新人洗礼2
※お目を汚すようですが即興ものを。キャラの性格を崩してみた。
新人洗礼 – Telegraph←前。諸事情で分割。
④楽しむときはエンジョイしよう
キング「夜だ。灯りを・・・おい、何してる」
ルフィ「灯りを消すって・・・折角のキャンプだってのによ、馬鹿らしいこと言うなよ」
ドレーク「仕方が無かろう、彼も戦場経験が長い。こういうことには無縁なのだ」
キング「?」
2人『キャンプファイアーの準備だ!』
キング「未踏地だぞここは」
ドレーク「いや、それは分かってはいるのだが」
ルフィ「キャンプの醍醐味だから外せねぇよ」
キング「ドレークお前は止める側ではなかったのか裏切るのか貴様」
モネ「マシュマロ買ってきたわよ」
ロー「骨組みもできたぞ」
キング「準備の方向性がおかしい・・・」
チャカ「現地の方々も呼んでおいた、宴は多い方が楽しいからな」
キング(これ潜入だよな)
サンジ「ま、こういうのも良いじゃないかたまには。これくらい余裕があるってこった」
キング「「たまには」の意味知ってるよなお前」
⑤やるべきときは真面目に。
サンジ「さて本日は晴れ、澄み渡る天気です。えー、サニー号は本日新春羽根つき大会となります。実況は私サンジ、解説は」
ゾロ「何で俺なんだ」
サンジ「後でつまみ作ってやるから従え。さて、第一回戦は唯一の紅一点にして麗しい白鳥、モネちゃんと意外に食のわがままが少なくて助かってるキングです」
ゾロ「羽子板持ったまま呆然としてるぞアイツ」
サンジ「まるで「海賊がやることなのか」と言いたげな虚無の表情ですね」
ゾロ「お、始まった」
実況者失格「素晴らしい動きです。両者速過ぎて動きが見えません。モネちゃ~ん!頑張れー!」
ゾロ「凄ぇな、呆然としたまま相手取ってやがる。シュールだ」
サンジ「あ、キング選手ミスをしてしまったようです。これは墨塗りですね」
ゾロ「お、大胆にいったな。・・・額に肉、か」
サンジ「何処ぞのつまみ食い野郎を彷彿とさせますが・・・・これでモネ選手リードです」
ゾロ「見ろあの表情。虚無のまま青筋立ってるぞ。器用だな」
サンジ「さて、続くカイドウ選手対ルフィ選手でしたが・・・練習会の時にお互い本気になってマストをへし折ったので両者参加禁止となっております」
ゾロ「キングの奴そん時からあの顔のままだったな」
キング「俺は間違っているのか・・・・・・?能なし・・・」
クイーン「え、わざわざ帰省して相談する内容それ?」
⑥WHY?
キング「確かにこの空気に慣れない俺も悪いのだろう。だが気が緩みすぎだと思う」
カイドウ「俺も最初は面食らった」
キング「一緒にはっちゃけるカイドウさんにも面食らったがな」
カイドウ「マストは直しただろ・・・・ま、事情はあるもんだ」
キング「てっきりいい年こいて子供心を忘れられないだけでは」
カイドウ「まずは誰だ?ドレークか」
カイドウ「次にドラゴン、トラファルガー、モネ、 “黒足”、チャカ・・・・皆色々と一悶着あったようだ」
キング「・・・何かあったのか」
カイドウ「いずれお前も知る。俺が勝手に話すもんでもない・・・だが奴等はそれで日常を大切に過ごすようになった」
カイドウ「何なら率先しているのがドラゴンと“麦わら”だ。他の奴は皆こぞって命を差し出す覚悟で臨む傾向があるからな。せめて仲間に人生を楽しんでくれたら・・・とぼやいていた」
キング「人生を、楽しむ」
カイドウ「お前も慣れないのは分かるが・・・だが、こういうのも悪くはないと思える日が来るはずだ。それこそ、俺が与える事ができなかった日々を」
キング「俺は「百獣海賊団」も楽しかった」
カイドウ「「も」、か」
キング「・・・忘れてくれ」
カイドウ「ま、少しずつ頼れば良いんだ」
キング「俺が頼れるのはカイドウさんだけだ」
カイドウ「それでこそ右腕だ。ところでだが」
キング「その破壊してしまった床はカイドウさんが直してくれ、俺はロロノアを探しに行く」
カイドウ「・・・・心配は無用そうだな」
(完)