暖かな温もり

暖かな温もり


 ここはとある王国の辺境に位置する、平和でのどかな村。

 そんな争いとは無縁のはずの村では驚くべきことに日々壮絶なる死闘が繰り広げられており、今日も今日とて戦いの始まりを告げる声が高らかに響くのであった。

「ルフィ! 今日の勝負はこの池でやるわよ!」

「わかった! で、どういう勝負するんだ?」

 いつもの宣戦布告を受けてルフィは待ってましたとばかりに即答し、その反応に気をよくした私は勝負の内容を説明していく。

「ここってところどころに足場になる岩場がいーかんじにあるじゃない? だから、そこを跳んでいって先に向こう側についた方が勝ち!」

「それはいいけどよ~……」

「むっ、なにかご不満?」

 いつもならすぐにでも勝負を始められるのだが、なぜだかルフィはあまり乗り気じゃない様子。ルフィの好きな運動系だから喜んで受けてくれると思っていただけに、私もついつい不機嫌になってしまう。

「い、いや! 不満なんかねえけどよ! ……その、万が一水に落ちちまったらウタは能力者だし危なくねェか? 服も汚れちまうしよ……ウタ、服汚れるの好きじゃないだろ?」

 ……ああ! ルフィはやっぱりルフィだ!

 普段はガキっぽいのに(実際私より二歳も下だから子供なんだけど)、時折見せるこうした気遣いが堪らない。将来絶対いい男になる。間違いない。

 顔がにやけそうになるがそれを抑えて努めて年上の、そう、と・し・う・えのおねーさんの威厳を保った顔でルフィを諭す。

「大丈夫よ。ここは深いところでも私の膝まで半分も届かないくらいだし、なにより海賊は船の上で戦うことが多いからバランス感覚がよくないと駄目なの。こんな陸地での跳び渡りに失敗するようじゃ立派な海賊にはなれないわ!」

 安全面の保証ともっともらしいことをルフィに説明する。

「へえ~そっかァ~ウタが大丈夫ってんなら、遠慮はしねえぞ! やりきってシャンクスの船にのせてもらうんだ!」

 ふふ、ルフィはやっぱり単純だね。そこが可愛くもあるんだけど。

 そうしてお互い準備を終えてからルフィに声をかける。

「それじゃ、始めるよ? よ~い……」

「どん!」

「どん!」

 スタートの合図は公平に二人同時に。でも、私の優位は決まっている。

 何故なら下見をして最短ルートを既に構築済みだからだ。

「あ、わ、ウタはえェ!?」

 次の跳び場所を考えながらで余裕がないのかあたふたとしたルフィの声が聞こえる。

 ふふん、海賊はこーどなじょーほーせんも制さなきゃ駄目なのよルフィ。なんで私がここの深さを知ってるか疑問に思わなかった自分の迂闊さを反省することね。

 ルフィの声を置き去りにテンポよく飛び移っていく。既にゴールは目前、ここを跳んで華麗に着地すれば私の勝ち! ……そう思っていたのに。

「ウ~タ~! 負けねぇぞ~!!」

 なんとルフィは足場を一つ飛ばして次の足場を目指すという禁断の大ジャンプをしてきたのだ!

