す
「錐龍錐釘!!!」
その一撃によってオモチャの濁流に亀裂が 走り大きく地面が割れそこにオモチャ達が 落ちていく
「それによ・・・妻の仲間が苦しんでのに 何もしねぇ訳にはいかねぇだろうが!!」
「ええ~~~!?ズキュン!!」
「うむ!!それでこそ我が八宝水軍に 相応しい棟梁じゃ!!」
そしてサイに続きベビー5とチンジャオも オモチャ達の足止めを始めるのだった
「なんだありゃ・・・!?」
ドレスローザにて稼働していたSMILE工場を破壊したフランキーはここに向かってくる オモチャ達の濁流に気付き急いで工場内に 避難する
「トンタッタ!!早く工場の扉を閉めろ!」
工場の扉を閉める事でオモチャの濁流から 逃れられたがいつまで持つかはわからない
(ルフィ・・・ウソップ・・・ そしてウタ・・・皆・・・頼んだぜ!!)
「これは・・・」
彼はドンキホーテ・ドフラミンゴ
ドレスローザの悲劇を引き起こした張本人 である
ドレスローザがオモチャに呑まれていくのを上空から確認できたドフラミンゴは シュガーに何か異変が起こった事が解った
「ゴミ共がぁ・・・どこまで俺を怒らせる気だぁ・・・!!!」
ドフラミンゴは青筋を立て怒りに震えるが この場には彼以上の怒りに燃えた男がいる
「ミンゴォォォォォォォォォォ!!!!!」
そう叫ぶのは麦わらの一味の船長 モンキー・D・ルフィ
彼もまた大切な幼馴染みの記憶を消されて いた事に
そしてその元凶のドフラミンゴに怒りを 震えさせていた
「お前だけは・・・おれがぶっ飛ばす!!」
「この・・・調子に乗るなよ小僧!!」
二つの海賊団の船長の激突はまだ始まった ばかりだ・・・・・
『ドレスローザ 王宮内』
「フランキ~~~ ラディカルビ~~~ム!!!!」
ウタから放たれたビームはオモチャ達を 吹き飛ばし波に穴を空けるがすぐに元に戻る
「・・・!シュガ~~~!!!」
音符に乗って空を飛びシュガーに呼び掛け ていたウタだったが事態はどんどん悪化して いっているのに対し悔し涙を浮かべていた
(せっかく人間に戻れたのに・・・ 私はまた何も出来ないのか!)
今のシュガーの状態はよく解っている
・・・今のシュガーは12年前
人形となりシャンクス達に忘れられ全てに 絶望していた自分と一緒なのだ
自分はルフィが『ウタ』と名付けてくれた お陰で生きてこられたが今のシュガーには『ルフィ』がいない
もしこのまま絶望に囚われたままだとしたら
(・・・そんなことさせない)
シュガーは友達だ
友達が助けを求めているのなら
己の身も省みず絶対に助け出す
(そうだよね・・・・・シャンクス!!)
『いいか?ウタ?』
『シャンクス?どうしたの?』
『これだけは必ず覚えていてくれ・・・ 友達が助けを求めているのなら絶対に 見捨てず助けてあげるんだ』
『友達を?』
『ああそうだ・・・ 海賊にも仁義ってもんがある 友達を見捨て逃げ出すような奴は 海賊は愚か人間ですらねぇ だからなウタもしお前の友達が助け求めて いるのなら絶対に助けてやるんだ』
『シャンクスも?』
『もちろんだ!バギーが溺れた時なんか 船から飛び降りて助けたんだぞ?』
『わかった!シャンクスがそうするのなら 娘であるわたしも友達を助けるよ!』
『そうか!流石は俺の娘だ!!』
(あの後シャンクスは自分の身を省みず 友達であるルフィを助けた・・・ だったらその娘である私も!!)
ウタも覚悟を決める
あのオモチャの濁流に呑まれたらどうなるかわからないが
かといってこのまま何もしなくていいわけが無い!!
