新時代勝負~一日目~
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2023年2月5日追記
「ねえルフィ、勝負しようよ!」
私はふとあることを思いついてルフィに勝負を持ち掛ける。
こうしてどちらからともなく突発的に勝負をするのは私達の日常なので、ルフィは大して驚くこともなく即答する。
「おう、いいぞウタ! で、どんな勝負するんだ?」
ルフィが勝負を断るわけがないとわかってはいるが、快く受けてくれるのは素直に嬉しい。
その嬉しさのまま私は交戦条件を提示する。これなら私が確実に勝つ! という自身はひた隠しにして。
勝てばいいのよ、聖者でも何でもないのだから。まあこれからすることは性者で合ってるけど。
「今から新時代して先に絶頂したら負け! 因みに罰ゲームは勝った方の言う事なんでも一つ聞く!」
「ふーん。そっか、それでやろう!」
ふふふ、これで明日からルフィは私のいう事を必ず一つは聞かなければならない人生を送ることになる。手加減なんてしないから、覚悟してよね。
「じゃあ行くよ! 3、2、1、0!」
カウントダウンが終わると同時にルフィに抱き寄せられ、キスをされる。
え? はやっ!? ちょ、いつのまにっ!?
脱出しようとうーうー唸りながら腕で押すものの、全く動かない。なにこのがっしりした体、力つっよ……っていうかキスやっば……舌が入ってきっ。
「んっ♡……れぅ♡……はむ♡……んっ!?♡……んぶ♡んぁ……♡……ぷぁ♡あー……♡」
はっ!?
危ない危ない。勝負は始まったばかりなのに負けるところだった。ふふん、今ので私を堕とせなかったことを後悔させてあげるわルフィ。
「もう、ルフィったらがっつき過ぎ……そんなんじゃ最後まで持たないぞ~♡」
両手を胸の前に構え指を折る。いわゆる"負け惜しみ"ポーズでルフィを挑発する。ふふ、これで焦ってこらえ性がなくなったルフィは哀れ私に敗北するってすんぽーよ!
「……」
無言でガシッと肩を掴まれる。ほ、ほーら余裕なくなってきた余裕なくなってきた。
手で搾ってあげようかな? それとも何かと視線を感じるこの胸? 視線を感じると言えば脚、特に太腿もそうよねルフィ? 口、は……うーん、ルフィがどうしてもっていうならな~やってあげようかな~? 髪は後始末大変だから無しね!
「ねえルフィっン♡」
どうやってとどめを刺してやろうか高速で脳内会議を終え、せっかくだからとルフィの希望を聞こうとしたのに中断させられた。
私の膣内にルフィの指が侵入してきたのだ。
「ちょ、まっアン♡さっ、き、もお♡あン♡たがっ、さきっ♡」
まってまって私のターンが来てないんですけど!? な、なんとかして主導権を奪い返さないと……!
「ウタ……おめえ、ちょっと甘いんじゃねえのか。これは勝負だぞ」
「ひぅっ♡や、耳ぃ……♡」
膣を弄られながら抗議するとルフィが耳元で囁き、甘噛みしてくる。それだけで私から抵抗力が失われていくが、ま、まだだ! まだ終わってない!!
敗北条件は絶頂したら。そう、いくら攻められてもイカなければ負けじゃない! 先にルフィを射精させれば私の勝ちなのだ。勝負はまだこれからよ!!
「あ゛っ♡っくうぅ……うンッ♡……はっ…くっ……♡」
「……そろそろいいか。ウタ? ……いれるからな」
脚がガクガクと震えてきてもう立ってられない。ま、まだ……まだイってない……。
いまだにルフィを攻めることができないが、私にも反撃のチャンスがやってきた。
崩れ落ちた私にルフィが覆いかぶさって来て入り口に当ててくる。うっわ、かった。ってかあっつ!?……ふ、ふふ……挿入するというのなら私の勝ちの目はまだある。あ、あんな一方的に攻められたままじゃ勝ち目0だからね。私の中に入れるというのなら当然ルフィも気持ちいいわけで、私のテクで骨抜きにして勝ってやる!
