救乙女の堕楽 後編

救乙女の堕楽 後編



 汗を流して身を清めたソフィアが寝室に戻れば、姉であるイレーヌが物憂げな表情を浮かべて椅子に座っていた。

 その姿は愁いを帯びた深窓の令嬢といった趣きで実に絵になるが、近ごろの彼女は何だか様子がおかしかった。


 表面上はいつもと変わらない、ちょっとお節介で過保護だが優しく頼りになる姉そのものだ。


 同じチーム・リリウムのメンバーであるエリスやステラに尋ねても、きっとそのように答えるだろう。


 しかし、彼女たちよりも近くで接することの多いソフィアは気づいていた。


 イレーヌは少し前からふとした瞬間に現在のような物憂げというか、心ここにあらずという表情を浮かべていることが多くなった。

 その原因が何なのかは分からなかったが、そんな姉を目にしたらソフィアは声をかけずにはいられなかった。


「その……えっと。イレーヌ、戻ったぞ」


「……っっ。あぁ、ソフィアちゃん。それじゃあ、わたくしも汗を流してくるわね♪」


 イレーヌは優しく微笑むと、準備していた着替えなどを手に取って立ち上がる。

 そしてソフィアが続けて何かを言うよりも早く、彼女は足早に部屋を出て行ってしまった。


 まるで何かを言われることから逃げようとしていたように見えたのは考えすぎ、なのだろうか。


「……イレーヌ、姉様」


 そう言えば、イレーヌから誘われて最期に一緒に入浴したのはいつだったけ。


 ソフィアはそんなことを思いながら、ゆっくりと閉じる扉をただただ見つめることしかできなかった。



 浴室にシャワーの流れる軽やかな音が重なり合うように響き、湯気が立ち込める。

 本来であればお湯の無駄遣いは絶対に控えるべきなのに、自分の行いを仲間たちに気づかれないようにする手立てがいまのイレーヌにはこれくらしか思いつかなかった。


「はぁ……あぁっ、っっ……んんぅん♥」


 彼女は壁に背を預けながら、白魚のような指数本を秘裂に埋めて蜜壺を激しく掻き回す。

 その口から荒い息が零れ、たわわに実ったおっぱいが飛沫を飛ばしながらたぷんたぷんと揺れている。


 透き通るようなイレーヌの肌には先日刻み込まれた吸い跡や揉み跡が未だに残り、熱を帯びながら疼き続けていた。


 それに導かれるかのように彼女は乳房に手を伸ばし、荒々しく揉みしだき始める。


「あぁ、っん……あっ♥ だめ……だめっ、ぜんぜん……足りないぃ♥」


 噛み跡が残るぷっくりと膨らんだ乳首を指で抓り、イレーヌは淫らに表情を歪ませる。


 あの男に辱められてから、イレーヌの身体は常に疼きを覚えるようになっていた。

 決して被虐趣味があるわけではないし、件の資産家の息子に犯されたのは忌まわしき出来事であるとちゃんと思っている。


 でも……それでも何かが致命的なまでにズレてしまったかのように彼女の身体は疼き、満たすための自慰は日に日に激しくなるばかりだった。


「っっう、あぁん♥ んんっ……、うぅっ、ううう~~っっ!!♥♥」


 イレーヌは豊満な身体をくの字形にしながら、嬌声を噛み殺すようにあげる。

 猛烈なまでの虚脱感に襲われながら、彼女はその頭をゆっくりと壁にもたれさせた。


 その間にもシャワーは無機質にお湯を流し続け、イレーヌの頭上から水流が降り注ぎ続ける。


「わたくしは……、わたくし、は……」


 イレーヌは顔を俯かせながら、壊れた機械のように沈んだ声で呟く。

 ヴェールのように広がるロングヘアが湿り気を帯び、無性に重たく感じられた。



「むふふふふっ。また会えたねぇぇ、イレーヌたん♡♡ ぐふぅ、ぐふふふふっ!! あぁ、あぁ……ボクの超絶テクがそんなにも忘れられなかったんだねぇぇっ!! イレーヌたんってばえろえろシスターなんだからなぁもう!!! でも、ボクはそんなイレーヌたんがだぁいすきだから安心してねっ!!!!」


