教えて!アリスせんせー!第四回
アリス「パンパカパーン!お時間いただきます、先生!バッドエンドに陥ってしまった先生を救済するこのコーナー『教えて!アリスせんせー!』。慣れてきた先生も多いと思います!」
コユキ「えっと、このコーナーに慣れるってそれだけバッドエンドになってるってことじゃ?」
アリス「何を言うんですかコユキ!このコーナーは『先生がバッドエンドになる』が条件なんですよ!つまりこのコーナーに慣れるということはわざと先生視点の時にバッドエンドになってる以外にあり得ません!」
コユキ「え!?そんな人いるんですか!?」
アリス「無数にいますよコユキ!世の中にはこういうオマケ要素を収集するのに命を懸けてるゲーマーはたくさんいます。トゥルーやハッピーだけが需要じゃないんです!このコーナーも先生から愛されているはずです!」
コユキ「な、なるほど…ん?すみませんアリスせんせー」
アリス「なんでしょうコユキ!」
コユキ「オマケ要素を全部回収することに力を入れる人はたくさんいるんですよね?」
アリス「はい!自分達が頑張って集められるものはすべて集める。ある種の性と言えなくもありません!」
コユキ「そういう人って『アリスせんせー』だけじゃなくて『道場』や『懺悔室』も集めてないですか?」
アリス「……あっ」
コユキ「それって、このコーナーが愛されてるかは、現状こちらから確認できないと思うんですが」
アリス「……うわーん!!!」
ドーン!
コユキ「うわぁっ!?なんで泣きながら光の教鞭を撃ったんですか!?」
アリス「うわーん!先生は今、アリスの純情を弄びました!そんな不良先生にアリスは育てた覚えはありません!きっとどこかで悪影響を受けたはずです!なら一度『救護』して先生を正気に戻します!」
コユキ「なに無茶苦茶なことを言ってるんですこの人!?」
アリス「光の教鞭、連射モード!」
ドーン!ドーン!ドーン!
コユキ「なんで新機能をここで使うんですか!?やめて!セット壊れるから!誰かヘルプ!ヘルプー!アリスせんせーが乱心して乱射してます!誰k」
プツン
しばらくお待ちください
パッ
トキ「どうも、裏方のアイドル、飛鳥馬トキです。ピースピース。さて、今回のバッドエンドは先生の油断が招いたことです。ミレニアムだから大丈夫だろう。自販機で買ったから大丈夫だろう。商品名にアビドスって書いてあるけど大丈夫だろう。そんな『だろう』の結果が今回のバッドエンドです。…ここまで怪しいと先生がわざと飲まない限りはこうならないと思いますが、どちらにしろ先生の責任です。私たちに会いたい気持ちもわかりますが、私たちは先生がトゥルーエンドにたどり着くことを願ってます。アリスせんせーもああは言いましたが本心では先生のハッピーエンドを願っているんですよ?では『教えて!アリスせんせー!』今回はここまでです」
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(SSまとめ)