大丈夫・・・腕や足が取れてもまた縫って 貰えばいい
友達を助ける為なら安いものだ・・・
「待ってて・・・シュガー!!」
『ドレスローザ 王の台地』
「どうだ!?できたか!?」
「もう少しでござる!」
ウソップはドレスローザにて救出された侍 カン十郎に急いで何かを作らせる
「ゴッド・ウソップ 何をしているの!?」
「ウタを助ける!!」
「助けるって・・・ さっきも言ったけどウタちゃんの周りには 空間が隔離された壁があるのよ!? それにここからどれくらいの距離が 「そんなの関係あるか!?」!?」
「仲間を助けるのに出来るか出来ないか とかそんなの関係ねぇ!! 仲間が戦っているならそれを援護するのが 狙撃手ってもんだ!!」
「ゴッド・ウソップ・・・」
「・・・ウタの奴はよ・・・人形の時から 賑やかな奴でよ・・・ あのルフィとずっと一緒にいたから感性がそっくりだし・・・ 皆とバカ騒ぎするのが大好きだし・・・ 悲しんでる時は寂しい音を鳴らしたりした・・・だけど」
ウソップはその目に涙を流しながら言う
「な゛か゛ま゛な゛ん゛だ よ゛!!!!」
「・・・!」
「俺は・・・昔ウタにひでぇ事を言っち まった・・・」
『メリーは捨てるってのに・・・ ボロ人形のウタの奴は捨てねぇのかよ!?』
『もしメリーを捨てるってのなら・・・ ボロ人形のウタも捨てやがれ!! それが出来ねぇのなら・・・ お前にメリーを捨てる資格なんてねぇ!!』
「あの時ウタは心に深い傷を受けた 筈だ・・・なのにあいつは・・・」
『ごめ゛ーん!!!!』
『意地はってごべーーーん!!! 俺が悪かったーーー!!!!』
『ウ゛タ゛にもいっぱいひでぇこと言っち゛ まって!!!も゛う許してくれねぇかもしれ ねぇし!!!もう顔゛も見たくないかもしれ ねぇけど!!!!』
『今更みっともねぇんだけども!!!おれ゛一味をやめるって言ったけど!!!』
『アレ・・・!!!取り消すわ゛けには いかねェがなァー!!!』
『ダメ゛かなー!!!・・・頼むからよお前らと一緒にいさせてくれェ!!!』
『もう一度ー!!!おれを仲間に入れてくれ゛ェ!!!!』
そんなウソップに手が伸びてくる
『ルフィ・・・』
『バガ野郎ーーー 早く掴ばれーーーーーーっ!!!!』
『ギィィィーーーーーーーーーっ!!!!』
「泣いてるルフィの肩で・・・ 届きもしねぇのに俺に手を伸ばしてて・・・人形だから表情が変わらねぇ筈なのに 泣いてるように見えて・・・ その後一緒に はしゃいでいた時なんか いつもはルフィの頭に乗っているのに その時は俺の頭に乗っていたりしてたんだ」
「ウソップ殿!!出来たでござる!!」
カン十郎のその言葉と共に手渡された物を ウソップはパチンコに仕込み構える
「あの時俺は誓ったんだ・・・この優しい 仲間が困ってた時はキャプテン・ウソップが 絶対助けるってな!!!」
ウソップは王宮に狙いを定める
王宮までの距離はかなりある いくら射撃に自信があるウソップでも躊躇う距離だ
だががウソップには引けない理由があった
(弾は再び作るのにかなり時間がかかる! チャンスはこれ一回きりと考えてもいい!)
(いくら能力者でもウタはまだまだ全快じゃねぇ!!時間をかけたらそれだけウタに負担になるんだ!!外す訳にはいかねぇ!!!)
ウソップはそう考えるが覚悟とは裏腹に 手が震え狙いがぶれる
(ちくしょお・・・!!!何で俺は震えやがるんだ!!仲間が頑張ってるってのに・・・ 俺がもしこれを外しちまったら・・・
もしウタがまたオモチャになっちまって 今度は俺達も忘れちまったら・・・ あいつはどうなっちまうんだよ・・・!!!)
もしもを考えてしまう
ウタがまた人形にされてしまい今度は仲間達にも忘れられたら・・・今度こそウタという人間はいなくなってしまうのではないか・・・
そんなもしもを考えてしまったら 体の震えが止まらないのだ
(考えるな・・・!! 今はウタを助ける事だけを考えるんだ!! ウタ・・・俺達は嫌だぞ!! 麦わらの一味にはウタが必要なんだ!!! 人形でも人間でも関係ない!!! 麦わらの一味のウタはお前しかいないんだ!!!)
「行くぞ大成長!! グレート黒カブト!!!」
(見てろシュガー!!!お前の思い通りにゃ させねぇ!!!)
「!!?」
(何だこれは・・・・・・気配が・・・ 壁が・・・見える!!)
ウソップの視覚はまるで近くで見ている ように王宮内に広がっている空間の壁が確認できる
(そうだ・・・!!あれだけのオモチャが 出ているって事はあの壁には綻びがあるってことだ!!・・・それを見つければ!!)
そしてウソップはついにその綻びを・・・
(!!・・・・・見つけた!!!)
ウソップは見えたその場所に弾を発射する
「必殺!!遠距離蓑虫星!!!」
ウソップが発射した弾は王宮に まっすぐ向かっていく
「いっけぇぇぇぇぇ!!! ウタを助けてやってくれぇぇぇぇぇ!!!」
To be continued・・・