春の色
阿近さんと春野のちょっとした絡みあり
なんかちゃうやろ!!と思っても流してください( ˇωˇ )
_______
じっと、座っている春野を見つめる。赤みは殆どないが、目元の皮膚がまだ薄らと赤い。恐らく泣いて擦ったのだろうというのは察することができた。
「……」
頭の怪我を確認していた手を、頬の方に移動させる。いつもは下から見る他ない鮮やかな桃色をみると少しばかり充血していることに気がついた。
本人は、恐らくバレていないと思っているのだろうが
「えっと…阿近、ちゃん…?」
少しばかり不安そうな声色の声を聞き、目線を外す。恐らく、この人は泣いたことを触れられたくないだろうし、気が付かれたくないと思う。なら、自分は気がついていないフリをする。
「いや……なんでもない。けど怪我のほうは早めに四番隊の誰かに見てもらった方がいい。朽木隊長の所行ったあと直ぐにいけ」
「は、はーい…?」
ほほから手を離した。……頭の傷はどう見ても打撲創、誰かに殴られた痕だ。あの流魂街の住人の誰かか…それともあの女性か