 イレーヌが案内されて寝室の扉を開ければ、でっぷりと太った醜男が腹の脂肪を揺らしながらニタニタと笑っていた。

 またしても裸で歓待している彼はこの瞬間が訪れることを確信していたと言わんばかりに上機嫌だ。


 しばらくして彼女は教会を支援する資産家の息子が住む邸宅を再び訪れていた。

 だが今回は教会上層部から通達があったり、男から呼び出されたわけではない。

 他ならぬ男自身が以前言ったように、イレーヌ自身の意思で来訪することを選んだのだ。


 はっきり言って男のことは嫌悪しているのに、それでも彼女は選ばずにはいられなかった。


「ちがっ、わたくしは……っ」


「ぶふふっ、大丈夫だいじょおおぶ。皆まで言わなくてもボクはイレーヌたんのことをちゃあんと分かってるからああ!! それより、そんなことよりも今回はイレーヌたんのために衣装を用意したんだお!!! もちろん着てくれるよねぇぇっっ?」


 男が指さした先をイレーヌが見れば、開け放たれたクローゼットのハンガーに上下のつながった紺色の水着がかかっていた。

 特徴らしい特徴はサイドに白いラインが入っているくらいしか見当たらない地味というか無難なデザインであると言えよう。


 イレーヌが首を傾げていると男は聞かれてもいないのに上機嫌に説明し始めた。


「それは昔は学校でも着られてという由緒正しい、スクール水着だおぉぉっっ!! 次にイレーヌたんが来たときに着てもらおうと思って特注品を用意したんだよおお。もっちろんサイズも大丈夫だから、さぁさぁっ着てみて着てみてっっ!!」


 男に促されるままに水着に手を伸ばしかけて、イレーヌはふと止まってしまう。


 このまま言われた通りに着替えて、また辱められていいのだろうか。

 いや、でも……彼とその親である資産家がエクソシスターたちに強い影響力を持っているという点は一切変わりがない。

 イレーヌがどれほど嫌悪していようとも男の要求には従うしか道は残されていないのだ。

 自分自身の意思でまた来ることを選んでしまったのであれば猶更。


 だから……、これは仕方がないことなのだ。


「ああっ。違うっ、違うよぉイレーヌたぁん!」


 イレーヌが水着を手に部屋の隅に行こうとすれば男は慌てて声をあげた。

 彼女が振り向くと彼は脂肪に埋まった顔をいやらしく歪めながら説明し始める。


「そんな隅っこじゃなくて、ボクの目の前で脱ぎ脱ぎしてお!! だってボクとイレーヌたんは愛し合った間柄なんだから、別に隠す必要なんてないもんねぇぇっ!! だから、ボクの前で生着替えしてくれるよねええっっ!!!!」


「……っっ、はい」


 背筋がぞわぞわと震えて全身が強張るのが分かるが、イレーヌは頷くほかなかった。


 ベッドの上でどっしりと構えている男の真正面にゆっくりと移動すると、彼女は自らの制服に微かに震える手を伸ばす。

 いやらしい視線が注がれているのを感じながらも、イレーヌは緩慢とした動作が少しずつ脱ぎ進めていく。


「おほおおおっ、イレーヌたんってば今日も黒のレースの下着をつけてるんだねっ!!! いいねっ、いいねっっ!!! イレーヌたんみたいな子がそんなえろえろ下着をつけてるんだなんて、ボクの息子が一気に元気なってきたおおお!! イレーヌたんの脱ぎたて下着をクンカクンカしながら一発抜くのもいいかなああ、ぶへへえええ」


 男が下卑た笑いを浮かべながら捲し立てているが、それはノイズなんだと言い聞かせながらイレーヌは粛々と脱ぎ進める。

 そして一糸まとわぬ姿になり、指定された水着をあらためて手に取って気づいた。


 伸縮性のある生地を使用しているのは一見しても分かるが、それを勘案しても思った以上にサイズが小さいのだ。

 本当に適切なサイズなのだろうかと疑問に思わざるを得ないくらいには。


「どうしたの、どうしたのかなああ固まっちゃってイレーヌたんっ!! あれかなあれかな、もしかしてそのままボクとえっちしたいっていう交尾サイン???? そういうのも悪くない、むしろいい!!! だけどボク的には早くスク水イレーヌたんを拝みたいおおお!!!」


