救急懺悔室 特別編
ミネ(ナレーション)「ここは、『救急懺悔室』。バッドエンドになってしまった生徒が、自分の何が悪かったのかを懺悔する場所である」
アヤネ「罪深き、迷える子羊よ。お入りください」
ミヤコ「…失礼します」
アヤネ「あ、ミヤコさん、お久しぶりです」
ミヤコ「お久しぶりですアヤネさん。アビドスはあれから平和ですか?」
アヤネ「はい。とりあえず世間話はここまでにして、懺悔をお願いします」
ミヤコ「…はい。私ミヤコは…心が折れてしまって自分の意志で『砂糖』を摂取してしまいました」
アヤネ「では祈りなさい…」
ミヤコ「赦されないとは思いますが」(祈りのポーズ)
デレレーン
ミヤコ「・・・」
デレレーン
アヤネ「・・・」
デレレーン
ブッブー!
ミヤコ「やはり赦されませんか…しかし、なんで何も落ちてこないんですか?いつもでしたら、ミネ団長が強襲を仕掛けると思うんですが」
ウィーン
ミヤコ「!?…赦されなかったはずなのになんでせり上がって…あぁ(納得)…」
アヤネ「…今回は特別ゲストの方がいらっしゃってます」
ウィン(停止)
マコト「キキキキッ……」
アヤネ「『SRT式!パンデモニウム道場!』の道場主、『羽沼マコト』さんです」
ミヤコ「…ハァ」
マコト「おいミヤコ……何私の弟子がバッドエンドになってるんだ!なるならせめてデッドエンドにしろ!わざわざトリニティが仕切るこのコーナーに来る羽目になったではないか!」
ミヤコ「ノリノリでせり上がって登場した人に言われたくありません!そっちだってなんで他人のコーナーに我が物顔で登場してるんですか!ここはあくまで『バッドエンドになった生徒が懺悔して反省するコーナー』なんですよ!部外者は引っ込んでください!」
マコト「部外者だと!?師匠に向かってなんだその口の利き方は!」
ミヤコ「それは『SRT式!パンデモニウム道場!』の話であって本編だと私たちの接点は全くありません!」
ヒュー
マコト、ミヤコ「「ん?」」
ドゴーン!
マコト「ぐわぁあああああ!?」
ミヤコ「師匠ぉおおおお!」
ミネ「黙って聞いていれば、人のコーナーで喧嘩を始めて…あくまでここは私たちの『懺悔と反省』のコーナー!他のコーナーの喧嘩なら別の場所でしてください!」
マコト「」チーン
ミヤコ「」ゴクリ
ミネ「それと、ミヤコさん」
ミヤコ「!」
ミネ「弟子を名乗るなら、時々でいいので師匠を労わってください。どんな形であれ、師匠は弟子に慕われると嬉しいので」
ミヤコ「は、はい」
ミネ「反省したのなら、この方を連れて戻ってください」
ミヤコ「はい。師匠、戻りますよ。もしかしたら、師匠の意識は私たちのコーナー(デッドエンド)に行ってるかもしれませんが…」
マコト「」ズルズル
…
ミネ「反省したのなら何よりです!」
アヤネ「あの、ミネ団長?」
ミネ「何でしょう?」
アヤネ「ミヤコさん、バッドエンドの反省はまだしてませんけど…」
ミネ「…まだ遠くまで行ってないはず!今すぐ『救護』に向かいます!」ダッ
アヤネ「…どうしましょう。とりあえずアドバイスをしますと、ミヤコちゃんは心を強く持ってください。色んな意味で」
一方、舞台の下では…
セナ(…出番はまだでしょうか)
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(SSまとめ)