「わ、ちょ、あぶ」

 空中でぶつかることはなかったものの、衝突を懸念した私は体を硬直させてしまったため、思ったよりも飛距離が出ずギリギリでどうにか岸辺に着地する。

 良かった……水に落ちずにすんだ……と安堵したのもつかの間、ボコりと足元の土が崩れる。

「うわ、わ」

「ありゃ?」

 バランスを崩し、思わず近くにあるもの=お互いの体を掴む私とルフィ。当然体勢を整えることなどできず二人して池に落ちてしまう。

「も~ルフィの馬鹿! 無茶しすぎ! でも、先に着地したのは私だから私の100連勝目ね!」

「い~や! おれの方が先だったぞ! っていうか連勝してるのもおれだかんな!!」

「や~い負け惜しみ~……ふあ……クチュンッ」

 いつものやり取りをしていたがくしゃみが出てしまった。ルフィの前で恥ずかしい。

 暖かい季節とはいえここの水は意外と冷たく、このまま浸かりっぱなしでは風邪をひいてしまうかもしれない。

「とりあえず上がろっか。それと、村に戻る前に服も乾かそ。このままじゃ風邪ひいちゃうよ」

「かぜ……ってなんだ? おれ、なったことねェからわかんねえ!」

 ……これは、単にルフィが将来有望な健康優良児だからなのか、ナントカは風邪ひかないってやつなのか。両方な気もするけどきっと前者ね、うん。

「はあ……簡単に言うと体の調子が悪くなってしばらく寝たきり。ルフィとの勝負はお預けになるってことよ」

 風邪をひいたことがないというルフィにもわかりやすく、なおかつ重大なことになるということを説明する。

「えっ!? そんなのいやだ! ほらウタ、はやくあがって服をかわかそう!!」

 ふふ、私と勝負できなくなると聞いてそんなに慌てるなんて……ほんと、ルフィは私がいないとだめなんだから!

 私を引き上げてくれようとしてるのか、先に上がって手を伸ばしてくるルフィ。

 こういう時に自然とエスコートしてくれるの素直にうれしいけれど、こーいうのがしょーらいおんななかせになるってベックマンが言ってたかしら?

「ありがと、ルフィ。……ルフィ?」

 ルフィの手を取り岸にあがるも、なぜだかルフィはそっぽを向いている。

 ははぁん? ルフィが無茶をしたせいで二人とも水浸しになったものだからバツが悪いってところかしら?

「ルーフィー? えすこーとしながらそっぽを向くのはれでぃーに失礼じゃない?」

 ルフィが変に気負わないように、からかうように指摘してあげたのだが、それでもルフィはいや……でも……となにかゴニョゴニョ言い訳をしてこちらに顔を向けない。

「もう! はっきりモノを言えないのは立派な海賊らしくないよ! ほら、ちゃんとこっち見てハッキリ言う!!」

 ルフィの顔をつかんで無理やりこちらを向かせる。

 まったく、たまにかっこいいところを見せたと思ったらまだまだ子供なんだから……と思っていたのだけれど。

「……けてる」

「ん? なぁに?」

「だからよ! ……ウタ、の、ふ、く……が……」

 ルフィが何事か喋ったが聞こえなかったのでもう一度促すと観念したのかルフィが絞り出すようにそう言った。

 ふと自分の体を見てみると水に濡れたせいか服が透けて肌が見えている。……これは、ちょっと、いやかなり恥ずかしい。でも、そんな羞恥心を上回る感情が私の中に芽生えていた。

「んん~? なァにィ? 私の服がス、透けてるから見ないようにしてくれてたの~?」

 その感情を顔に出さないよう必死に押さえつけつつ、ルフィを問いただす。ちょっと声が上ずったけれど、今のルフィなら気づかないハズだから大丈夫大丈夫。

「う、ん……ベックマンがあいてのどういなしにれでぃのはだかをみるのはごはっとだ、って言ってたし、おれ、ウタにいやな思いはさせたくねえし……」

 ……! これ、は……!!

 つまり、これは。ルフィは私の服が濡れて透けてるのを意識してるってことよね!? 見たいけれど私の同意がないから見ちゃだめだと思ってるってことよね!?

 私の濡れ透けに興味がなくてただベックマンが言ったことをなぞってるだけならもっとへーぜんとしてるはずよね!? その証拠にルフィ耳真っ赤だし! なんなら掴んだほっぺもちょっといつもより熱いし!?

