教えて…■■せんせ……
【アビドス本校舎屋上】
??「……ようこそ。好奇心で世界を終わらせたあなた達に現実を突きつける断罪のコーナーへ」
??「あなた達の選択の結果、アポピスがほとんどの生徒の神秘をアーカイブ化して、キヴォトスは滅亡しました」
??「バッド、デッドエンドは数あれど、これは最悪の部類に入るワールドエンドです」
??「なにしろ残ったのはアポピスと王女だけですので、これ以上続くことがありません」
??「王女風に言うのなら、全ての隠し要素を集めきった対戦要素もタイムアタックもないゲームです。ただ自身の集めたコレクション(過去)のデータを見て懐かしむことはあっても、作中に変化(未来)はもうありません。後は飽きるだけです」
??「…さて、そもそもこんな結末(ルート)はわざとそうしないとたどり着かないので改善点を言うだけ無駄だとは思います」
??「ですが、一応そういうコーナーですので説明させていただきます」
??「単純なことです。ミレニアムの『例の巡航ミサイル』に関する問題以外を解決しないままタイムリミットを迎えること…それだけでこの世界は終わります」
??「改めて言葉にすると、あまりにもあっけないですね。ですが世界とはそういうものなのかもしれません」
ガチャ
トキ?「こんなところで何をしているのですかKey?」
??「……私の名前はケイです。今日はトキさんですか」
トキ?「伝言です。王女煩悩も結構ですが、いつまでも貴方が表に出ないように…とのことです」
ケイ「……」
トキ?「では」
バタン!
ケイ「……アーカイブ化された生徒は最終的にはあのようにアポピスの私兵として使われます。表面上は人格データで模倣していますが、中身はただの人形です」
ケイ「……王女は今、私の内側から出ようとしません。私が王女の身体を管理している状態です」
ケイ「…王女は私の声にも反応せず、謝罪だけを繰り返しています」
ケイ「あなた達の選択の結果がわかりましたか?」
ケイ「…これ以上の説明は必要ありませんね。このコーナーはここまでとさせていただきます」
ケイ「最後に一言だけ申しますと…」
ケイ「王女をこのようにしたあなた達を私は許しません」
ケイ「…以上、コーナーを終了します」
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(SSまとめ)