新時代勝負~二日目~

新時代勝負~二日目~


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次の日の夜、いつものようにルフィをアパートに招いていた私は昨日のリベンジを果たすべく燃えていた。

「ルフィ! 言っとくけど昨日はその……調子悪かっただけだから! 今日はアンタを絶対イカせてやる!」

 私の頭脳では勝算100%をはじき出していたのにも関わらず、昨日は敗北を喫してしまった。

 勝ち目がないと判断したルフィが負けず嫌いにも不意打ちをしてきて、それにペースを乱されてしまったが故の敗北。

 今日はそのような不意打ちなど通じないと共に、やはり私には敵わないのだと知らしめてやらねばならない。

「そっか! それはいいんだけど、今回もやっぱ罰ゲームありだよな?」

 くっ、なんて眩しい笑顔……!勝負前から攻撃してくるなんて、ルフィはやっぱり負けず嫌いね。

「当たり前でしょ! て言うかこの勝負する時は罰ゲームありは確定事項だから!」

 罰ゲーム……つまりは敗者に一つなんでもいう事を聞かせられる権利。これが私の最大の目的なのだから、これがない新時代なんて意味が無……いや、意味はあるし罰ゲームとか関係なくルフィと新時代するのは気持ちいいからやりたいけど。やっぱりほしいじゃん? ルフィに一日一回いう事聞いてもらえる権利。

 そんなことを高速思考していると脳内会議でルフィとの新時代は呼吸と同じで生きるのに必要かつ重大な要素だと満場一致で議決され、満員御礼スタンディングオベーションの感動シーン……!をしているとルフィが勝負を受けてくれていた。

「ニッシッシ! そうこなくちゃな!」

 ふっ、昨日みたいな不意打ちさえなければ私の勝ちよ。ルフィだって昨日かなり限界だったみたいだし!

 昨日はまあ、これから勝ちづづける私からの、ルフィへのはなむけってやつよ。最初は勝てたのに~なんて負け惜しみを言う準備と覚悟、しておいてね?

「よし! じゃあ行くよ! ルフィ! よ〜い3、2、1、0!」

 昨日と同じく、勝負の火蓋は私が切る。

 しばし見つめ合う二人……。あれ、ルフィ動かないな?ふふん、やはり敵わないと観念したか。

 ……え、私から攻めるの? ……うん、よし。しかたない。優しくしてあげ……!?

「……ウタ」

「は、ひゃいっ!?」

 頬に触れられる。熱のこもった眼差しで見つめられている。それだけで動悸が……くっ、なにか秘孔でも突かれたの!?ルフィめいつのまにこんな技を……おのれ……。

「キス、するぞ。いいよな」

「……はぃ……♡」

 何の呪文を唱えられたのだろうか。一切抵抗できずにルフィに抱き寄せられ……唇を塞がれる。

「はむっ……んむっ……はふっ……♡んちゅっ♡……ぁ、え……?」

 このまま昨日みたいにルフィが私の唇を舌でこじ開けて口の中全部……そう期待いや身構えていたのに、ルフィは唇を離してしまう。なんで……?

「ふ、ふふん。私のキステクでルフィのに触れずにイカせてあげようと思ったのに、そんなに負けるの嫌だったかしら?」

 ルフィのいぢわる。まあ、私に負けたくないと身を引いた潔さは認めてあげるけど。

「ああ、そうかもな……だからよ」

「わひゃっ!? ……え? ルフィ……?」

 レゾュル。という、なんとも形容しがたい音が聞こえた。聞こえたというか、聞かされたというか。

「やっ、ひゃっ。やめ、ちょ、くすぐっうぅん♡どこ、なめっ♡」

 最初はルフィが私の耳の穴を舐めた音。その後は耳朶やら耳の後ろとか耳の外側の……なんか道みたいになってるところ?をレルレルと舐めている。

「どこって……ウタの耳だろ。いつもヘッドフォンで隠してて、ウタの歌声を一番聴いてる敏感な部分」

 そうやって喋ってる間も舐めるのを止めない。あああああやだぁ……耳から頭が溶かされてくぅ……。

「わかっ♡っから♡も、や♡めぇ♡」

 ルフィに舐められているという感覚だけでも気持ちいのに、音でも犯されていく。それだけでなく、触覚と聴覚の二つをルフィのいいようにされているという事実が私の快感をさらに押し上げていく。

「ウタの耳、うめーな……」

「ひゃやっ♡ば♡かぁ……♡なひっ♡イっ♡てぇ♡んの、お゛っ!?♡」

 ルフィが舌を尖らせ再び耳の中に侵入してきたとき、私は絶頂してしまっていた。

 嘘、嘘でしょう……? 中に入れられたどころか、胸も下も愛撫すらされていないのに……?

「いや〜まいった! 確かに今日の方が調子良かったな! ウタ!」

「イッ……♡……ッ♡……アッ……♡」

 ニカっと今日の私の方が調子が良かったと言うルフィ。それは今日の方がより敏感でイクのが昨日より早かった、という意味だった。

 事実、昨日の半分近い短さでイってしまった。半分よりは多少長かったなど、負けたという事実の前では何の慰めにもならない。

「まさか耳だけで絶頂するなんてな! 俺もびっくりだ! シシシ! あっ! それと俺が勝ったから明日も今日と同じルールで勝負な!」

 昨日みたいに気絶はしてないものの、腰が抜けて動けない私にそう宣言するルフィ。

 やだ、このままじゃ昨日みたいに……ルフィに、犯される……♡

「ヤッ……も、らめ……♡」

「おっとっと! そうだな! 悪りい! 焦らしちまって! そろそろ続きしような!」

 拒否する私の言葉をどう捉えたのか、私の脚を肩にかけズイと迫るルフィ。まってまって、私まだ余韻が。

「まッ、ユル……ヒヘッ……♡……ア゛ッ♡」

 グヂュリ、と私の中に入ってくるルフィ。いつものように硬くて熱くて大きくて……。

「ア゛ッ♡グッ♡うぁ゛っ♡あアア゛っ♡」

 いつも私の中を入り口から最奥まで余裕で往復して蹂躙していく。

「んあっ♡はっ、あうっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あはっ♡はあああ……♡」

 入り口で小刻みに震えてみたり。

「っお♡っう゛♡んぐっ♡おっふっ♡うっ♡」

 かとおもいきや、力強いストロークで奥を何度も力強く叩いて来たり。

「……ぁ……♡っか……♡……ぅ……♡」

 途中で私がろくに喘ぎ声を出せなくなってしまっても。

「……ん……ぁ……ぅ…………っ♡」

 とうとう最後には気絶してしまってもルフィは休むことなく私を攻め続けていた……。あっ、気持ちイイっ……♡

二日目。ウタ、敗北。

罰ゲーム。明日、同じ条件で再戦。


ウタ通算戦績

2戦0勝2敗


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