「そ、ありがと。でも服を乾かすのに脱がなきゃいけないから気にしないでいいわよ」

「そう……か……?」

「そうよ! それよりも服を乾かすのにも、その間温まるためにも焚火を用意しなきゃ」

 あくまで私はへーせーを保ちつつルフィに"私(ウタ)の肌を見てもしょうがない事態"だと刷り込みつつ焚火の準備を促していく。

 じぶんのやりたいことをあいてにさとらせないため、あいてにかんがえるひまをあたえない。そのためにはべつのことにいしきをむけさせることもじゅうようだ。これもひとつのひょーほーだ。とかなんとか、赤髪海賊団の誰かが言ってたけどこれは確かに有効そう。

 燃料となる薪集めに意識が向いたルフィは"服を脱いだ私を見ることになる"ことにまで頭が回っていないみたい。

 しばらくして十分な量の薪が集まり、ルフィが手際よく焚火の準備をしていく。

「へえ……ルフィ器用だね。火付けもすぐできちゃうなんて」

「じーちゃんに教わったんだ! 生木は燃えにくいから駄目とかな! ……じーちゃんすぱるたですげーこええけど、ウタが風邪ひかなくてすみそうだし感謝しねえとな!」

「うん、ありがと。かっこいいよルフィ……さて、と」

「わ、いきなり脱ぐなよ!?」

 火の勢いも十分になったところで私は服を脱ぐ。

 正直ものすごく恥ずかしいけど、私が恥ずかしがってたらルフィも意識しちゃうからここはごく自然に行動する。

「言ったでしょ、乾かすために脱ぐって。さ、ルフィも脱いだ脱いだ。それとも、お姉さんが脱がしてあげようか?」

「じ、自分でできるよ!」

 ルフィの裾に手をかけたところでルフィは自分でやる! と断られてしまった。

 ちょっと、いやかなり残念だけど自分で服を脱ぐルフィを見るというのも乙なものなのでよしとしましょう。

 そうして服がちゃんと乾くような位置にセットしてから私はルフィの隣に座る。

「ウ、ウタ……? ちょっと、近くねぇか……?」

「そんなことないわよ。焚火の近くだからって服を着てないんだから体が冷えやすいの。こうしてくっついたほうが温かいのよ」

「そうかなあ」

「そうなの!」

 ルフィはまだ納得していないようだけど食い気味に、強引にそういうものだと結論付ける。

 そうして、しばらく焚き木の爆ぜる音、追加の薪を加える乾いた音、ルフィの温もりを感じながら静かな過ごす。

 すると、ルフィがまた急にそっぽを向きだした。

「あ、もう。急に動くと隙間ができて寒くなっちゃうじゃない。今度はどうしたの?」

 せっかくの心地よい温もりが逃げてしまったことについつい不満を漏らしてしまう。

「わりぃ、ウタ。うん、でもなんでもねーんだちょっとあっち向きたくなってさ」

 問いかけてもこちらを向かず返事をするルフィ。寒いから身を縮めているとはいえ、心なしか必要以上に猫背になっているような……? ……! もしやこれは……!!

