揺籃

揺籃



王ロー×(既に堕ちてる寄生済みロビン+堕とされるナミ)

がっつりR-18

バチクソに♡喘ぎがある




 ロビンはもともと可愛くて素敵な人だったが、ここ最近、ふとした仕草や表情が色っぽくなった。

 ロビンにも春が来たのかしら、変な男に引っかかってたら男をぶん殴ってやらないと、と呑気に思っていた。


 サニー号の女子部屋のドアを開けると、暗い部屋の中で動く影があった。

「あっ♡、あぁん♡♡」

 奥から聞こえる甘い声。白い背中に、艶やかな髪がもつれ、張り付いている。

 非戦闘員ながら戦闘もこなすハリのある美しい背に回された腕は、見覚えのありすぎる刺青に彩られていた。

「ロビン……?トラ男……?」

 恋愛にかまけている暇なんてなかったけど、裸の二人が一つのベッドで何をしているかなんて、自分だって経験したことだ。分からない訳がなかった。

 しかし、あのロビンがという驚きと、あのトラ男とという驚きに、扉を開けたまま動けなかった。

「ああ、ナミ屋か」

「あら、ナミじゃない」

 先程まで愛し合っていた二人は、服も着ずにすたすたとこちらへ歩いてくる。ロビンの太腿は白い液体で汚れているのが目に入って、思わず目を逸らす。

「ちょ、ちょっと二人とも!」

 視線を逸らしていたせいで、腕を強く引かれたことに抵抗できなかった。そのままローの胸に倒れ込む。

 急な事態に混乱していると、ローに腰に手を回され、顎を持ち上げられる。

「ちょ、な、んむっ!?」

 文句を言う前に、唇を塞がれた。ローにキスをされたのだ。

 咄嗟にローを突き飛ばす。

「き、急になんなのよ!ていうか、あんたロビンと付き合ってるんじゃないの!?」

 ローを睨みつけると、目の前にいるローの異様さに気がついた。

 目だ。

 暗がりなのに目がぼんやりと光って、ときおり痙攣するように、瞳が不自然に動いている。

「なんだ、強情だな」

「と、トラ男……?」

 一歩後ずさると、ドアではないものに当たって、驚いて振り返るとロビンがいた。

 ロビンに後ろから手を回され、緩く抱きしめられる。

「ナミ、あなたも一緒になりましょ♡」

 そう言って笑うロビンはいつもの可愛い笑顔と違い色っぽくて、しかし、同じく異様だった。歴史を紐解くロビンの理知的な目は、瞳孔を中心に、幾重にも重なったような玉虫色をしていた。そしてなにより異様なのは、瞳の色が脈打つように蠢いていることだ。

「ロビン……?なに言って、」

 二人がおかしい。早くみんなに知らせないと。

 どくん!

「あ、あっ、なに……?」

 身体が冷えるような、熱いような、ぐるぐると何かが渦巻いて、動けなくなる。

「効いてきたか」

「効く……?あンっ!」

 ロビンの手が腰を這う。ゾクゾクとした震えが駆け上がる。

「ナミったら、可愛い声を出すのね」

「や、ぁ…」

 ビキニの紐が解かれ、ロビンの細い指が胸をやわやわと揉む。ロビンが胸や腰をナミに押しつけ、擦り寄る。

 ロビンにそんなふうに触られたことなんてない。あまりのことに頭が真っ白になる。

「なに、じきに悦くなる」

 ローが目を細めて薄く笑う。言いようもない恐ろしさ、しかし、その表情に胸が変に脈打つのを感じた。

 ローの顔が近づいてきても、今度は拒むことができなかった。

 唇を食まれ、湿った舌が口内に侵入する。長い舌は口内をまさぐり、舌を絡め取るように吸う。上顎をくすぐられ、何度も角度を変えて深いキスをされる。口付けの合間にとけた声がこぼれて、縋るようにローの背中に手を回す。

「んっ、ふぁ、ちゅ、ふ……、あ………?」

 不意に、長い口付けから解放される。

 離れてくローの体温に、なぜだか裏切られたような気分になる。触れ合った舌と胸の熱さが恋しくて、ローに抱かれたい気持ちが抑えられない。

 ダメ、ダメ!トラ男はロビンの恋人なんだから!!