 イレーヌが困惑して身体を強張らせていると、男がベッドをバンバンと叩きながらがなりたてる。

 我に返った彼女はもう迷っている猶予はないと判断して、とにかく着替えることを選択した。


 結論から言えば、思った以上の伸縮性で背が高めのイレーヌでも問題なく着ること自体はできた。

 しかしスクール水着はイレーヌの豊満な身体のラインを鮮明に浮かび上がらせ、いまにも音を立てて破れてしまいそうに見えるくらいに彼女をミチミチと締めつけている。

 何よりも胸元に至って完全に覆いきれておらず、彼女のたわわに実ったおっぱいは谷間を鮮明にしてその存在をむしろ激しく主張するような恰好になっていた。


 やっぱり何か間違っているのではないかとイレーヌが疑問に思っていると、男が歓喜の声をひと際大きく上げた。


「うへぇひひひひっ、いいおいいおおおっっ!!! ボクが睨んだ通りに、スク水イレーヌたんはやっぱりえろえろだあああっ!!! じゃあじゃあ、早く早くこっちに来てっ!!」


 満足そうな彼の表情から察するにこれでいいらしい。


 これから何をされるかは最早想像もできないが、どうせらくでもないことなのだけは間違いない。

 それでも逆らったりはできないのだと言い聞かせながら、イレーヌは男の隣に腰かけた。


「げひひひっ、イレーヌたんってばやっぱりいい匂いがするおおおっ!! クンカクンカもいっぱいしてあげたいけど、それ以上にやりたいことがあるんだああ。今日もボクが超絶テクでいっぱい気持ちよくしてあげて、イレーヌたんを頭おち×ぽにしてあげるからねっ!!!」


 男は突き出すようにした人差し指をワキワキとくねらせると、伸びた爪でイレーヌのおっぱいの先端を軽く引っ掻いた。


「ひうっ♥♥」


 全身に軽く電流が走り、イレーヌは甲高い声をあげながら豊満な身体を震わせる。

 それに気をよくしたのか、男はニタニタとねっとりとした笑みを浮かべながらイレーヌの乳首をスク水越しに再び掻き始めた。


「ぐひひひっ、この水着はカリカリしやすいようにちゃあんと薄い生地で作ってあるんだああ。だから、このままイレーヌたんの乳首がぷっくりえろえろ乳首になるまでボクがちゃあんとカリカリしてあげるからねっ!!!」


「っあ、あぁん♥♥ ああっ、つぅうん、っああん♥♥♥」


 かりっ、かりかりっ、かりかりかりかりかりっっ!!!


 ただ乳首を引っ掻かれているだけなのに、あれだけ激しくした自慰よりもずっと気持ちいい。


 心は認めたくないのに身体はハッキリとその事実を分からされてしまって、イレーヌは男に向かって求めるように胸元を突き出してしまう。

 そして引っ掻かれる度に乳首が少しずつ硬さを帯びていき、それが水着の生地と擦り合って無限に快楽をもたらし続けていた。


 全身を走る痺れるような刺激とおっぱいの先端を襲うムズムズとした切ない感触がイレーヌの瞼の裏をチカチカと点滅させていく。


「おほおおおっ、イレーヌたんの乳首ってば水着越しにも分かるくらいにぷっくりコリコリになってきたねええ!!! むふふふふぅ。このまま続けるのも悪くないけど、カリカリはあくまで準備運動。そろそろ本番に移らないとねええ!!!」


 手を引っ込めた男はイレーヌの胸元を見ながら下品な笑みを浮かべる。

 彼女の乳首は愛撫によってぷっくりと膨らんでおり、締めつけるような水着の布地に圧迫されながらもその存在をはっきりと主張していた。


「っああ、あぁ……ふぇ?♥♥」


 そして彼が唐突に引っ掻くのを止めてしまったためか、イレーヌの口から残念そうな声が漏れた。

 それを聞いた男はとても満足そうにニタァとにやけながら、重なり合った腹の脂肪を揺らして笑った。


「にひっ、にひひひひぃっ。イレーヌたんのおねだりぃぃぃっ!!! でもでもお、これ以上カリカリやるとイレーヌたんのママおっぱいミルクサーバーが溢れ出しちゃうからなあああ。ボクは一滴残らずごきゅごきゅしたいからさああ。

 イレーヌたんのおっぱいミルクサーバーは可愛い可愛い赤ちゃんであるボクの物なんだから、分かってくれるよね?」


 向けられた男の目がそれを復唱しろとイレーヌに暗に告げていた。

 彼女の中に残った理性が弱々しく警鐘を鳴らしていたが、すでに快楽によって蕩けつつあった彼女の頭はそれを最早受け付けていなかった。


「……えぇ、わたくしのおっぱいは可愛い赤ちゃん専用のミルクサーバーでちゅよ♥♥」


「おおおおっっ、おほおおおっ!!! イレーヌたんっ、イレーヌたんっっ!!! ママっ、ママぁああああ!!!」


 男は叫びながらイレーヌのスク水の肩紐を勢いよく下ろすと彼女のたわわに実ったおっぱいをぷるんと露出させた。

 そのまま二つの果実を挟み込むように掴むと、それぞれに先っぽでぷっくりと膨らんでいた乳首を重ねるようにしながら口に含んだ。


「れろお、れろれろれろれろぉおおおっ!!! ずずっ、じゅぽおおお、じゅぽぽぽぽぽおおおおおっっっ!!!! ずずずっずぞおおおおおっ、おおっ、れろれろれろれろぉ!!!!! ミルクミルク、ママミルク出ろおおおおっ!!!!」