「だーめ。くっついてたほうが温かいっていったでしょ。ルフィがこっち向かないならそのままでいーわよ」

 そう言ってルフィの背中に抱き着くように密着すると、ビクリとルフィが震えた。ふふふふ、意識してる意識してる。

「ちょ、ウタ。そんなにくっつかな……あ」

「んー? なァにー?」

 抱き着かれて焦ったルフィが思わず振り返ってくる。当然至近距離で目が合う。

「う……あ……なんでも……」

 すぐに顔をそむけるルフィだけど、顔が真っ赤だったのは焚火のせいかな?それとも……?その答えはすぐに判明する。

「んふふ~……ね、どうしたの? コ・レ♪」

 私の視線と指の先には明らかに硬いモノが突っ張っているかのようなルフィの下着がある。

「……わかんねえよォ……でも、ウタとくっついてたらなんか……」

 隠そうとしていたものが暴かれたからか、それとも自分の内にある感情がわからないためか少し涙声になりながらルフィが答える。

 ああもう! かわいいなあルフィは。

「大丈夫。ソレってある特別な女の人といると男の人はそーなっちゃうんだって」

「とくべつな……?」

「そ。”好き”ってこと。ルフィは私のことが好きで好きでたまらなくて、そうなってるの。」

「ウタのことは確かに大好きだ! ……けどよ、普段はこうならねえのに……なんで、急に……」

 変な事ではなく、人としてごく自然な事なのだとルフィに説明していく。

 焦ってはいけない。

 私のことでルフィがこうなってるのは嬉しいからすぐにでも事に及びたいが、ルフィに”特別な相手とする特別なこと”と認識させてからじゃないと意味がないのだ。

「言ったでしょ。”特別な”って。特別に好きな相手だからなるの」

「うん……」

 だんだん余裕がなくなってきたのか、それとも耳元で喋る形になってるせいかルフィの反応が薄くなってきてる。畳みかけるなら今、かな?

「それにねルフィ。私も、ルフィの事が好き。”特別”に」

「!」

 私の告白に、ルフィがビクリと震える。その初々しい反応もまた格別なものだ。

「これはね。男の人が女の人を特別好きなだけでも、女の人が男の人を特別好きなだけでもダメなの」

 そう言葉を紡ぎながら、お腹、太腿を経由してそろそろとルフィのソレに手を伸ばす。

「ん……ウ、タァ……くすぐってェよ……」

「お互いがお互いに”特別”じゃないとやっちゃダメ事。ルフィは、私の事、どう」

「好きだ! ずっとまえから、ウタはおれの”特別”だ!!」

 どう思っているか。私がそう言い切る前にルフィは答えてくれた。嬉しい……。

「ほんと!? 嬉しい……それじゃ」

 触れるか触れないか。そのぎりぎりまで伸ばした手をさらに伸ばし、触れる。

「……! ……ァ……」

 男の急所ともいえる場所を、しかも今日初めてするであろう”変化”をした部分を触られてルフィは体を硬直させる。

 強く握りすぎたかと一瞬焦ってしまうが、直後にルフィから漏れ出た吐息に大丈夫だと安堵し継続する。

「ルフィが想いをちゃんと言葉にしてくれたお礼に……シてあげるね。特別な人同士の、特別な事」

 そう告げて掌で、指で。包み、絡ませ、扱いてあげる。

 自身の体の変化、湧き上がる感情、ソレに触れられたことにより生じた未知の感覚。それらに翻弄されるかのように、半ば私に体を預けるようにルフィは脱力している。

「ね、ルフィ……気持ち良い?」

「ウタ……ウタ……ァ……」

 ルフィの耳を甘噛みしながら囁くように質問をするも、聞こえているのかいないのかルフィはうわごとのように私の名前を呼んでいる。

 可愛いい……ううん、愛おしい。私自身、ルフィへの想いがどんどん溢れてきてその勢いのまま動きを速めていく。

「ハァッ……ハァッ……なんか、おれ、おれェ……」

 体を密着させながら刺激していくとルフィが切なげに訴えてきた。そろそろ限界が近いのだろうか。

 ルフィが私の手で……そう考えると得も言われぬ感情が湧き上がってくる。

「ん、いいよルフィ……我慢しないでいいよ。ほら、ね?」

 さらに耳元で囁いた後キスをする。

 ……え?私いまキスをしてる?と自分でも少し驚く。

 今日はルフィが果てる姿を観察するつもりだったのに、ルフィの顔を見てたらいつのまにかキスをしていた。ま、いいかな。すごく満たされた気持ちになってるし。

「ん゛……! ……ん……ァ……」

 そうしてルフィとのキスを堪能しているとルフィが呻き、ビクビクと体を震わせ、私の掌には熱いどろりとした……のがくっつくことはなかった。

 ……まあ、船で盗み見した本ではそーいうのはある程度年齢を重ねてからじゃないと機能しないって書いてあったし、むしろ今日ルフィのアレがああなったのがラッキーまであるし。

 なにより今後はいくらでもチャンスはあるわけだから、まあいっか。

 せいてはことをしそんじる、ってね。望むお宝を入手するにはじっくり責めることも海賊には必要だもの!