 大事なクルーで、家族同然の存在であるロビンのことも、同盟相手のローのことも裏切ってしまう気がして、自分の腕を抱いて胎が疼くのを必死に我慢する。

 そんなナミの様子に、ロビンが小さく笑って囁く。

「我慢しなくていいのよ……。ナミはもう私たちの家族(同胞)なんだもの」

 だったら尚のことセックスなんてできない。そのはずなのに。

「同胞(家族)……?」

 同胞(家族)なら、セックスしたっていいじゃないか。そんな思いが不意によぎる。

 顔を横に向けると、ロビンの顔が近くにあった。あれほど恐ろしいと思ったロビンの瞳を見ると、なぜだか心が落ち着いて、蠢く瞳に吸い込まれそうな……。

「ああ、おれたちは同胞だ」

 ローが反対側の耳元でそう囁いた。落ち着いた声に、肌がぴりと粟立った。脳の中心が解けていくような、何か大事なものを手放してしまったような……。しかし、あまりに大きな悦びがあって……。

「ああぁっ!♡♡」

 不意に性感がはじけて、太腿が濡れた。

 がくんと膝が崩れ落ちて、床に倒れ込む前にローの腕に支えられる。そのまま抱き上げられて、ベッドに降ろされる。

 いつもロビンと寝ている広いベッドに、3人分の体重がかかり、ギシと軋んだ。

 靴とジーンズが脱がされて、ナミの体に纏う衣服は下着だけになった。

 その下着の上から、ローの指が割れ目をゆっくりとなぞる。

「ん、ぁ……、直接さわってぇ……♡」

 ナミの懇願に、指は変わらず下着越しにすりすりと下着ごしになぞるだけだった。それだけの弱い刺激なのに、ゾクゾクと震えが止まらなくて、軽くイッてしまった。

 やっと脱がされた下着は恥ずかしくなるほど塗れていた。

 ローに脚を開かされ、ぐっしょりと濡れた秘所を晒される。その足の間に、ローの舌が伸びる。

 誘うように口を開けた奥に舌を入れて浅いところを刺激されたり、器用に皮を剥かれ、敏感になった肉芽を舐められ、吸われ、甘噛みされる。

「やああっ♡!ひっ♡、イっちゃ、すぐイっちゃうう♡」

 宣言通りにあっと言うまに絶頂を迎えたナミの潮がローの顔を濡らす。

 ローが手の甲で滴る潮を拭うと、ロビンがローの唇を奪う。先程までナミの秘所を舐めていた舌に、自分から舌を絡める。

「ナミの味……♡」

「お前な……」

 ローの舌を舐め回して、満足そうに蕩然とロビンが呟く。その言葉の悪趣味さにローが閉口する。

「ロー♡はやく入れてぇ♡」

 ねだられるままに、硬く反りたった屹立を挿入する。

「あ♡、あっ……♡や、ぁ……………っ♡♡♡」

「っ、は…、気持ちいいなぁ?ナミ」

 覆い被さるように体を丸め、耳元で囁く。それだけでイッてしまいそうで、ローの背中に回した手に力がこもる。

 ビクビクと震える肢体に、ゆったりと腰を打ちつける。

「はぁ、ん♡、んっ、ぁ♡、あッ♡、だめ、ん、んンッッ♡♡、あぁッ!!♡♡」

 浅いところを突かれたかと思うと、奥をぐりぐりと押し上げられる。巧みに絶え間なく絶頂に襲われ、降りられない。

「イッてる♡イッてるからぁ♡♡ろぉ、だして♡なかにだして♡♡」

 脚を腰に絡める。ローも限界が近いのか、だんだんと抽送が早まる。

「あえっ♡、あッ♡♡はひ、はひゅ…♡♡あぁッ♡あ〜〜〜ッ!!♡♡」

「はあっ、ナミ、出すぞ…….」

「ぁ、あああっ〜〜〜〜!?♡♡」

 胎の奥に精が注がれる。精の熱さと勢いを感じながら、ナミは自身の新たな異変に目を見開く。

「あぁッ!?♡、おなかッ♡♡、おなかきもちいい♡♡♡いくの、とまらな♡、〜〜〜〜ッ♡♡」


 ナミの胎の中、本来人間の胎児が育まれる器官は、蟲の揺籃へと姿を変え始めた。じきに、蟲を宿すことが一番快いと感じるようになる。