「ああっ、つうぅん、あああっ!!♥♥♥ ああぁん、ああっ、ああぁん♥♥♥ 出る出ちゃうぅっ、先っぽからいっぱい出ちゃうからああああっっ!!!♥♥♥ っうううん、んひぃぃぃっっ!!!!♥♥♥♥」


 甲高い嬌声をあげ続けていたイレーヌが、その豊満な身体不意に思い切りを仰け反らせる。


 膨らんだ乳首を舌で舐めたり吸ったり弾いていた男が唐突に思い切り歯を立てたのだ。

 そして仕上げと言わんばかりに更に強い力でイレーヌの豊かなおっぱいを引っ張るように吸いながら責め始めた。


「ずぞぉお、ずぞおおおおおおおっっっ!!!! れろれろぉおおっ、じゅぽぽぽぽおおおっ、じゅぷううううっっ!!!! かりかりかりかりぃぃっっっ!!!!!」


「あ゛あっ、あ゛あ゛っ……、あああっ、あっ、あああ~~~っっっ!!!!♥♥♥♥」


 びゅううううっ、びゅうううっっびゅうううっっっ!!!!!♥♥♥♥


 イレーヌの白く濁った視界が弾け、彼女は叫びながら上半身を突き出すように仰け反らせた。


 その乳首からは母乳がまるで洪水かのように勢いよく噴出し、男の喉奥に直接注ぎ込まれる。

 彼は至福の時間だと言わんばかりに表情をだらしなく弛緩させながら、喉を鳴らして母乳をしばらくの間ひたすら嚥下し続けた。


「ごきゅごきゅごきゅごきゅ……んくっんくぅ、ぷはぁぁっ!!!! う~ん、イレーヌたんの母乳はやっぱりサイコオオっっ!!! ぶへへええっ、もう毎日でも飲みたいなあああっっ!!! イレーヌたんのおっぱいがない生活なんてツラすぎて、もう考えられないおおおっっっ」


 男は口の端から母乳を溢れ出させたままイレーヌのおっぱいに頬ずりを繰り返す。

 彼女は男の後頭部をゆっくりと撫でながら、辺りを漂っているあまりにも濃いミルクの匂いに表情を強張らさせずにはいられなかった。


「ママああ、ママあああっ。ボク、おち×ちんがムズムズしてもう我慢できなお!!!」


「……っう、それじゃあヘコヘコぱんぱんして気持ちよくなりましょうね♥」


 男はまるで純真無垢な子どものように弛んだ顔を縦に振ると、その勢いのままにイレーヌをベッドの上に押し倒した。

 そして彼女の足首を持って両脚を持ち上げると、それをイレーヌ自身に強引に持たせたのだ。


「おほおおおっ、イレーヌたんのおま×こがまんぐり返しで見え見ええっっ!!! もうこんなに濡れ濡れしちゃってるだなんて、やっぱりイレーヌたんはボクのごきゅごきゅが好きなんだねぇぇっっ!!!!」


 でっぷりと太った男はゆっくりと身体を起こしながら、イレーヌの尻肉をさわさわと撫で回す。


 以前のような気持ち悪い感覚とあまりにも恥ずかしい体勢で正直このまま消えてしまいたいくらいなのに、一度経験してしまっているからこそ……犯されたときの感覚が鮮明に蘇ってきて。

 決して自慰では味わえなかった快楽に浸れる喜悦を期待している自分が欠片ほどでもいることに気づかされてしまって、それがどうしようもないくらいに嫌だった。


「むふっ、むふふふっっ!!! お待たせしちゃったねぇええ、イレーヌたん♡ でもでもお、大丈夫。ボクがイレーヌたんが頭おち×ぽになるくらいに気持ちよくしてあげるからねぇえええ!!!!」


