月島 織姫を挟んだ後
紅衣のスレ主・閲覧注意です!
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『大丈夫っすか月島さん!?』
響いて頭が痛くなるような声量で獅子河原君が僕を心配して声を掛ける
「何とかね...あのカワキの襲撃は思っていた以上だったが...彼女に"挟む"ことは出来た」
「茶渡」いや「茶渡くん」の家に来た織姫に襲撃を掛けたまでは良かったが、そこで滅却師であるカワキが乱入し僕を拳銃で撃った。恐らく、殺す気だったのだろう...出血は多く体がだるく重く感じる。
『一応あの"全裸のオッサン"の動きも見てるんすけど...茶渡ってやつから離れないっすね...怪我が良くなるまでは何だったら俺が出ますよ!』
獅子河原君はやる気を出しているが彼に任せるとマズいことになりそうだ。
『気持ちは嬉しいよ、だけどどうやら彼は死神でも古株の様でね...僕じゃないとダメみたいだ。アジトの守りを引き続きお願いしたいけどいいかな?』
「わかったっす!絶対にここを守り通しますっす!」
さて、一応の止血も終わり一息つく...現状の整理をしよう。
銀城にブック・オブ・ジ・エンドで偽の記憶を挟み、僕とXCUSIONで対立し黒崎一護の力を手に入れる算段だったが...ここで動きを見せた人物が二名。
一人目は志島カワキ 黒崎と同じ高校に通う滅却師
現在は虚を狩るのを手伝っていて町の治安を守っているように見える。こちらが行動を起こしてからは積極的に探索・調査を行い嗅ぎまわっているようだ、XCUSIONの面々も必死に身を隠しているようだね。
...そして織姫に襲撃をかけた際にはこちらに対して殺意を込めて攻撃をしてきた。只の高校生にしては人に向けた銃の引き金が軽すぎる...僕同様に碌でもない匂いを感じるね。
二人目は京楽紅衣 死神であるがアルバイトをしながらこちらに潜伏しているらしい
恰好は全裸になぜか股間を光らせているがどうやらかなり古株の実力者らしい、彼は茶渡くんを見張りXCUSIONの位置を探ろうとしているようだ。おかげで茶渡君には"挟む"余裕がないしこの負傷した状態では今後も難しいだろう。
だが彼は先ほどのカワキに対して人を斬ることに躊躇ないし遠慮がみられた。織姫を囮にすれば挟むことも可能だろう...最悪、彼をカワキにぶつけよう。
XCUSIONのアジトの付近から霊圧を感じた...恐らく茶渡くんと京楽だろう。ついに追っ手を撒こうとXCUSION側から手を出したらしいね。