「うん……いいよ、ルフィ。きて、いっぱいしてね……?」
とどめと言わんばかりに上目遣いでルフィを見上げる。こういう細かいテクも結構重要なのだ。気分の盛り上がりは絶頂の速度に影響する! ってなにかで見た気がするし。
「……」
あれ? ルフィ―? なんかとまっちゃった……。
さすがに今の姿勢で私から迎え入れるのは難しい。……というか恥ずかしい。どうしたものか。
などと思ってたら急にガシッと腰を掴まれた。え、なにこれ最初の抱きしめより動けないんですけど。横にも後ろにも全然うごけない。さらにズイッと引き寄せられる。
「…………」
「あ、あのー? ルフィ―? ルフィさーン゛ァ゛ッ!?」
突然の衝撃と快感にとてもはしたない声が出てしまう。ずっと無言のまま一つ一つの動作に間が空いていたルフィがいきなり奥まで入れてきたのだ。ちょっと、不意打ち止めなよルフィ。
挿入直前で止まってたとはいえ、意識が別の事に向いてたからコレはかなりきつい。というか気持ちいい。やばいくらい気持ちいい……。
「んぁっ♡んっぐぅ♡……ああぁっ♡あっ♡は、あっ♡んぐうぅっ♡」
やばいやばいやばい、ほんと気持ちいいやだ、まだイカない。ルフィがいくまでぜったいいかない!
漏れ出る喘ぎ声を必死に抑え、なんとか腰をくねらせ膣に力を籠めてルフィを攻める。
「ふぅっ♡ん……!……!?やっ♡あっ♡あっ♡」
あ、これだめ。ルフィを攻めると私にも快感のフィードバックが。
「あっ♡やっ、ま゛っ♡るひぃっ♡ひっ♡とめっ♡」
「お、もうイクのか? ウタ、ちょっとはえーんじゃねーか」
「あンっ♡あんたっ♡がっ♡がっつぅ♡きぃっふっ♡」
ルフィが何か言ってきたから反論したけど、自分でも何を言ってるかよくわからない。思考がもうろうとしてきている。
「先に勝負を仕掛けてきたのも挑発したのもウタだろ……」
またルフィが何か言ってきたが今度は反論できない。だって、ルフィが腰を突き出してきて奥にぐりっと当ててくるんだもん。奥突き、やめなよルフィ。あああやだ気持ちよすぎるぅ……。
「あっ……♡奥っ♡お、くっう♡もっ♡も゛っと、おぉ♡」
「イイのか? このままじゃお前が先にイって俺の勝ちだぞ?」
気持ちいい。気持ちいい。気持いい。でもまだまけてない。まだイってない。
「わらっ♡ひぃっ……♡ま゛っだ♡イひっ♡ひっいぃ♡ってぇなアッ♡」
ほらほら、私がこんなにきもちいんだから。ルフィもとっくにげんかいでしょ? だしなよ、るふぃ。はやくだして、わたしのなかをいっぱいにして、いっぱいきもちよくして。
「……そうか、わかった」
「ぁ……はっ♡」
やだなんかうごきはやくな……あああああ……きもちいいきもちいいきもちいぃ……。
「あ゛っ!?やぅ♡っは♡あっあっあっ♡あっ……ぐうっ!?♡……ぁ……♡」
そうしてルフィをイかせることができずに、一際大きい快感と共に私の視界は暗転した。
「よし。取り敢えず俺が勝ったから明日また同じルールで俺と勝負だ!」
ルフィが勝利宣言と罰ゲームの内容を発表するが、意識がとんでいる私にはあずかり知らぬこと。
「あっ……♡あっ……♡あっ……♡」
絶頂の余韻が体中を駆け巡り、その度に体がピクピクと震えてしまい、喘ぎ声が止まらない。
「あぁもう聞こえてねえか? まいっか! それじゃ続きしようぜ! ウタ!」
「ぁ……? ら……♡やぁ……♡アッ……♡」
俺はまだ満足してないから。そういわんばかりにガチガチに勃起したモノを再び私の膣の入り口に押し当ててくる。
「ひぃぁ♡あ、はっ♡」
ルフィに負かされてしまった私の身体はそれだけで反応してしまう。
「よっ……と」
「ひぃ゛っ!?♡あっ♡ふ、ぅっ♡あ、はっ♡あっ?……♡あっ♡あっ♡あっ♡」
今度は最初の時とは違いゆっくりと入ってくる。
まるで膣内を我が物といわんばかりに、刻み込むように、抉るようにゆっくり……ゆっくりと。
その緩やかな、だけれども確かな快感の暴力にまたもや私の意識はかき消えていく……。
一日目。ウタ、敗北。
罰ゲーム。明日、同じ条件で再戦。
ウタ通算戦績
1戦0勝1敗