 そんなことを考えているとキャパオーバーしたのか疲れたのかルフィから寝息が聞こえてきたのだが……。

「ンゥ……ウタァ……好きィ……」

 ……こんにゃろ。可愛い寝顔で可愛い寝言いっちゃってまー。

 このまま寝かせてたらルフィの人生初の風邪っぴき!ってオチになりかねないし、服を着せてあげなきゃね。いい感じに服も乾いたようだし。

 眠りこけるルフィが起きやしないかちょっと心配だったけど、よっぽど深い眠りなのか特に問題なく着せ終わる。

 私自身も服を着て焚き木を追加しながらルフィを見やる。この寝顔をも今まで以上に愛おしく感じるのか自然と笑みがこぼれてしまう。

「フフ。おやすみ、ルフィ」

 それからしばらくして目が覚めたルフィと村に戻ることになった。

 寝たのもあるだろうけど、いろいろとスッキリしたのかルフィはなんだかものすごく元気だ。

 だけど、いやだからこそ釘はきっちりとさしておかねばならない。

「いーい、ルフィ? 今日あった”特別な事”は私とルフィ二人だけの秘密だからね!」

「え、そーなのか? 特別つっても悪いことじゃなくて、むしろいーことなんだろ?」

 ……やっぱり。船にあった例の本は隠すようにしまわれていたため大っぴらに話題に挙げるものではない。と私は理解していたが、ルフィはまるでわかっていなかった。

「ゔ……いや、まあお互い認め合ったうえでのことだからいーことだけど?」

「ならいーじゃねえか! ウタといいことしたって自慢してえぞ!」

「わーバカバカバカ! 変態! スケベ! エッチ! 絶っっっっっっ対ほかの人に言っちゃだめだからね!?」

 じ、じ、自慢とか何考えてんの! ?あーもうびっくりした。ほんと、戻る途中で念には念をと口止めしといて正解だったわ。

「な……なんだよォ……赤髪海賊団の皆にもだめか?」

「男の人にとかダメに決まってんでしょお!?」

「じゃあシャ」

「シャンクスだって男でしょ!? ダメダメダメー!!」

「いや、ウタのとーちゃんだしいいかなって……」

「よくなァーい!」

「男はダメ、シャンクスもダメ……じゃあマキ」

「だ・か・らァー!? 私と! ルフィの! 二人! だけの! 秘密ゥー! もしほかの人に喋ったら二度とやってあげないからね!? ほんと!!」

 なぜだかしつこく食い下がるルフィに私は声を大にして体全体も使って反論する。ここはまだ村よりも池の方が近いため、私の叫び声が村に届かないと思われるのは幸いだった。

 船の皆にも村の皆にも知られるなんて恥ずかしいなんてもんじゃないわよ!

「えェー……それは困るなあ。わかった、ぜってー誰にも言わねえ。そんでもって次はおれが勝つからな!」

「わかればよろしい……ってなによ勝つって。あれは勝負じゃないわよ?」

 ようやく折れたルフィに胸をなでおろすも、これまた頓珍漢なことをいいだした。

「んーあーいや……勝つっていうかよ、昨日ウタがやってくれたのすげーふわふわしてなんつーか、すっげー嬉しかったんだよ。だからよ!次はこの気持ちをウタにも感じてもらいてェなってさー」

 ……く、ルフィめ。しれっとこういうこと言うんだから、もう……。

「ふふん、おねーさんを満足させられるかしら?」

  そんな私のドキドキを悟られまいと年上の余裕たっぷりという態度で返事をする。

 今後もする機会はあるし、何よりももっともっと素敵になっていくであろうルフィの成長を楽しみにしながら。

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