 ローとナミのまぐわいを静観していたロビンだが、ナミが完全に堕ちたのを確信して、ローにしなだれかかる。胸や腹にキスを降らす。

「ひどいわ、こんなに放っておくなんて……」

「これからうんと気持ちよくしてやる」

 なだめるようにロビンを抱きしめ、こめかみにキスをする。

「ナミにしたように、私にもしてくれるでしょ?」

 そう言って、ロビンは膝を立てて脚を開く。その間からはローによって注がれた白濁がどろりと溢れる。ローは溢れる白濁を浅く指を入れて掻き出す。多少種が減ろうが、それ以上に蒔くだけだ。

 幾度となく精を注いだ陰部に舌を這わせる。

「はあっ♡ン、んんッ♡あっ!もっとぉ♡、ひゃああッ♡♡」

 反応のいい陰核への刺激を中心に、陰部への奉仕を続ける。陰核を甘噛みすると、どろりと白濁した愛液を溢して甘イキする。

「ああぁっ!!♡♡、イク、イクっ♡♡やぁあああっ♡♡♡」

 ぴしゃぴしゃと潮を吹いて、ロビンは絶頂した。

 絶頂の余韻に震えながら、ふとベッドに横たわるナミを見ると、痙攣するかのようにがくがくと跳ねていた。

 先程産み付けられた虫によって、胎を作り替えられている最中なのだ。

ロビンは能力を使い、ナミの体を起こす。

「ナミ、起きて」

 ローの体にも手を生やし、ナミとローをキスさせる。

「おい、っ、ん、ふ………」

「………?っ、むっ…………♡、んッ、ぁ……♡、ぅ…………♡」

 口を合わせると、ナミの舌が侵入する。その舌に答えるようにローが舌を絡めると、ナミの舌がより大胆に、求めるように絡みつく。朧な意識の中、身体が、蟲が王の寵愛を求めてキスをする。

愛液の味がぼやけて無くなるころ、ようやく口付けが終わる。ベッドに沈むナミは焦点の合わない目をして、腰の下のシーツはすっかり濡れていた。

 前後不覚の状態のナミを見て、笑みを深める。

「うふふ、これが私の味よ、覚えてちょうだいね」

 文字通り身体が作り替えられるほどの快楽でほとんど意識のないナミの額の汗を拭う。

「もっと優しくしてやれ」

「しょうがないじゃない、ナミが可愛いんだもの」

 ローの首に手を回して、上に乗る。

 ナミが来る前にもなんどもロビンと交わっていたが、ローの陰茎は変わらず硬く勃起している。

蟲の作用により、生殖細胞の生成が活性化する。それは主に男性体に作用し、精子および精液の生成が増幅するのだ。

 ぬかるんだ秘部に、硬く反りたったものが飲み込まれていく。

「あ、ハ……♡きた……ッ♡♡」

 腰を上下に動かし、自分のイイところに当てる。待ちわびた快楽を、ロビンは一身に享受する。

「んっ♡、ああっ♡、だして、だして♡いっぱいついて♡♡わたしのナカにいっぱい♡♡」ロビンのおねだりに答えるように、ゆらめくロビンの腰を掴み、下から突き上げる。

子宮口──蟲を育む揺籠の入り口を突かれ、快楽に喘いだ。

「あんっ♡、ろー♡♡ろぉ♡♡」

 王の寵愛を一身に受け、妃は王の名を呼ぶ。

 暗い部屋で、二人の瞳がらんらんと輝いていた。






「いやー、ロビンさんナミさんとの絡みがいっぱいあるじゃないですか。マジでこの役やっててよかったって思いましたね」

「おい!!」

「ついに正体を現しやがったな!!!」

「女の子たちみんな騙されるなよ!!コイツむっつりスケベだぞ!!」

「絡みってwww」

「役得だって思うくらいいいでしょ!!おれだって男なんだから!!!」


 その日、むっつりローという単語が無事SNS(新時代ネットワークサービス)でトレンド入りを果たし、ローのいじられネタにセルフガチャ目とむっつりスケベネタが追加された。


バラエティーオチ


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