「かひゅうう、んぐうう、っあああん♥♥♥」


 男はイレーヌのびっしょりと濡れたショーツをズラしながら挿入し、そのまま彼女に覆い被さるようにして上から抱きついた。


 その圧倒的な質量に更に重力が加わって、男の肉棒がイレーヌの最奥を突き立てるように抉る。


「ぶへえええっ、やっぱりイレーヌたんのおま×こ最高ぅぅぅっっ!!!! こんなのを味わったら有象無象の女じゃあもう満足できないおおおお!!!!! 病みつき病みつき、もう腰も止まらない!!!!!!」


「っあああん、ああん、あひゅうう、っああん!!♥♥ ああっ、んんっ、っああ、ああぁん!!!♥♥♥」


 男がゆっくりと腰を引いてイレーヌの身体に思い切り打ちつける度にばちゅんという破裂音が寝室内に響き渡る。

 イレーヌの蜜壺から溢れ出た愛液が掻き回される度に泡立って飛び散っていく。


「むほおおおおおっ、おねだり締めつけまでえええ!!! イレーヌたんってば何から何までやっぱり最高ううううっっ!!!! 決めた決めたっ決めたああああっっ。イレーヌたんは下劣な庶民なんかのためのエクソシスターなんかじゃなくて、ボク専用ママ決定いいいいっっっ!!!! ママっ、ママぁあ、ママああああああっっっ!!!!!」


 男は激しく腰を振りながら一方的に捲し立てて、イレーヌのおっぱいに顔を寄せた。

 そして先ほどと同様に彼女のたわわに実った果実をまとめるように掴むと、硬さを帯びたままの乳首を二つまとめて口に含んだ。


「れろおおっ、れろれろれろおおおぉっっ!!! ずぞおおおおっ、ママミルク、ママミルクうううううっっ!!!! れろれろれろれろおぉっ、かりかりかりかりぃぃっっ!!!!」


「……あ゛っ、らめらめぇイぐイぐイっぢゃううう、壊れぢゃううううっっ♥♥♥ そんなにされたら、わたくしどうにがなぢゃいますがらああああっっ!!!!♥♥♥♥」


 両脚を抱えさせられている体勢のために抵抗が一切できず、イレーヌは辱めを泣き叫びながら受け入れ続ける。


 膣内の気持ちいいところを抉られ続ける快楽がまるで風船のように膨らみ続け、それと同時におっぱいを暴力的なまでに弄られる刺激が重なり合って拍車をかける。

 そして膨らんだ熱が思い切り弾け、イレーヌはその衝撃に屈して意識を手放した。


「あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~っっっっっ!!!!♥♥♥♥」


 びゅううっっ、びゅうううっっ、びゅううううううううっっっっ!!!!!♥♥♥♥


 イレーヌは咆哮のような嬌声をあげながら、その豊かな身体をびくんびくんと跳ねさせて男の口内で母乳を再び噴出させる。

 男はその腰を彼女の身体に思い切り押しつけるようにして、その子宮をめがけて精の奔流を注ぎ込み続けた。



「ちゅぱちゅぱ……っ、ママぁ、イレーヌママぁ……」


「よちよち♥」


 イレーヌが疲労した身体を横たえさせると男は再び覆い被さっておっぱいを吸い始めた。

 先ほどまでとは違う甘えるような舌遣いにイレーヌは内心安堵しながら、男の後頭部をゆっくりと撫で続ける。


「――そういえばぁ、イレーヌたんのチームには他にも女の子がいるんだよねえ? イレーヌたん一人だけボクのママっていうのも寂しいだろうから他の子も呼んであげるなんてどうかなああ?」


 男は冗談めかした口ぶりで話しているが、イレーヌは身体を強張らさせずにはいられなかった。

 甘え続ける男に愛おしむような笑みを浮かべながら彼女はゆっくりと口を開く。


「わたくしだけがママでは赤ちゃんは嫌?」


「うっ、うぅん。そんなことないっ、そんなことないよっっ!!! イレーヌたんは最高のママだもんっ。ごめん、イレーヌたんっ。ボクの気の迷いだったおおおっ!!!」


「うぅん、いいのよ。よちよち♥ 可愛い赤ちゃん♥」


 イレーヌが褒めるように頭を撫でれば男は赤ちゃんのようにバブゥと鳴く。


 リリウムの子たちに手を出すなんて約束が違う。

 本当はそう言って男を咎めればよかったのに言えなかったのは何故なのか。


 イレーヌはおっぱいをちゅぱちゅぱと吸い続ける男を甘やかしながら考えずにはいられなかった。

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