最後の時ぐらい

最後の時ぐらい


封印されてから4~5年後

結界が破られ戦火にのまれたロサスその最中何とか鏡を持ち出した国民○○(18~19)

命の恩人の王様に恩返しをと頑張った

あの日は訳が分からず何も出来なかったと謝る○○

その後も、何もかも忘れて何かに取り憑かれたように自分の夢ばかり追いかけ、口を揃えて悪い王様だったと言う人々が恐ろしく、同調圧力に屈してしまっていたが、最悪の形で連れ出すチャンスが訪れたんだ!

現状ロサスをアマヤを助ける術はない……

心を痛めながらも諦めざるを得なかった

それから長い旅をするんだ

その途中で魔法を教えてもらいながら人助して、色んな人に感謝されて少しづつ仲間が増えて行って深いきりに包まれた森の奥に安住の地を得るんだ

そして、何十年とかけて封印を解くんだ

その頃には助けた人もマグ王と同じかそれ以上の年になってるんだ

ようやく解放された時にはロサスもアマヤも手遅れだった

ああぁアマヤ、私の愛したロサス…どこで間違えてしまったのか

何十年と共に生きて来た○○がたった一度だけこぼした「愛してる」という言葉

命懸けで救い出してくれた○○に報いなくては…

徐々に縮まっていく距離

身体を重ねていくうちに互いに互いが無いといられない身体になっていく

しかし、長い旅と村を作っていった無理がたたり殆ど寝たきりとなる○○

治癒魔法で半ば無理やり延命するがそれも限界が来る

もう1日だけ、もう1日だけありったけの魔力を注ぎ続けるそうしているうちに王様自身にも限界が来て

○○を抱きしめながら隣で眠るんだ

「王様、私は貴方を……貴方がしてくれた事、与えてくれたもの全て忘れません……沢山くれてありがとう、愛してます」

「私も愛しているよ○○」

最後の力を全て使い、誰も○○に自分たちに触れられないよう茨で覆う。

そして、魔法のバラの花が咲くんだ

その花は、それはそれはとても美しく……いつまでもいつまでも枯れることなく咲続けるのでした。





そして、このバラは美女と野獣の枯れないバラになるよ(妄想)


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