暴走

「……………え？」

「……………なぁ…ウタ……おれだって男なんだぞ……」

「え？……うん…知ってるよ……」

「もう隠さなくてよくなったから全部話すぞ……ずっとお前を見て興奮してた……！」

「………う、うん…」

「おれに対して、お姉ちゃんになるくせにすぐ甘えてくるところも、無防備に身体を押し付けてくるところも、風呂に急に裸で入ってくるのも…お前のっ全部に興奮してた…！」

「そ…そうだったんだ……」

「なのになんだよ…おれだったらいい……？そんなこと言われてっ！我慢できるわけねェだろ！」

「ひっ………」

そこで初めてルフィの目が見える。ギラギラとまるで獲物を前にした時の獣のような目をしている。

「(逃げなきゃ……！取り返しのつかないことになる…！)」

ルフィの腕から必死に逃れようとする。しかし、

「………なんで…？びくともしない…」

(いつもならあっさりと抜けれるのに！)

「いつもならあっさり抜けれるのに…そう言いたげにしてんな…」

………単純な力で女のお前が男のおれに勝てるわけねェだろ……

片腕で私の両腕を掴み、頭の上で固定する。片腕なのに、なのに私の腕はびくともしなかった。

そこでようやく恐怖を感じる。

空いた腕で私のシャツのボタンを無理やり引きちぎる。

「ちょ、ちょっと待って！ルフィ！この手、離して！」

そのままルフィは私の胸を黙って見つめる。

そして、つぶやく

「キレーだな…」

その一言と共にルフィは私の胸に顔を埋め、そこにある先端を舐める。

「っっ！！ああ！…やめて！ルフィ！」

身体に電撃が走る。それは舐められる度に触られる度に現れる。

「ちゅ…ﾁｭﾊﾟ…ｼﾞｭﾙﾙ…ﾝ…ｺﾘｺﾘ……」

「ああ！ダメ！吸わなっ………っ！…先っぽも……いじるなぁ……！」

焦らすように…けれど確実に快感がいくように丁寧に舐められ、摘まれる。

あと少しというところで、それは急に終わる。

「はぁっ…はぁっ…はぁっ…満足……できた……？」

そうルフィに聞く私。しかし、これがまだ始まりに過ぎないことを私は知らなかった。

「……？………」

私の下着にナニカが触れている。

「……………！！！！？！？！？？」

「なぁ…ウタ…お詫びしてくれるんだろ…もう限界…いや限界なんかとうに超えてんだ……いいだろ？お前から誘ってきたんだから…」

それはルフィのモノだった。いつのまにかルフィは下着を脱ぎ、私の秘部に下着越しに自らを擦りつけていた。

「待って………まってまってまって…そこまではダメ！絶対にダメ！」

「なんでだよ…誘ったのはお前だろ…！“なんでも”するって言ったのもお前だろ…！」

「………ひっ………やだ…やだ…お願い…初めてなの…こんな形は…やだ…」

「………関係ねェよ……ウタ……」

そう言って、私の下着をズラす。私の秘部が晒される。

「はぁっ…！はぁっ！…これが…ウタの……綺麗だ……」

「せめて、ゴムは付けて…」

ルフィの先端が吸い付くようにくっつく。

「挿れるぞ……」

「だめ…だめだめだめ！誰か！助けて！シャンクス！助け「ｽﾞﾝ!……ﾌﾞﾁ……」…！！」

一気に根元まで挿入される。

凄まじい激痛と異物感が私を襲う。

「入った……すげぇ……！」

「あ゛ああああああああ！！いたいいたいぃ！ぬいてよぬいてぇ！」

ルフィは気持ち良さげに声を漏らしているが、私はそれどころではない。

中に入ってくいる異物感。処女を喪失したことによる痛み。無理やり初めてを奪われたことに対する悲しみなどがぐちゃぐちゃに混ざり、快楽など得られていなかった。

「…大丈夫か…？ウタ……」

「うるさい……！大丈夫……なわけ……ないでしょ…いつ…！動くなぁ…！」

「………ごめんウタ……天井のシミでも数えててくれ……勝手に終わらせるから。」

そう言いながら、動き出すルフィ。

当然慣れていない私の身体はさらに激しい痛みを訴える。

なんとかして逃げようとルフィの体の下で身を捩る。

しかし、それすらも快楽になっているのか、そんな私を無視して、ルフィの動きはどんどん激しくなる。

ヤケになり、言われた通りシミを数えようとするが、シミなんてそもそもなく、数えることも痛みで出来なかった。

そうしているうちにルフィのモノは中でさらに熱く膨張し、そしてーーーー

「出る……出る………！」

一際強く、最奥を突かれ、中に熱いモノが広がるのを感じる。

「やだぁ…ださないでよぉ……」

見なくてもわかるほどの凄まじい量が私を襲う。ルフィはぎゅうぎゅう腰を押し付けることでその熱を一滴残らず私の最奥に吐き出した。

吐き出し終わった後、すぐさま、ルフィは動き出した。未だに固いままだ。

我慢させていた分まだまだ残っているようだ。働かない頭でそう考える。

「グス…ひっく……この…か……は……」

痛みを誤魔化すように泣きながら、歌を歌う。

思い出の歌が心と頭を少し冷静にしてくれる。

そして、歌った結果、冷静さを取り戻した頭で、なぜかルフィは悪くないのでは…という考えがまとまってしまう。

(私があんな演技をしなければ、ルフィを意識させたいって思わなければ、こんなことにはならなかったのに……ルフィが無理やり襲うなんて決断をさせなくてよかったのに…)

「ヒック…ごめんね…ごめんね…るふぃ……」

「……！なんで……お前が…おれに謝るんだよ……！」

再び一際大きく突かれる。この時点で取り戻した冷静さはカケラも無くなった。

ルフィが何か言っているみたいだが、何も聞こえない。

私はただひたすらに涙を流しながら、早く終わって…と願った。

最奥に何度も何度も熱が広がり、溜まっていくのを感じながら………